斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

突然、親恋しくなる子どもと家恋しくなる認知症老人の扱い方

突然、子どもや認知症の老人が、「お母さんはどこ~」「私はなんでこんなところにいるの。家(ここではないどこか)に帰らなきゃ!」と叫び出すことがありませんか?

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photo by fechi fajardo

叫ぶに任せるというのはありますが、「じゃあ、探しにいこうか?」と言ってみるのも一つの解決策です。

 

子どもの方は、家の中を子どもの指示に従って探していきます。「こっちにお母さんいるかな?」「次はどこにいく?」と。そして最後に玄関を少し出て、外を見させて、「お外にもいなかったね。お出かけしているみたいだから、このままネンネしようか」と言うと、少しグズっても後は言うことを聞く。

認知症の老人の方は、「お家まででかけましょうか」と簡単な身支度をさせて、家の周りを少し散歩します。しばらくすると、「あれ、私は何をしていたんだっけ?」と家(ここではないどこか)に帰らなきゃと思っていたことを忘れます。そのタイミングで「お散歩に出かけてたんですよね~。お家に帰りましょうね」というと素直に家に戻っていく。

納得の仕方は人それぞれですが、感情優先で、長期記憶がない人が騒ぎ始めた時は、無理をしてなだめすかすより、時間を決めて少しやらしてみたり、その本人が納得できる結論に(誘導して)たどり着かせてみたりするのが有効な(短時間で解決する)時があります。ここらへんは介助者の余裕もありますけどね。一度トライしてみても損はしません。