斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

やらなきゃいけないことをやって、やっちゃいけないことをやらないようにする方法

日々の生活習慣に関する短めの話です。

Pancakes

※我慢できるわけないじゃないか!

 

仕事とか宿題とか家事・育児とか歯磨きとか適度な運動とか、日々どうしてもやらないといけないものはありますよね。一方で、高カロリーなお菓子を頻繁に食べたり、お金を使いすぎたり、不倫をしたり、自分の中でやってはいけないと考えているけれど、やってしまうこともあります。


人生を長期的な観点で見てみると、やらなきゃいけないことを適度にこなし、やってはいけないことを極力やらないようにするほうがいいとは分かっていても、なかなか重い腰が上がらないもので。


人生どう生きても自由ですから、「健康に!健全に!!」なる必要は全然ないですが、自分の中で生活習慣を改善したいということであれば、方法がないわけではありません。

自分が当たり前のようにしたいことがあれば、その行動を、

  • 日々の生活習慣の中に自然に組み込むこと
  • それをするのが簡単で、楽しいものと自分に思わせること

です。

逆にやっちゃいけないと思っていることをやめるには、

  • 日々の生活習慣に馴染まないようにすること
  • それをするのを難易度を上げ、辛いと自分に思わせること

です。

よくよく見直してみると分かりますが、悪習でも良い習慣でも、続いているものは、それをするのが当たり前になっていて(精神的なハードルが低く)、簡単で(物理的なハードルが低く)、楽しいものです。

 

これは商売でもよく意識されていることですよね。


スーパーなどの小売では売りたい商品は、入り口から入った導線のいいところの、人が目につき、手に取りやすいところに置かれているものです。大人向けなら大人の目線で、子ども向けなら子どもの目線で、棚のどこに置くかも変える。

インターネットのサービスでも、客がいかに定期的に訪問するかと、そのお客がお金を使うまでの手間を減らす(クリック数を減らす)かは非常に重要です。

携帯電話の料金が複雑な体系になっていて、解約しにくい構図にしているのは、色々な意図はあるにせよ、顧客にサービスの利用を継続させるハードルになります。

 

企業の場合は、消費者の行動をかなり分析して最適な商品を提供をしています。同じように、日常生活も意識的に再構築してみるわけですね。

 

毎日勉強をしたいのなら、わざわざ勉強机に向かうのではなく、居間でもどこでも勉強できる環境にして、勉強する教材もつまらないものではなく自分が楽しいと思うものを選ぶ。教材に限界があるのであれば、勉強が終わったら自分にご褒美をあげるようにする。

 

「頑張ればどうにかなる!」「明日から頑張る!」と精神論でどうにかなるものじゃないんですよね。人は易きに流れてそこで安定するもので、それを大前提にしたほうがいい。