斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

面接の「最後に質問ありますか?」の逆質問で、私がした反応と面接官側でされた質問

これを見て、

はてなブックマーク - 「最後に質問ありますか?」約10社を渡り歩いた転職のプロが面接の逆質問で使える最強の答え方を伝授 - Togetter

そういえば新卒採用の時期なんだなと思いました。経団連企業が今年は6/1からしか選考できない中で、加入していない企業が青田刈りしている状況。

20年卒の内定率、3月1日でもう1割超え 民間調査 :日本経済新聞

新卒採用はもはやうん十年前のことだけど、中途採用はそんな昔じゃなくて経験しているし、新卒と中途の面接担当者も経験しているので、言わずもがなn=1であるという前提で、「最後に質問ありますか?」に対し、私がした反応と面接官側でされた質問を書いてみます。

採用される側で「最後に質問ありますか?」に、した反応

基本的に、面接中に気になったところは質問するようにしていました。話の流れがスムーズであれば、相手の質問に答えるだけじゃなくて、自分も質問して、やり取りするのが普通の会話だもんなって。

だから、面接途中で色々教えてもらっている前提で、「最後に質問ありますか?」と質問してくる面接担当者に対しては、「時間が余っているならまだしも、すでに聞いているのに杓子定規な対応をしてくるな。頭悪いのかな。それとも、ルールで決まっているのかな」と思いながら、「ほぼ教えてもらったので、特段ありません」と答えていました。 

私が面接官側で最後にされた質問

私は上記のように面接中に質問をしていたので、面接官側でも「気になることはこの時間の中で適宜質問してくださいね」と面接を受ける側の人には伝えていました。こちら側だけが判断する立場じゃなくて、自分たちも選ばれる立場ですから、情報の非対称性はお互いに解消したい。

ちょっと話はずれるけど、私は面接官として、ノートパソコンに回答のメモを書いてたり、回答内容で分からないものがあればその場で検索していたりするんですけど、ノートパソコンやタブレットはまだしも、面接中にメモ帳を手元に用意しない人は、面接官でも、面接される側でも結構いるので、「よく覚えられるなー」と感心しながら眺めています。

それはそれとして、そんなわけで、面接途中でも気軽に質問をしてもらっているので、こちらが聞きたいことが一通り終わって、時間が余っていたら、「まだ少し時間が余っているので、それまでの間なら質問に答えられます。何かありますか?」と聞くようにしています。

よくされる質問は、「どうしてこの会社に入ろうと思われたんですか?」「入られる前と入られてからで、印象が変わったところはどこですか?」「入社して苦労されたことはなんですか?」とかですね。面接担当者も一社員であり、人となりも面接を通して少しは理解できるわけで、その人が実際に今の会社をどう感じているかを聞くのは、自然なことだよなと思って、淡々と答えてます。こういう質問に不誠実に答える担当者がいる会社はヤバいと思う。

最初に紹介したまとめにあるような、面接の最後に「今回の面接を通して、私に足りないと感じられたスキルはなんですか?」と聞いてくる人はいないことはないですし、そのときにリカバリーショットを打てる人はいないわけでもないです。

こんな感じでしょうか。

今、面接を受けている人や面接担当者のどなかにでもお役に立てれば幸いです。皆様の今後のご活躍をお祈りいたします。 

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※いつも書いているけど、面接官向けの本を読んでおくといい。面接官も苦しんでいる。何しろ人事戦略がまともになく、適切な指示が面接官に出ていないことは結構ある。