斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「ES、一次面接で落ちることが多い。労働市場での価値がないことに絶望。無能であることを受け入れられない」

早慶上智ICU関関同立レベルの大学生で現在就職活動をしている方から、

  • ES、一次面接で落ちることが多い。自分が無能であることを、どのように受け入れればいいかわからず悩んでいる
  • 斗比主さんは働くことをどう考えているか教えてほしい

というメールをいただきました。サクッと回答します。ちょうど就職活動中の方もいらっしゃるでしょうしね。

 

ES、一次面接で落ちることが多い。自分が無能であることを、どのように受け入れればいいかわからず悩んでいる

就職活動で落とされるとまるで自分の存在を否定されたかのように感じることがありますよね。あれは辛い。

では、就職活動で落とされることが、労働市場で価値がない・無能ということかというとそういうことではありません。書類選考や面接で測れる能力というのはそもそも限界があって、(後から習得可能な)テクニックで乗り切れる部分も多いというのが一つ。もう一つは、会社や業種との相性があるというもの。

自分と似たような周りの人が書類選考が受かっていて自分が受からないということであれば、自分が無能であるかを考えるよりも、他の人の選考書類を見せてもらったり、その業種のOPに選考書類を見てもらうのがいいですね。

私も応募書類を見たり、面接をしますけど、つくづくテクニックが浸透していてつまらないけれど、これが限界だろうなと思っています。志望動機と自己PRなんて、あんなもの20歳かそこらの経験値で突然書けと言われても無理ですよね。資材調達や法人営業なんて普通やったことなんてないですし。採用する側も採用のための教育を受けてない人がほとんど。 

働くことをどう考えているか教えてほしい

新卒で就職活動をしていたときは、格好いい会社で、高い給料で、格好よく働きたいと考えてましたね。相当テキトウでした。

今は、自分ができること・したいことを市場に提供して対価を受け取ることと考えています。さすがにこのぐらいの年齢になると、自分が相対的に何に強みがあり、市場でどういうものを求めているかは分かりますから。そういうものを横目に見て、自分の能力の最大値の6~7割ぐらいで、クライアントに価値を提供して気楽に働いています。

子育てに加えて、最近は、PTA活動や自治会活動など労働市場だけではない活動にも面白みを感じてきています。あと10年ぐらい働いたら、軸足はそういうところに移していくつもりです。幸い最近はブログ経由で色々お声掛けをいただくことも多いので、暇潰しに困ることも減りました。 

採用担当者の視点を知ろう

ああ、そうそう、就職活動で暗中模索している人には、採用担当者視点の本をお勧めしておきます。例えばこういう本とかですね。

良い人材を見抜く採用面接ポイント

良い人材を見抜く採用面接ポイント

  • 作者: 谷所健一郎
  • 出版社/メーカー: 経営書院
  • 発売日: 2014/02/28
  • メディア: 単行本
 

上の方でも書きましたけど、採用担当者もちゃんと訓練を受けていることは稀なんですよね。採用担当者が何に苦しんでいて、何を求めているかを知っていれば、そういう人に何を提供すれば喜ばれるかも分かってきます。

学生向けに書かれた本ではなくて、採用担当者向けに書かれた本を数冊読んでから、ESや面接に臨むようにすると、気楽ですよ。答えは分かっているんですから。