今週は読者のモヤモヤを紹介します。最終日の4日日は、二世帯住宅で乳幼児育児中の、持病があって働けない専業主婦の女性が、夫のモラハラに直面し、義実家家族とも関係が悪いという四面楚歌状態でどうしたらいいかというモヤモヤです。これまでの3日間の話と比べると重めなので、心して読んでくださいね!それと、ちょっと重めなので、途中で少し合いの手を入れています。
傷ついたあなたへ―わたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック
- 作者: レジリエンス
- 出版社/メーカー: 梨の木舎
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 41回
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※加害者と過ごしていると自分を大事にできなくなる。
Q1. 義母・夫に耐えられません
斗比主閲子様、初めまして。
最近、離婚を視野にモラハラの問題解決などをwebで探していて、斗比主閲子様のブログを拝見いたしました。こちらでならなにか違うアドバイスがいただけるのではないかと、メールをさせていただきました。もし差支えなければ、閲覧をお願いいたします。
仮名:生姜(アラサー、北関東在住)
家族構成:私、息子(一歳)、夫(アラフォー、正社員)、夫の義両親
問題となっている相手:義母、夫。特に夫
夫との出会いから結婚まで
私は過去に実の家族からDVを受けたため、家を出て絶縁しています。夫は最初はいい人でその雰囲気に惹かれました。ただ、夫は付き合い始めると徐々に暴言が増えていきました。
仕事が夫側の住んでいる市町で決まり、一緒にそちらにいき、そこで働きながら一人暮らしをして会っていました。私は元々持病のせいで、仕事も転々とし、一時期生活保護も受けていました。
ある時、夫が「ゴムいやだからピルのんでくれないか」と言い出しました。「じゃあ婦人科に一緒に付いてきてよ」と私が言うと、夫は「まるで妊娠させておろす男みたいじゃないか、いやだ!」と言いだし、婦人科には来てくれませんでした。
topisyu注: この時点ですでに不穏な空気が流れていますね!
ピルを処方するために婦人科に通い始めたところ、子宮内膜症が見つかり、どのみちピルを服用し始め、夫は避妊しなくなりました。低用量ピルが合わず、中容量ピルに変えるも、そちらは妊娠の可能性もあることから、医者には「旦那さんには避妊してもらいなさいよ」と言われました。
このことを夫に説明してもゴムをつけてくれず、私は仕方なく通院のたびにビクビクと妊娠してないか医者に質問し、毎回叱られていました。それでも夫は避妊してくれませんでした。行為を断ると不機嫌になるので拒むことはできませんでした。
夫にはいいところもありました。料理が得意で美味しいものを時々作ってくれたり、優しかったり。でも、何かしゃべると唐突に八つ当たりされることが頻繁にありました。「怒らすお前が悪いんだろう」「感謝してないから、俺に文句がでるんだ」「お前なんか他に貰い手はいない」などなど。
途中、別れ話も浮上しましたが、私が依存してしまっていて、復縁してしまいました。その後、義理の家に一緒に住む形で、結婚しました。夫からのプロポーズはなく、義父がもってきた婚姻届に名前を書いただけです。
妊娠
住んでみて分かったことですが、義理のお義母さんもこれまたすごい方でした。最初はいい人だと思ったんですが、人の気持が分からない人で、何度もその言葉に傷つけられました。
そして妊娠。状況は余計に悪化しました。私がつわりや腰痛で苦しむ中でも、夫は行為を求め、私にだけ動くように言い、ゴムもしてくれません。
あるとき、義母が羊水検査をするように私に言ってきました。「羊水検査で変な子だと分かればおろせばいい。どうせ何もしなくても流れるんだから。あなたみたいに体が弱かったら上手く育たないし」「私も若いころにおろしたことがあるけれど何も思わなかったわよ」と何の悪気もなく言ってきました。ぞっとしました。夫に相談したら「俺も羊水検査をしてほしい。お前が大事だから。母さんはお前を思って言ってるのになんでそう悪くとらえるんだ」と、義母の味方です。
topisyu注:嫁に羊水検査を勧める義母!
この時くらいから、本格的に二人へ違和感を感じました。結局、私は義母にも夫にも「検査はしませんし、私が産んで育てます!」ときっぱり言って、産みました。何も問題なく出産しましたし、子どもは丈夫な子でした。
出産後
出産後、腱鞘炎、腰痛、貧血があり、回復には丸一年かかりました。本当の地獄はそこからでした。
ある日、私が子どもを授乳していると夫が突然キレました。「夫をないがしろにするな!」「誰のおかげで食えると思ってる!」と。義母まで「赤ん坊は放っておいても育つんだから、息子を大事にしなさい!」「女は男に従いなさい!」と言い出し、挟み撃ちに合います。そんな日々が続き私が泣いていると、それを見て夫は更に逆上。
産後一ヶ月検診があった日には、切った股が膿んでいていたため縫ったと言ったのに、その日の晩は行為を強要されました。私が「痛い!」と言うと、夫は不機嫌になり「痛いとか言うなよ。萎えるだろ」と言っていましたが最後まで行い、避妊もありませんでした。いい加減耐えかねて「堕胎の画像を検索してみてよ!どれだけ悲惨か分かるから!!」と言ったら、その後は避妊をしてくれるようになりましたが。
topisyu注:ということは夫は自ら検索したということですね。
またある日残業から帰って来た夫が、赤ちゃんを抱いている私を見てキレだしました。「お前は何なんだよ!本当に疲れる!」と言って、どんどん大声で叫ぶようになり、ついに私と息子は壁に追い詰められます。そして、夫は私たちを殴ろうとしてきました。
topisyu注: 嫌な壁ドンですね!
私は実家のトラウマが蘇り、とにかくを守らないと!とパニックになりながら、授乳枕で夫を叩きました。すると夫は顔を近づけてきて「あー殴ったな?俺は殴ってないのに!殴りましたねー!?DVだ!暴力だ!」と言ってきます。さすがに、私も腹立たしくて、キレて「いいかげんにしてよ!いい年して情けない!!」と言ったら、さすがの夫も怯み、その隙に義両親を呼び、私たちは義両親の部屋に逃げ込んでそこで寝ました。
後日義両親も交えてその時の話をし、夫は義両親から促され、歯を食いしばりながら嫌そうに私に謝ってきました。どうやら、産後私の股が痛くて激しく行為ができなかったのが不満だったようです。義母からは「体には答えないと」と感想を言っていました。
義母
そこから、まあしばらくは大きなトラブルはなく、義母がはさみや剃刀を子供のそばに放置するというトラップがあったぐらいで、何かあれば義父が間に入ってくれていました。義母も夫も義父の言葉は聞くので。
産後、私が料理の煙、焚火、香水、タバコ、洗剤、柔軟剤等がとことんダメになり、呼吸も厳しくなるようになった時には、喚起をきっちりしてもらったり、洗剤を変えたり、料理をしてもらったり、義母には凄い迷惑をかけているし、それはありがたいんです。私自身今すぐどうにもできなくて……。
ある時、「小さい子にナイロン持たせちゃだめですよ、ほんの一瞬でいろんなことしますよ」と義母に言ったら、「飴玉袋なんて子供は飲み下せないから大丈夫!」と言われ、「いやいや、飲める飲めないじゃなくてのどにひっつくから…」と言うと、「大丈夫よ!」と逆キレ。そうしたら、息子がむせてオエオエ言いながら涙を流しています。私が息子の口に指を入れてみたら、長いナイロン片が引っかかりました。「ほら!目を離せばすぐなんでも食べるし、ナイロンもあぶないでしょう!!」と義母にキツく言ったら、義母は「え、でも、食べると思わないし。私はそっちの部屋で用事があったし」と、言い訳しながら別の部屋に逃げていきました。
topisyu注:毒義母あるあるですね!
義母と夫を見ていると、発達の問題があるのではないかと思い、であればなにかお互いの為に対策がないかなとあれこれ本を読んでこっそり勉強していました。
決定的な事件
そしてある夜。
義父は息子と遊んでいて、義母は留守の時、問題は起きました。
夫は洗濯物の油汚れが落ちないのは私が優しい洗剤しか使えないからだとなじり、私がそれに反論すると、徐々に機嫌が悪くなり、私の言葉尻をつかんで言葉の攻撃をはじめました。そして、とうとうオウム返しと意味不明な罵詈雑言を大声で浴びせるようになり、目の焦点も定まらなくなってきました。
私が半泣きになり「はっきり言おうか?たぶん発達障害だから病院に行こう?」と言うと、夫は私の話を遮り「それはお前だろうが。父さんと母さんと俺で、お前が発達障害だと疑って病院に行かせたのに、なんで、お前がアスペルガーだって診断が出ないんだよ!おかしいのはお前の方だ!!」
そこに異常を感じた義父が息子と登場。
夫「こいつらがいなかったら俺は自由なんだ!こいつらのせいでしんどいんだ!こんなに!こんなに!」
義父「それは違う。父親は何を言われようが妻子を守らないと」
夫「俺は違うんだよ!」
そして、口論に発展し、夫が息子を抱いてる義父を殴りました。
義父「この子がいるんだからやめないか!」(息子、号泣)
私「やめてよ!」
義父「出て行け!」
夫「この家は俺のだ!お前らこそ出ていけ!」
とまるで立てこもり犯みたいな構図。世話になってる親を殴り、あげく親と赤子と妻を放り出すとか……。
topisyu注:立てこもり犯という表現は言い得て妙ですね!
私は危険を感じて110番しました。が、携帯電話を夫に奪われ「妻が逆上しちゃって困ってるんですよー」と、声色を変え、自分のやったことをさも私がしたように嘘を話し始めました。
それでも警察は家に来てくれて、外面のいい夫は静かになり、警察は、これまでの経緯を聞いて、夫が私に暴力を振るうのを息子に見せるのも児童虐待だし、言葉で人を怖がらせるのも虐待だと教えてくれました。また何かあれば躊躇わず呼んでください、恐らく悪化したらドンドン手がでるタイプだからと忠告もありました。
topisyu注:警察は実際こういうアドバイスをくれます。
その後
その後、私は夫が帰宅し、夫とすれ違うと動悸と呼吸困難を起こし倒れるようになりました。さすがに義両親もこれはマズイと私が夫と顔を合わせないように協力してくれています。心療内科では薬を増やしてもらいました。おかげで普段はイキイキしてるのですが、やっぱり夫がいる時間は憂鬱です……。苦しいのは本当ですし、体が触れるのも気持ちが悪いので体の関係もありません。
topisyu注:ここで体の関係が出てくるとは思っていませんでした。
間に入ってくれている義父には、夫が謝って改善してくれなければ離婚したいと時々伝えていましたが、優しいいから夫には何も言ってくれてないようです。私から「夫はまだ謝罪をしてくれないんですね」と義父に言うと「もうそんなことはいいだろう!」とピシャリと言われてしまい、「ああ、結局息子である夫の方がかわいいんだね。だったら味方のフリをしないで」と思い、ショックで号泣し、もうこの家に希望はないと思いました。
離婚を進めたいですが、問題は私の持病です。まず普通に働けません。
今までのモラハラとプチDVのことを考えたら、DV相談経由で色々教えてもらうほうがいいのか、いっそ向こうが浮気でもすればその証拠で離婚できるのにとか、そういうことを思ってしまいます。
私はもちろん浮気はしてません。もし世の男性がみんなこんな感じならもう男はいらないと思っています。大事な子供もいる状態ですし。まだまだ試行錯誤でまとまっていないんです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
A1. モヤモヤを吐き出す習慣がないのでは?
生姜さん
拝見しました。大変でしたね。お疲れ様です。
文章を読んだ印象としてお話が上手く整理できていないので、こういった話をこれまで他の人に話してきていないのではないかと思いました。愚痴る機会があまりないのは辛いですね。せめて日記にすることをお勧めします。
topisyu注:Q1で紹介した生姜さんの最初のメールは、私の方で誤字脱字を修正し、非常に感情的な表現やトラブルに直接関係のないエピソードを省いて、3/4ぐらいにしています。
生姜さんが求められているアドバイスとしては、
- 離婚するべきか
- 離婚後の生活をどうするか
ですかね。簡単に書いてみます。
1. 離婚するべきか
背中を押して欲しい推測して申し上げると、状況としては離婚してもおかしくないかなとは思います。ただ、気になるのは離婚後の生活ですね。離婚前に離婚後の生活を考えておきたいところです。
2. 離婚後の生活をどうするか
生姜さんご自身のプロフィールがよく分かりませんが、今は専業主婦であり、働くことはできないということでよろしいですよね。
そうすると、
- ご自身が働けないこと
- 子どもが小さいこと、
- 夫からの養育費が安定的に振り込まれることが期待できないこと
から離婚をしたとしても生活保護の受給は必須でしょう。
生姜さんが考えているように、役所のDV相談窓口で相談しつつ、離婚後の生活保護の受給について話してみてください。生姜さんは誰かに話をすることをあまりしてきていないと思いますので、まずは窓口で話すといい。気持ちも楽になるし、現実的な対応策が見えてきます。
3. 最後にちょっと
繰り返しですが、外に吐き出すことに慣れたほうがいいと思いました。リアルなお友達がいるならお友達に話すのがいいですね。それができなければアメブロでもいい。溜まっているモヤモヤを外に出すと、自分が置かれた環境を客観的に見つめられるようになりますよ。
恐らく生姜さんは感情を溜めに溜めて爆発させる傾向がありませんか? これをやるとやる方もしんどいし、やられた方もしんどいです。号泣する前に、小出しに嫌なことを吐き出す習慣を身につけることが、現夫との生活に限らず必要だと思います。
感情的に生きていると損をすることがあります。
それが分かるのは、例えば、
私から「夫はまだ謝罪をしてくれないんですね」と義父に言うと「もうそんなことはいいだろう!」とピシャリと言われてしまい、「ああ、結局息子である夫の方がかわいいんだね。だったら味方のフリをしないで」と思い、ショックで号泣し、もうこの家に希望はないと思いました。
こういうところですね。
これ、私からすると義父がこれ以上この話に触れないのは、息子可愛さには見えません。恐らく、今は息子が落ち着いているから、息子を刺激しない方がいいという判断をしているのではないかと思いました。
生姜さん自身としては夫に謝ってもらうことが最優先課題かもしれませんが、これはなかなか難しいですよね。生姜さんの文章を拝見した限りでは、夫さんはまともに謝れる状況ではないように私は思いました。
夫に謝らせるのも大事だし、自分の気持ちを納得させることも大切です。ただ、ちょっと冷静になって損得で物事を判断してみることも考えてください。義父のこの一言だけで、義父を敵認定してしまうと損ですよ。
以上です。
何かありましたら、どうごご気軽に!
topisyu
Q2. 何も進展しておらずすいません……
こんにちは。斗比主閲子様。
すぐにお返事いただき誠にありがとうございます。返事が遅くなり大変申し訳ありません。
いただいた内容を何度も読み返し、色々考え、精神面がしんどくなれば療養し、また考え、時々趣味で息抜きしています。物事が進み、結論が出たときお返事したいと思っていましたが、まだなかなかこれというものが決められず……。先にお礼を伝えたくてメールさせていただきました。
DV相談のご意見出していただきありがとうございます。ですが「電話しよう!」と思っていてもなぜか悪い事のように思えてなかなか電話ができていません。
悪い事のように思える+人に話せば絶望的な瞬間を再認識してしまうので、それが怖く、一旦距離を置いている状態です。心療内科の薬もきちんと飲んでいます。
義父は、その後「本気で話を聞いてやりたいんだ」と私に言ってくれました。斗比主閲子様のおっしゃる通りで、あれだけで敵認識はするべきではなかったです。失礼なことを思っていたんだなと反省しました。義父は「息子のことは息子自身にしか変えられないから……。とにかく今は、自分の心の療養と孫の事を考えて暮らせばいいから」と言ってくれました。
未だに夫とすれ違いそうになると息切れと過呼吸で頓服薬を飲みます。会ってもいません。つまり現状はなにも変わっていません。
ですが、斗比主閲子様にご意見いただいた、気持ちを小出しにすること。これをLINEや鍵のついたツイッターにちまちまだしていっています。当然家族や大して仲がいいわけではない人は繋がっていません。今まで暴言を吐く夫本人にはSNS使用を禁止されていましたが(モラハラがばれるのが嫌なんでしょう)、勝手に使って友人との癒しの場にしてます。友人は、私の気持ちを普通に聞いてくれますし、私も悩みなど聞いています。そして、日記は手書きにすると腕がすぐ痛くなる⇒スマホでつけることにしています。
おかげで、義母や夫のことで爆発することもかなり減りました。私自身、思い返してみれば、急に友人に爆発されて愚痴られた時動揺したことがありました(私に対しての愚痴ではないです)。それを考えると、今まで自分もやってたんだろうな、今回は斗比主閲子様にそういうメールしてしまっていたんだな……と申し訳なく思います。
ありがとうございます。
正直夫が変わるとは思ってないしまだまだ信用も愛情も自分の中に戻っていません。息子はどんどん活発になり、育児でしんどくなることも増えてきました。今の私の体と療養状態で、一人で守ってやれるかと考えたら……まだまだ力不足だなと痛感しています。
今は義父が味方になってくれますし、なんだかんだで義母も協力をしてくれています。
息子を育てる環境は夫の人間性を除けば十分に揃っています。損得で考えれば、今は離婚すべきではないんじゃないかと判断しています。
また前の様に夫が暴れた時のため、今はまず自分の精神と体を癒し治すこと、でも確かな情報は仕入れ、パッと動けるようにすること、息子のためにも今後の私の人生のためにも、そこを優先に過ごすことにしました。もう少し、自分の気持ちが落ち着いたらDV相談にも電話しようと思います。
今の現状はこういったところです。
折角ご意見くださっているのに、何も進展しておらずすみません。気付きのきっかけをくださり、本当にありがとうございます。気圧や天気の変動、花粉(私は全部アウトです;)等、体に負担が来やすい時期です。
斗比主閲子様もどうぞお体大事になさってください^^
A2. 進展してるじゃないですか!
生姜さん
返事が遅くなり大変申し訳ありません。
いえいえ、こちらもそう大して返事が早い方ではないですから(笑)
折角ご意見くださっているのに、なにも進展しておらずすみません。
義理の両親からも上手くフォローが得られているようですし、愚痴を外に吐き出し始めるなど、かなり動かれているように思います。これが進展していないなんて、とんでもないですよ!凄いことです!!
また何かモヤモヤがありましたら、どうぞ気軽に送ってください。美味しく頂きます!
topisyu
締め
ということで、最終日は、ちょっと重めなモヤモヤでした。
読者の紹介をする特集は何度かやっていますが、最終日に比較的重めなモヤモヤが集中する傾向があるのは、狙っているというわけではなく、単純に編集に手間がかかっているからです。重たい相談はそのまま掲載するのには色々と難しいところがあり、他のモヤモヤを掲載している間に、色々と調整をしています。
今回も生姜さんの最初のメールの手直しには大体3時間ぐらいかけています。元のエピソードでは、ブログに掲載できないレベルの、夫による生姜さんへのハラスメントが多数含まれていました。さすがに冗長になりすぎて、読者の皆さんも消化不良を起こしそうだという判断で除いています。
ただ、その後のメールについてはほとんど手直しをしていないんですよね。(私が直した)Q1と(あまり直していない)Q2を比較してもらうことで、生姜さんの頭の中がかなりスッキリしているのが分かるんじゃないかと思います。
モヤモヤを吐き出すだけでどんな問題でも解決できるわけじゃないし、時にはそれがキツい時もあるんですけど、絵でも何でも、何かにぶつけるのはお勧めです。
なお、途中、生姜さんが夫(と義母)が発達障害ではないかと疑うくだりがあります。次に起こる事件の中で重要となってくるエピソードであるため残しています。ただ、DV加害者がどういう考えでDVをしているかについては、
この本のレビューにあるとおり、
Amazon.co.jp: DV・虐待加害者の実体を知るの あいこさんのレビュー
被害者は、その加害者の行動を理解できずにいて、加害者は「人格障害」「発達障害」「酒乱」なのだろうかと、いろいろな理由を考えます。しかし、この本を読むとすべては、「うそ」に覆われた加害者の隠れ蓑に過ぎない事実が、明らかになります。
発達障害で説明できるものではありません。もし興味がある人は、この本のように加害者について分析された本を読まれることをお勧めします。社会としてDVを防ぐという観点では、加害者についての理解も必要になります。
以上です。
読者からいただいたモヤモヤのストックは、数えた限り15本ぐらいあるので、この特集をあと3~4週間ぐらいは続けられる状況ではあります。次回も(いつになるか分かりませんが)お楽しみに!
モヤモヤがある人へ
同じようなものに限らず、大抵のモヤモヤは美味しく頂きますので、気軽にetsuko.topisyu@gmail.comまでメールください。
なお、モヤモヤを送られる際は、
- 傾聴、叱咤、背中を押す、ロジカルなアドバイスのどれを求めているか
- モヤモヤは(特定を防ぐフェイクを入れるという前提で)ブログに掲載してよいか
- topisyuの存在を何で知ったか
- 今後どんなことをブログや本で書いたらいいか
を書いていただくようお願いします。特に2への回答は重要!モヤモヤは自分だけで楽しむのがもったいないので、ぜひ読者のみなさんともシェアしたいという考えから確認しています。もちろん、Noでも大丈夫。
私の回答自体に興味を持たれた方は、昨年発売した電子書籍をどうぞ。
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今年1月に紹介した読者からのモヤモヤです。