斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

嫁行くはずっ独とセットで楽しむもの

topisyuが定期的にチェックしているサイトは、家庭板のまとめサイトや発言小町井戸端会議やウィメンズパークのような、結婚後の家族関係を取り扱った媒体が多いのですが、最近読んでいるサイトに、マイナビニュースの以下の2つのコラムがあります。

嫁行くとずっ独

嫁へ行くつもりじゃなかった――私の新婚日記 (1) いつまで新婚でいるつもり? | マイナビニュース

ずっと独身でいるつもり? (1) 結婚できないのは自分に問題があるから!? | マイナビニュース 

前者は岡田育さん、後者は雨宮まみさんが書かれている、結婚に絡んだエッセイです。topisyuは前者を嫁行く、後者をずっ独と呼んでいます。

岡田さんは結婚している、雨宮さんは結婚していないという違いはありますが、どちらにせよ、topisyuが普段見ているサイトとは違って、鬼畜な姑は登場しませんし、相続争いや、介護問題も発生していません。それでも、楽しく読ませていただいています。

 

嫁行くはずっ独への返歌

嫁行くは最近連載が始まったのですが、早速大反響になっています。

はてなブックマーク - 嫁へ行くつもりじゃなかった――私の新婚日記 (1) いつまで新婚でいるつもり? | マイナビニュース 

これだけブックマークを集められるコンテンツは、マイナビニュースの中では、マイナビニュースQ&Aぐらいです。それだけ注目を浴びているということなんでしょうが、どうも辛辣なコメントが多いようです。特にタイトルが釣りっぽい、挑発的だというように受け止める方がいらっしゃいました。

確かに嫁に行っている風ではないので、そこは違和感がありますが、雨宮さんのずっ独とセットにすると、このタイトルもすっと入ってくるところがあります。

初回のタイトルである、いつまで新婚でいるつもり?は明らかに、雨宮さんのずっと独身でいるつもり?から取ってきたものです。これは、文中でもはっきりと記載しています。

別に、隠していたわけではない。結婚するつもりじゃなかった。「ずっと独身でいるつもり」だった。実際に結婚してみたら「ま、こんなものかー」という感想しかない。「どうして結婚したの?」と訊かれても、「新婚生活、どんな感じ?」と訊かれても、ご期待に添える切り返しが思い浮かばない。

こういう記載があったため、雨宮さんと同じような結婚観だった岡田さんが結婚した、そんな人間がどんな結婚生活をしているのかを書いてみるというのがこの連載なのかなとtopisyuは読みました。

最初に書いたとおり、どちらのコラムでも鬼姑は登場しません。それでも、topisyuが楽しく読めているのには、ご両者が今置かれている環境に対して独自の視点での分析をされており、それがtopisyuにとって違った人生を垣間見ることができる機会となっているからではないかと考えています。

topisyuは既に結婚していますし、新婚でもありません。嫁行くは結婚を考えていなかった人の新婚生活、ずっ独は結婚とはどうあるものかを追い求める求道生活のコラムとして、セットで読むと単体以上の面白さが味わえます。

ずっ独については、既に58回連載があります。Webで無料で読めるものの、最近書籍化されたそうです。本で読まれるのもいいかもしれませんね。

ずっと独身でいるつもり?

ずっと独身でいるつもり?

 

ゲス質問への対処方

ちなみに、嫁行く1回目を読むと、岡田さんが数多くのゲスな質問に辟易とされているようです。

そして「新婚さんかぁ、今が一番いいときねー!」と先輩風を吹かされたら、「これから必ず悪くなる前提で言わないでくださいよ、あなたとは違うんですから……」と口答えしたくなる、のを、ぐっと堪える。

これ、実際、多くの家が悪くなるんですよね。社交辞令じゃなしに。具体的には、愛情表現が減ること、セックスの回数が減ること、会話が減ること、家事分担が減ること、金払いが悪くなることなど。そして育児と親の介護が到来すると更に悪化します。だから、こういう発言をする人は、自分が正にその状況に置かれているか、そういう事例を多く見ている人です。

この上から目線の先輩風への対処法としては、「今のうちにやっておいた方がいいことありますか?」と聞くというのがあります。こうすると、愚痴モードになってくれて、色々教えてくれます。初期に何を失敗したかを。

それで、「へー、そんなことがあったんですか。大変でしたね」でこちらが締めると、「私のこと分かってくれる愛いやつめ」にまで格が上がる。愚痴を聞かされ続ける気があるなら、ありな対応。

 

話は変わって

本Blogの方は解説がメインになっていて、このような気楽な感想があまりそぐわない雰囲気なので、姑日記と題しているこちらの方で、これからはこの記事みたいな気の抜けた文章を書いていくつもりです。

あちらと違って、精緻な議論はしませんので、気軽に読み流していただけるとありがたいです。