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斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

姑と姑の姑(前編)

この日記は、姑に子供を預けられるまでの、それまでの姑との思い出を語るものです。

 

以前、id:yuta25さんと、id:tamansaさんにご希望頂いたエピソードです。この一連の姑シリーズでは一番強烈なエピソードの一つとなりますので、ぜひ楽しんでください。

 

以前、姑のことを、

姑が頭がおかしいのは初見で分かりました。

姑との出会い - 斗比主閲子の姑日記

などと酷いことを書いてしましました。初めて会った時の偽らざる本心であるものの、今となってはそんなことを思ったのを申し訳なく思っています。なぜなら、姑の頭のおかしさは、姑の姑に比べればまだ大したことがなかったからです。

 

姑には何度か挨拶をしてから、いよいよ結婚ということになり、姑の姑に会うことになりました。姑の姑とは、つまり舅の母。パートナーの祖母です。姑夫婦の家は、この姑の姑が複数持っている土地の一つに建てられていました。そうなると、topisyuがその土地に一緒に住むということは、姑の姑の土地に住まわせていただくということになります。ここまで書けば分かりますよね。そうです。姑の姑の許しがなければtopisyuは二世帯住宅をすることさえできなかったのです。このため、姑の姑に会って、人となりを認めてもらう必要がありました。

 

姑の姑については、お嬢様育ちであること、趣味は馬術であること、弁護士に幅広いコネを持っていること、年の割には頭が回っていること、一見すると柔和であること、常に言葉には皮肉と悪意が込められていることという情報を事前にパートナーからインプットされていました。最後のが凄いですよね。孫が実の祖母を評する言葉ではない。

 

立派な門扉のある、庭が建屋よりも広い、純和風家屋(つまり豪邸)である姑の姑宅で、初めて顔を合わせた時の印象は、品の良い小柄なお婆さんでした。「初めまして、○○さんとお付き合いをさせて頂いていますtopisyuです。今日はわざわざお時間頂きありがとうございます」「ああ、あなたがtopisyuさん。初めまして、○○の祖母です。以前からお話は聞いていますよ。今日はわざわざありがとうね」と玄関で挨拶をし、応接に向かいます。

 

「思っていたよりもいい雰囲気ではないか」と最大限のよそ行きの笑顔で、パートナーとのなれそめのことなど会話を和やかに進めていました。にこやかに頷いていた姑の姑が、最初に自分にした質問が、「topisyuさん、私の誕生日を当ててみてくれる?」でした。

パートナーからの事前情報は、先に書いたもの以外では、姑の舅の出会いのエピソードぐらいです。「生年月日は聞かなかった。失策だったわー」と後悔しつつも、頭をフル回転させます。「わざわざ誕生日を聞いてきたということは、分かりやすい誕生日なのだろう」「この意地が悪いけれども、プライドが高い人間がわざわざ質問するということは、自慢ができる誕生日でそれにちなんだ話しでもしたいのだろう」と考えます。結局、三回目で当てました。

姑の姑はそれに対して「あら、最初に当てられないのね。勘が悪いんだから」と言います。 彼女が本心では「私の誕生日ぐらい事前にリサーチしておきなさいよ。これから上手くやっていくつもりなら、これぐらいできなければ認められないわ」と考えていることぐらいは分かります。完全に油断していました。

 

続いて彼女が質問してきたのは、「topisyuさんはどちらの大学をご卒業されたの?」です。「○○大学です」と答えると、すかさず「○○大学と言えば、私も知り合いがいるわ。あの人、勉強はできたみたいだけど、使えない人だったわね」と今度は共通点を探した上でのマウンティングが始まります。普通は、質問して共通点を見出すのは、相手と仲良くなるためにするものです。しかし、姑の姑は違いました。相手を否定するために、相手の情報を自分のネガティブな情報と結びつける。

 

延々とtopisyuと同じ大学出身の人を探し出しては、その人たちを貶す発言を繰り返す姑の姑。さすがに、これはまずいと思ったパートナーが「お祖母ちゃん、その辺にしておいたら。早速、嫌われるよ。ただでさえ、お母さんから『早く死ぬとといいのに』って言われているのに、これ以上身内に敵を作ってどうするよ」と助け船を出してくれました。家族間での人間関係が一瞬で説明できる"いい"発言に小躍りしましたが、姑の姑は、この種の仲違いを(現時点では)他人であるtopisyuに見られるのは恥ずかしい世代であろうと、「そんなこと言っちゃいけないよ。○○さん。お母さんもこの前『お祖母ちゃんがいるから生活に張りが出る』って言ってたじゃない」とフォローのフォローに入ります。姑から聞いた発言は、正しくは「あの人が何にもできないお嬢さんだから、炊事洗濯掃除は全部私がやってるの。しかも、異常に細かいし。口を開けば皮肉しか言わないから、ほんと一緒にいて緊張するわ」です。姑の姑によって生活に張りを持てているのは事実です。嘘ではない。

 

ここまでで一時間が経過していました。この後topisyuも攻勢に出るのですが、気が付いたら2000字を超えていましたので、続きは後編として書くことにします。

 

以上、姑と姑の姑(前編)でした。

 

姑に子供を預けるまでにはまだまだ長い道のりがあります。