斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

涙の数だけ強くなれるよ ~何百、何千回と泣かれて得た涙経験値~

子育てエピソードです。

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photo by Marco Nedermeijer

 

夜中に耳が痛いと泣き叫ぶ。中耳炎か

昨晩、子どもが「耳が痛いよ~」と泣き叫んでいまして、日中は特に変な様子はなく、鼻水も出ているということから、恐らく中耳炎だろうと判断しました。とりあえず、解熱剤を飲ませて、抱きかかえるように座らせて適宜鼻水を噛ませつつ、耳裏から首にかけて保冷剤で冷やしながらなだめます。おおよそ、20分~30分ぐらいはぐすんぐすんと泣いていたものの、痛みが収まってきたのか無事眠りにつきました。今朝のうちに耳鼻科に連れて行きます。

小児の急性中耳炎「耳が痛い!」応急処置は?

 

数千回の涙

子どもが生まれてから涙には相当慣れました。乳児期は、脱糞、食事、睡眠の度に泣きますし、2歳ぐらいまでは夜泣きもします。一日5~10回ぐらい泣く感じでしょうか。ちょっと大きくなると、思い通りにならなかったり、身体のどこかをぶつけたり、病気になったり、同年代の子どもと喧嘩をしたりして、それなりに泣きます。一日3回ぐらい? うちは多人数子育てをしていますから、子どもの数×泣き回数を経験していることになります。ざっくりカウントすれば数千回ぐらい子どもが泣いているのを見ていることになるでしょう。

子育てをし始めた初期は、いないいないばあもまともに出来ない、自意識過剰な親でしたから、泣きへの対処も最初は相当苦労しました。夜泣きにも手を焼き、日中の色々で疲れていますから、虚ろな顔で子どもを抱っこしながら午前3時ぐらいに近所をよく散歩していました。 

 

泣いている時の対処

今となっては、子どもが泣いているのを見ても特に何も思いません。そういうと薄情に聞こえるかもしれませんが、慌てふためいたり、ストレス値が上がったり、面倒になったりはしないということです。逆にちょっと楽しいぐらい。

子どもが泣いているのを見ると、

「お、泣いているなー」

「こけたのかな。それなら痛いの痛いの飛んで行けコースか?」

「喧嘩っぽいな。では、とりあえず、当事者の話を聞こう」

「病気なら症状を確認しよう。身体の部位のどこに問題がありそうだろうか?」

「わがままなら気を逸らそう。この年齢なら、まだ知恵はない」

みたいなことを瞬間的にパパパパーッと考えて、対処をします。顔と声はソフトするのを忘れずに。

 

涙経験値

こういう慣れというか、余裕が出てきたのは、空けない夜はないというように、子どもが大きくなって徐々に手がかからなくなったというのはあります。そして、何千回も泣かれたという経験値が与えてくれたものもあるかなとは思います。

親目線で言えば、泣いている分にはまだ対処がしやすいんですよね。涙には鎮静効果があると言われているし、泣いていると何か辛いことがあったのはすぐ分かる。それよりも、何も話してくれないけれど、イライラしていたり、ぼーっとしているけど落ち込んでいそうな時のほうが困る。

涙経験値が溜まって子どもの涙にそれなりに対処できるようになったのと同じく、恐らく、こういう感情がはっきりとは表に出ない行動についても、もう少し経験値が得られれば、それなりに察することができるようになるんじゃないかと踏んでいます。

 

締め

大人が泣いているのはあまりお目にかからないんですが、そういうのを目にすると、反射的に、抱きしめて、よしよししたくなります。ムツゴロウさんが動物を可愛がっているのと同じ感じですかね。でも、これが許されるのは、パートナーと子ども(時には他の家の子ども含む)だけなのは分かっているので「まるで、職業病みたいだな」と思いながら、大人の泣きは、泣いているのを眺めるようにしています。

以上、子育てエピソードでした。

 

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現在、Kindle本を書いています。昨日は、

 Q. 「隣家の中学生女子が時折近所に響き渡るような声で喚いています。その子の祖母と喧嘩をしているようです。しかし、そういう時は大抵なにか物が壊れる音がして静かになります。おとなしくさせるために他の家族が彼女に暴力をふるっているのかもしれません。なお、その子の祖母は認知症を患っており意思疎通の難しいところがあるようです。一般的な家庭内の喧嘩なのかもと思い、これまで何もアクションは取っていません。児童相談所等に通報した方がいいのでしょうか?」

を回答しました。できれば中尊寺の紅葉が終わるまでには皆さんのお目にかかるようにしたいなと考えています。楽しみにしてください。