斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

夏休み明けの二学期には子どもが新型コロナに感染する前提で、学校にPlan Bを確認しておく(できればPTAも巻き込んで)

8月も後半にさしかかり、地域によっては今週から二学期が始まっているのではないでしょうか。

最近は、神奈川の塾でクラスターが発生したり、甲子園球児が試合の出場を辞退したりと、これまでは感染者が少なかった10代以下での新型コロナウイルスの感染例が目立ってきています。

実際、感染者数のグラフで見ても、例えば東京都で前例になく10代以下の陽性者数が増えていることが分かります。

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※グラフは、第48回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年8月18日)資料2-4 全国の新規陽性者数等及び高齢者のワクチン接種率等より

東京都の10代以下の人口は200万人強で600人ということですから、東京都でこの数字だとすると、実際に自分の子どもが感染するというケースはそれほど多くはないかもしれません。重症化は一桁台。

小児における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と感染対策についての見解|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

とはいっても、実際に陽性になることもありえるでしょうし、また、文科省の現在のスタンスからすると学校が一斉休校になることはなさそうなので、

また、感染不安などを理由とした地域一斉の臨時休業については、子供の学びの保障や心身への影響、学齢期の子供がいる医療従事者等の負担等の観点を考慮し、慎重に検討する必要があること。特に、小学校及び中学校については、現時点で家庭内感染が大部分であることも踏まえれば、子供の健やかな学びの保障や心身への影響等の観点からも、地域一斉の臨時休業は避けるべきであること。

新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言等を踏まえた小学校、中学校及び高等学校等における新型コロナウイルス感染症への対応に関する留意事項について(令和3年8月17日) 

自分の子どもが陽性もしくは濃厚接触者として、学校に10日~14日間通えないという事態に遭遇する家庭も増えてくることでしょう。しかも、複数回感染することも否定できないわけで、そうすると一ヶ月間ぐらい学校教育に関われない可能性もありえます。

今回は、ちょっとしたシミュレーションとして、私だったら、子どもが陽性もしくは濃厚接触者になることを想定して、どのように学校側に対応を相談するか考えてみることにします。考え方として、子どもをリスクに晒さないために、学校に行かないという選択をしたときにもほぼ同じになります。

オンライン授業の対応方針を相談

まず、自宅待機中でオンラインで授業を受けられるかは事前に相談すると思います。

オンライン対応は地域・学校によって対応はまちまちで、日本の公立学校はかなり出遅れているものの、相談しておけばもしかしたら学校側が準備してくれるかもしれません。一縷の望みをもって相談しておきます。

実際のところは、ハイブリッド授業は相当難易度が高いのが分かっているので(私も仕事でやりましたがかなりキツい)、クラスや学年単位での一斉休校でもなければ、対応できないでしょうけどね。

私立ならお金出しているだけあって対応してくれるところは多いはずです。

自宅学習なら教材の受け渡し方法を確認

で、オンライン授業がないとなれば、去年の一斉休校時にあったようにプリント・宿題が大量に配られる可能性はあるでしょう。

正直プリントだけ配られて、しかも子どもが陽性かもしれない中で、30代~40代の親が子どものプリント学習をどこまでサポートするかというと、やらないほうがいいんじゃないかと私は思います。

が、いずれにせよ、学校が配るつもりなら配られることでしょうから、私だったらプリントの受け渡し方法を学校に確認しておきますね。

それこそ連絡帳みたいに近所の子ども経由とか、先生自らがプリントを手渡しするなんてことはありえないでしょうから、安全な受け渡し方法は確認しておくといい。

タブレットが配布されているなら、配信されている学習アプリをどう勉強するか指示があるかもしれない。

PTAを巻き込んで学校に公式スタンスを確認

実際のところは、多くの公立小中学校において、自宅待機期間中の子どもに対してオンライン授業もなく、自宅学習用の教材の指示も出ないんじゃないかと推測しています。

もし、学校と話すとしたら、親が一人で学校を相手にすると学校からすれば所詮はn=1ですし、また、それぞれの親から問い合わせがあると、ただでさえ忙しい学校側としてキャパオーバーになることも想像できます。

学校にアクションをしてもらうためにも、負担を減らすためにも、私だったら、学校側とのやりとりはPTAを巻き込んで進めます。PTAとして、陽性・濃厚接触の子どもに対する学校側の方針を確認するってことですね。知り合いの、比較的やる気のあるPTA役員に話します。PTA役員がやる気がなさそうなら、PTA経由は諦めます。

あと、学校が機能不全に陥ったときのことも、PTA経由で学校とは話しておくといいかなと思います。

例えば、学校の司令塔である校長・教頭が新型コロナウイルスに感染した場合に学校の日々の運営に問題がないかとか、職員室でクラスターが発生した場合にはどうするかとかですね。ここまで感染者が増えればありえる状況でしょう。

先生方のワクチン接種状況もさりげなく聞くかもです。教えてくれないだろうし、把握もしてないでしょうけどね。先生がどこまでリスクに晒されているかは分かっておきたいなって。

締め

以上、シミュレーションでした。

ご覧のように私は学校に任せるというより、自分から動いて当事者として学校とは接するスタンスです。学校に全面的に任せるというご家庭もあるでしょうし、この辺は色んな考え方がありますね。

ちなみに、地域によってはすでに休校を選択したり、夏休みの延長をしているようです。そういう学校は増えるんだろうな。

沖縄の小中高校、夏休みはいつまで?【随時更新 18日午後5時】 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

いずれにしても、ここまで感染者数が増加しているとなれば、9月中に収束するという事態はなかなか想定しづらいかなと思います。2月3月の受験にも大きな影響が出るかもしれない。

学校へのアクション以外に、我が家は子どもへのワクチン接種の検討と自宅学習の環境整備をしておきます。