斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「世の中に代わりの効かない仕事はない」が「代わりはいても結果はその人しか出せないことがある」

Amazonプライムビデオで『サクラクエスト』 というアニメを見ていたら、先日自分が書いた記事(自分を守るために役割・職務内容を明確にする)で「書き足りないな」と思っていたことが、そのまま出てきました。

 

「世の中に代わりの効かない仕事はない」が「代わりはいても結果はその人しか出せないことがある」という考え方です。これ、凄く大切。

 

代わりが誰もいないと信じ込んでいると、自分で自分に必要以上の負荷をかけちゃうんですよね。「このプロジェクトは私以外の人ではできない」「私がお客さんに直接お願いされたことだから」という風に仕事でもそうだし、「この子を育て上げられるのは私しかいない」という家事・育児でもそう。実際には、自分がやらなくてもその仕事を誰かがカバーしてくれるものです。

 

ただ、今度は180度打って変わって、自分の仕事は誰でもできると思い始めると、これはこれで人生に徒労感を覚えるものです。「私は巨大な歯車の一つに過ぎない」「歯車のように壊れたらすぐ取り替えられるだけだ」みたいに思って自分の役割を果たしていると辛くなる。

 

そこで大事なのが、確かにどんな仕事も大抵は代わりが効くんだけれど、仕事のアウトプットは一人一人違うという考え方。仕事によってはアウトプットを均質化する必要があるものがありますが、そうはいっても、ちょっとした違いが出るもので、本人の性質というか努力というか、そういった個性は結果に反映されます。

 

「私しかいない」と思い込むのも「私の代わりは他にいる」と思い込むのも、どちらも当の本人としてはシンドいものです。そんなに偏らず中間ぐらいのほうが気楽なのに、本人は自分の思考が偏っていることになかなか気付けないもので。

 

そんな人がいたら、周りの人間はその人のことをよく見ている(注目している)ことを伝えるのが、どっちサイドに振り切れていても有効かなと思います。

 

ということで、『サクラクエスト』の紹介でした。仕事のカタルシスが描かれている良いアニメです。該当のセリフは5話で出てきます。

魔の山へ

『サクラクエスト』魔の山へ

  • メディア: Amazonビデオ
 

 

『サクラクエスト』は以前紹介した『SIROBAKO』と同じ会社の作品です。

ちなみに『SIROBAKO』もAmazonプライムビデオで見られるようになりました。 

超お勧めです。