家から少し離れたところにある公園での出来事です。
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※「面白そう。ちょっとやらせてよ」
下の子とその公園で遊んでいたら、小学校二年生ぐらいの子供三人が騒ぎながら入ってきました。最初はブランコをどれだけ高く漕げるかを競い合い、それに飽きたら公園全体を使った鬼ごっこをし始めました。
うちの子が遊んでいる場所にも来たので大丈夫かなと思いましたが、誰も少しもぶつかることなくスルスルと避けていて、見た目ははしゃいでいて危なっかしくても冷静な部分があるなと思って眺めていました。逆に、うちの子を鬼ごっこの障害として不確定要素として組み込んでいました。
20分ぐらい駆け回っていたでしょうか。この季節に半ズボンを履いていた、もっぱら逃げることに徹していた一人が、「ここで一旦セーブしよう。ルール確認しない?」と言い出しました。残りの二人も動きを止め、「分かった。この状態をセーブね」とお互いの位置関係を確認していました。そして、鬼になる順番のルールを決め直してから、また鬼ごっこを再開する三人。
その後の鬼ごっこでも、セーブという概念がうけたのか、元から使っているのか、今度はスロット1にセーブとか、スロット2にセーブとか言い出していました。さすがに、スロット2にセーブした後で、スロット1をロードするなんてことはしていませんでしたけどね。
以上です。
ビデオゲームのセーブの概念を鬼ごっこに利用しようとする発想が面白くて頭に残りました。子供の視点に立てば別に普段から接している親しみのあるものであり特に違和感がないことかもしれません。現象の捉え方は視点によって異なることが多いので、他者の視点を知るのは自分の立ち位置を確認できて楽しいです。