お盆が終わって、ようやく夏休みも後半戦に差し掛かりました。
夏休みが終わるとなると、子育てしてる親にとって気になるのは子どものメンタル面です。
肉体面では、夏休み中は、学校がないことで寝起きのタイミングが休み前とは違っていますよね。夏休みでは遅寝遅起きになりがちで、それを調整しないで学校が始まると、子どもの負担になる。
同様に、子どものメンタル面でも夏休み明けには子どもに負荷がかかることがあります。メンタルのことなので直接的には分からないけど、統計としては窺い知ることはできます。
次のグラフは、このブログでも何度も紹介している、子どもが一年のうちいつ自殺をしているかというもの。9/1の自殺者数が飛び抜けています。
※グラフの出所は平成27年版自殺対策白書 本文(PDF形式) - 内閣府より。
人の生き死にを参考にして何か考えるのは、いいことではないと思っていますが、他に何か夏休み明けの子どもに変調があることを指し示す客観的な情報がないので、いつもこのグラフを紹介している次第です。夏休み明けの保健室に滞在する子どもの統計とかあればいいんですけどね。
このグラフはメディアもしばしば利用していて、大体8月終わり頃に、「夏休み明けの子どもには注意をしましょう」と紹介することがあります。
アラートを出すことは意味があるとは思いますが、自分の子どもの頃を思い返すと、「夏休み終わるのやだなー。学校行きたくないなー」というのは8月末に一気に来るわけではなく、8月半ば過ぎから徐々に感じ始めていました。子どもも今時分に何となく学校の存在を意識し始めている気がします。
そんなわけで、我が家では、ちょっと余裕を持って、今年はお盆明けの今日ぐらいのタイミングから、子どもを夏休み明けの学校にスムーズに入れるように、メンタル面での調整をすることにします。
具体的に行う予定なのは、(既に書いた)寝起きのタイミング調整、夏休み前での勉強内容の復習、夏休みの宿題の進捗のアップデート、夏休みにあったことのカレンダーでの確認、学校の友達との接点を増やすことぐらいですかね。夏休み中の子どもの変化をまとめて先生への手紙にしてもいいかもしれない。
個人的には、親が完全介入するもんじゃないけど、友達との接点を作っておくのは、メンタル的にかなり効くと思ってます。夏休み明けに学校で友達に話し掛けるのって何となく勇気いるじゃないですか。あれのハードルが下がってると、学校ってかなり気楽になる。もちろん、クラブ・部活・習い事で、同じクラスの友達がいて、夏休みも接点がそれなりにあったなら、その点はかなりカバーできてると思う。
他には、学校の勉強をすっかり忘れて夏休み明けの授業についていけなくなるのもあるあるなので、その辺問題がないか、復習とか、宿題のアップデートとかでやっておく感じ。我が家の子どもたちは、今年そんなに勉強では苦労している様子はなく、夏休みも勉強はほぼ毎日してるので、ここはそんなに心配はしていません。
先生に手紙を書いておくのは親がカバーできることの限界もあるので、念のためですね。先生も夏休みの変化について知っておいたら学級運営が円滑に行えることはあるものでしょうから。
以上、こんな感じでしょうか。
この辺の調整をしていても、子どもが学校に難色を示すようであれば、学校を休んじゃっていいし、保健室に行くことや早退することなど柔軟に対応するつもりです。無茶して困ることはそんなに大きくないですからね。
私自身も長期休暇明けの仕事の人間とのコミュニケーションは嫌で、キツい仕事を分散させて、軽いミーティングを多めにし、労働時間は少なめにします。
大変だけど、大人になったら、環境の変化に対する肉体やメンタルのソフトランディングの調整は基本は自らしなくてはいけなくなります。
いずれ独り立ちするわけですから、子どもが大きくなるにつれ、また子どもの負荷が大きくなさそうであることを確認できてくれば、徐々に親が意図的に行う、休み前の子どもの肉体・メンタル調整は減らしていくつもりです。