斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

子どもがドル(通貨)で円(他通貨)を買えることを知った。あと、私は海外株安になったので少し株を買う

スマートスピーカーから流れてきた経済ニュースで、

NY円、続伸 1ドル=110円70~80銭で終了 米中摩擦再燃で円買い :日本経済新聞

リスク回避の動きが強まり、相対的に金利水準が低く運用の調達通貨とされる円が買われた。

通貨を買えることを子どもが認識しました。「ドルを売って、円を買うなんてことできるの!?」「それならずっとお金を使わないでお金とお金を交換したらお金が減らないじゃん!」(=お金は使えばなくなるものだが、お金を使ってお金を買えば、お金はなくならないという意味)という反応でした。

そこで、過去家族で海外旅行にいったときにも日本円から現地通貨を私たちが購入したこと、通貨はそのときどきで値段が違うので高く買って安く売るのを続けたり、あまり頻繁に通貨の交換をしていると手数料を取られたりするのでその分は目減りすることは伝えておきました。今後最低100回ぐらいは説明し続けるネタの記念すべき第1回目です。

あと、親の私は、少しだけ海外株安になっているので、少し株を買っておきました。

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※グラフはS&P500 - Google 検索から

とはいっても買ったのは投資信託のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ですから、直接株を買ったわけではありません。

私は10年以上前から毎月一定額の投資信託を購入し続けています。ただ、それだとちょっとつまらないので、相場が荒れたときには少しだけ追加で購入するようにしています。

このことで多少安く投資ができたとしても、すでに積み上がっている資産の増減のほうがインパクトが大きいので、新しく追加で安く投資したことによる私のポートフォリオに与える影響はほとんどありません。ただ毎月一定額購入し続けているより、株式市場への興味が持てると、何かを安く買えたというのは嬉しいので、時々買っています。

何度か私のブログでも、特に世界的に株安の動きが出たタイミングで株式投資の話題を扱っているので(意識的にそうしています)、ご理解されているとおり、投資はリスクがあるため常に投資した資産の増減はありえます。ただし、投資先の企業の収益が成長し続ける限りは、投資した金額は基本的には長期的に増え続けます。

ちょっと話は変わりますが、GPIFが昨年10-12月の運用実績がマイナス運用だったということで年金資産の運用が失敗しているという声を見かけましたが、そのニュースの中でも、

GPIF、過去最大のマイナス運用14.8兆円 株安響く=18年10─12月期実績 - ロイター

GPIFによると、市場運用を開始した2001年度以降の累積収益率は2.73%、収益額は56兆6745億円で、年金財政上必要な水準は上回っている。累積収益額のうち、利子・配当収入は33兆3195億円。

この通り説明がされており、ちゃんと大幅な黒で回っています。これだけプラスの収支が出ていたら、今のGPIFのポートフォリオであれば、リーマンショック級の株安が来たとしても、運用益がすべて吹っ飛ぶことはないでしょう。仮に、株安が来たとしてもどうせまた戻りますし。

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最新の運用状況|年金積立金管理運用独立行政法人より

多くの国の年金資産がGPIFと同じようにリスク資産への投資で運用されています。日本に限りません。

別にお勧めするわけではありませんが、自分で投資をしていると、年金資産の運用についてもある程度実感を持って理解できるようになります。それこそ、海外旅行に行くことで為替に実感が持てるように。

では、今日はこの辺で!