先日こんな形で言及されていました。
今のアパートはもう住んで5年ほどになるのですが、周りは未就学児の子持ちがほとんどでとてもよい環境です。しかし、アパートに住んでいるとあるご一家(以下A一家)とトラブル(というかこちらが一方的に迷惑を被った)があり、その時の悩みを吐き出させてください。
(以下略)
このトラブルの後、私はA一家と顔を合わせていません。ただ顔を合わせたら今まで通りにこやかに挨拶をする気がない。心が狭いのはわかっているが、こんな常識がない人とこれからも同じところに住むのかと思うと非常に腹が立つ。…というわけでどうすればいいかアドバイスください。id:topisyuさんはお詳しいかしら…
同じアパートに住むA一家の自分勝手な振る舞い(我が家の駐車スペースを勝手に使う、除雪した雪を我が家の車が出るのに困る場所に置くなど)が不愉快だがどうすればよいかというものです。
トラブルにもなっていないかなり軽めのお悩みなんですけど、一応答えてみます。要は『無自覚に他人に不快なことをする人への対処法』ですね。
迷惑であることを本人にはっきり伝える
これ当たり前なんですが重要です。なかなか他人からすると理解しにくいんですが、こういう他人を不快にさせる行為をする人というのは、本人が自分が悪いことをしていると理解していないことが多いんですよね。
大したことでなければないほど、みんな面倒事に巻き込まれたくないから、なかなか誰も文句を言わない。そうして少しだけ小狡い人というのは自分の小狡さに気付くことがなかったりする。
だから、まずは、嫌なことがあったらかなりはっきりと嫌だと伝えるのが大切。曖昧な態度で認めてしまうと、人肉の味を覚えた熊みたいに同じことを繰り返します。(この例は、最近、『ゴールデンカムイ』を読んでいる影響です。)
普段から接点を持つ
よく知らない人の些細な厄介事というのは必要以上に不愉快に感じることがあるんですよね。地域のイベントで何か話をしてみたり、旅行にでかけた時のお土産を渡すのでもいいから、接点を持つのも手です。
相手がどういう人間か分かり、多少でも好意を抱ければ、相手の行為にも寛容になれるものです。また、相手は相手で、少し見知った人に対して失礼なことはしにくくなります。
引っ越した時に近所に挨拶に回るのはこういう関係性を最初に作るためなんですよね。旅行に行った時のお土産1000円ぐらいでそれなりに平穏は築けるものです。
外堀を埋める
あまりお勧めではないですが、徹底的にやるなら外堀を埋めることですね。この例で言えば、管理会社や同じアパートの他の住人と徒党を組むことです。
管理会社にはこの家族の不正行為・迷惑行為を見つけ次第逐一報告する。アパートの他の住人には同じような不快な行為を受けたことがないかシェアする。
居心地が悪くなればこの一家も多少やり方を変えるでしょう。ただ、手間がかかるし、効果が出るまで時間がかかるし、自分自身がevilな感情に取り憑かれるのが、お勧めではない理由です。
諦める
そういう人だと思って諦めるというのも一つの選択肢です。
元の悩みには、
この話を聞いて私キレました。沸点低いと言われるかもしれませんが、非常に腹が立ちました。謝りもせずこの態度だったようで、義母はよく怒らなかったと思います。
と書かれていますが、ここでの義母はこういうスタンスかと思います。 例えば、コンビニエンスストアやスーパーやガソリンスタンドで働いていると厄介なお客さんは必ずいるじゃないですか。そういうお客さん相手にいちいち腹を立てていると疲れるから、そういう人はそういう人とスルーするほうが気が楽だったりします。
子どものいたずらや避けようのない天災みたいに見ちゃうのもトラブルへの対処としてはないわけじゃないです。根本的な解決にはならないけど。
締め
選択肢はこんなところでしょうか。
ご近所トラブルなら個人的には2つ目がお勧めです。1つ目が上手くできるなら2つ目との合わせ技はかなり効きます。これに3つ目を加えることができるなら、地域住民のボスになれる素養ありです。多くの人は4つ目を選ぶでしょうけどね。
以上、簡単に答えてみました。
宣伝
今回の回答は、先月発売した電子書籍でのQ2とQ6とQ16とQ17に絡みますね。
すでに購入された方で、上記の回答がパッと思い浮かばなかった人は、復讐ではなくて、復習ついでに見直されるとよろしいんじゃないかと思います。何事も反復ですよ、反復。