あるモヤモヤを送っていただいた人から、こんなお願いがありました。
「人付き合いのスキルが低く、優柔不断ですぐ人の真似をするママ」とどう接するか
topisyuさんへ
topisyuさんが「コミュニケーションのコマンドがない人」とどう接するか興味があります。
ママ友トラブルなんかで「人付き合いのスキルが低く、優柔不断ですぐ人の真似をするママ」あたりがこの辺に該当するかと考えます。もちろん接する関係によって対応は変わると思いますが、たとえば教育係になったりした場合などが一番胸が熱いと思います。
hagexブログのほうでもそんな方の例が観測されていまして、
個人的にこの事例を書き込んだ方とよい酒が呑めそうだと思いました。保護者対応なども先手を打ってあるとグッときます。緊急性は全くないので、お暇な時に思い出したように考えてもらえれば幸いです。
Nより
ママ友であればほどほどに、教育係であればいつものステップで
「コミュニケーションのコマンドがない人」だといまいちピンときませんが、「人付き合いのスキルが低く、優柔不断ですぐ人の真似をするママ」であれば理解できます。
どういう風に接するかは関係性次第なのはその通りで、
- もし赤の他人で人間性以外で特に何か持っていないようだったら距離を取る
- もし恋人であれば本人の言うことを誠意を持って接する
- もしママ友であれば他愛もない感じでほどほどに仲良くする
という感じでやり方は変えると思います。人間関係によって、具体的には相手から何を得たいか、一緒に何を実現したいかで、こちらのコミュニケーションスタイルは変えます。
それで、もし教育担当であったとしたら、ミッションはその人を何らかの作業で一人前にすることなので、他の人とは特に変わらず、
- ゴールが何かを説明する
- 作業を細分化してやり方を伝える
- 実際の作業をしてもらって上手くできたら褒め、できなかったら細分化して説明する
ということを繰り返すでしょうね。
人付き合いが上手いか下手かは、私はそんなに問題だとは思っていなくて、文字の読み書きと同様に訓練で何とかできる範囲だと考えています。ただ、物凄くコミュ力が高くないとできない仕事だと適性の問題が出るので、合わないときには他の職種を選ぶことも(本人の意思を確認した上で場合によっては)伝えます。
マネができるのであれば教育はしやすいですかね。
ちなみに、
保護者対応なども先手を打ってあるとグッときます。
この点については、要するにうるさい人がバックにいるときの対応ということですけど、これはモンスターを相手にするときに常に意識したほうがいいことで、
- 自分が教えていることをできるだけ詳しく記録に残しておく
- 自分が教育している状況を適宜上司や周囲の人間に伝えておく
- 教育される本人の意向をできるだけ細かく聞いておく
こんな感じのことを意識します。要は、自分が加害者だと思われないように、適切なプロセスで進めていることを客観的に確認できるようにしておくということですね。
たぶん、コールセンターとかみたいに、うるさい客が多い仕事では標準になっていることだと思います。
こんな感じでしょうか。
人付き合いのスキルが低かったり、優柔不断で、すぐマネをしても、それ自体は別にそれほど嫌じゃないですけど、親がモンスターとして登場してきたら話は別ですね。面倒臭さマックスになりますから、仕事でもなければ可能な限り距離を取ります。
まさにこれを仕事ですることになるのが学校の先生だと思いますが、毎日子どもの相手をし、時には面倒くさい親を相手にしないといけないので、頭が下がります。
私自身はモンスターにならぬよう、可能な限り先生の学級運営をサポートしつつ、他の面倒くさい親はいけずで封殺するよう努めたいと考えています。