斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「仕事で関わった小学生のTwitterを密かにチェックするのがやめられない。罪悪感は覚える」

今回も比較的軽めな読者からのモヤモヤの紹介です。

 

仕事で関わった小学生のTwitterを密かにチェックするのがやめられない

トピシュさんへ

私の主な仕事は小学生の人生相談に乗ることなのですが、むかし仕事で関わったお子さん達のツイッターを密かにチェックすることにハマってしまい、やめられなくなってしまいました。

「その後」が気になるお子さん達は大概本名で検索すれば出て来ますし、鍵もかけてないことが多いので読みたい放題です。

夫にはドン引きされるし、自分でも悪趣味だなあと思いますし罪悪感も感じますがやめようと言う気持ちになれません。チェックの目的は下世話な好奇心です。どうしたらいいでしょう??

(Aさんからのメールを一部修正の上、掲載) 

なぜ罪悪感を覚えるか?

TwitterでもFacebookでも、他人が他人の意志で誰でも見られる状態で公開している情報を他の人間がどう見ても問題はないですよね。

でも、この方が罪悪感を覚えているとしたら、その理由は、

  • 職務上でしか知り得ない情報を自分が持っていること
  • 相手が無防備な子どもであること

ということかなと思います。公開していない情報を知っているし、相手が子どもとなれば他人が見ていることを意識していない。覗き見している感じが普通にネット上で他人をウォッチするのより格段と上がりますよね。

パートナーさんじゃないですけど、世間一般の基準(職業倫理上)からすればギリギリアウトといったところかと思います。 

少し知っているからこそもっと知りたいという気持ちが湧く

それで、どうしてこんなドン引きされそうなことを続けてしまうかといえば、これはご本人が仰っているように好奇心によるものです。ご本人は下世話な好奇心と仰ってますけど、好奇心とは普通こんなものですよね。

未知のものについてもっと知りたいという気持ちはなかなか生まれにくいものがあります。少し知っているからもう少し知りたいという気持ちが芽生える。ドラマだって漫画だって最初の一話を見ちゃったら、続きが気になります。

勉強も好奇心を手立てにするとはかどります。取っ掛かりがあるともっと知りたいという気持ちが芽生えるし、情報同士がリンクされますから記憶も定着しやすくなります。

だから、職業倫理的にどうかを除けば、仕事で関わった小学生のその後の動向が気になるという好奇心は、芽生えて当然という気もします。 

どうしたらいいか?と問われれば……

そもそも私が何かを言うべき立場ではないので、ご本人が続けたいのであれば続ければいいし、止めたいと思うのであれば止めたらいいと思います。職場にバレたとしても微妙だけど別にアウトということでもないし、職場にバレることもまずないでしょう。ただ、パートナーさんには伝える必要はないでしょうね。本人が聞くのを嫌がっていそうですから。

子どもに関わることだからセンシティブに捉えられがちでしょうが、結構多くの人が仕事上知り得た話を日常生活で秘密裏に楽しんでいるはずです。

仮にここが止め時と線引きをするとすれば、

  • ウォッチをしている子どもたちに何らかの接触をしたくなる
  • 子どもたちの親に何か言いたくなる
  • 自分がウォッチしている内容を誰かに言いたくなる
  • 寝ても覚めてもウォッチ相手のことが気になって気になってたまらなくなる

なんてことになれば、もう止めたほうがいいでしょうね。 

締め

ということで、かなーり軽めなモヤモヤの紹介でした。これぐらい軽いものでも、どうぞ気軽にetsuko.topisyu@gmail.comまでメールください。

メールを送られる際は、

  1. topisyuをどうやって知ったか
  2. 送られたモヤモヤはフェイクを入れたりしてブログで公開していいか
  3. モヤモヤに対するリアクションとして何を求めているのか(傾聴か、叱咤か、ロジカルなアドバイスか、背中を押して欲しいのか)

を事前に教えていただけるとこちらとして確認する手間が省けて楽です。