私だったら、しらばっくれますね。しつこく言い寄られたら、Webでの活動を止めます。
以上、本題です。以下、余談です。
余談
個人が特定されるのは脇が甘いからだとか、本人が望んでいたから問題ないんだとか、もともと知り合いだったんだからいいんだとか、色々前提条件の違いはあるかもしれませんけどね。
フォロワー8万人の編集者たらればさん @tarareba722がコルクで講義をしてくれてるんだけど
— 塩谷 舞(しおたん) (@ciotan) 2016年11月16日
「匿名アカとして会社には隠してたのに佐渡島さんが僕のことを本気で探し始め、ついに上司から『お前がたらればか?』と突き止められ、考えうる中で最悪の事態です」
というホラー展開なう
私だったら嫌です。共通の知人、しかも、自分がこのアカウントで活動をしていることを伝えてない人経由で「あなたが斗比主閲子なの?」なんて言われたら、物凄く嫌です。
脇が甘くても、本人が望んでいるにせよ、もともと知り合いでも、直接問い合わせをしてくれたらいいわけです。共通の知人を経由する必要がなぜあるのか。
要は、共通の知人を経由すれば、その圧力で、会える・話ができるという発想があるわけですよね。そして、思いつくことはあっても、それを実行するのにはまた大きな垣根がある。それをやる人がいる。
もちろん、仕事や友人関係で、信頼できる誰かを経由して照会が入るというのは実生活においてよくあることです。「あなたと話したい人がいるよ」って。これが、本人がオープンにしていることなら別に何も問題ない。
でも、例えば、周りに秘密にして、夜の街で占い師をしているとか、ボランティア活動をしているとか、執筆活動をしているとか、そういうときに、それを知らない人経由で、当たりをつけられたら気分がいいものではない。
そういうやり方で会うことになっても、なかなか好意的には振る舞えないですよね。仕方なく会うわけじゃないですか、外堀を埋められて。
今回アプローチされたご本人は特に気にされていなかったようです。ただ、こういうアプローチから入る記事が一般的になったら、ネットが阿鼻叫喚の地獄絵図になるような気はします。他人事である限りはなかなか知ることができない舞台裏を見れるので面白く感じるかもしれないけど、自分に置き換えると嫌。
話は、変わって。
先日見たこの記事が、良かった。
仕事でつぶれそうな人へ。過労で退職した私たちが考える、「逃げる」ことの意味【はせおやさい×ニャート】 | シゴトタイムズ
なんというか、こう、距離感がいいというか。もともとお二人とも個別にはネット上で存じ上げていて、そういう二人が一緒の記事に登場するというのを見ると、スターシステムっぽくてファン心理として楽しい部分もあります。
この記事が導入部分で「お二人の個人を特定して共通の知人経由でセットした対談です」で始まっていたとしたら、凄い怖いものとして中身を読むだろうなと思います。
ちなみに、ネトでの個人の特定をどう回避するかは、総務省がネットの使い方の注意の一つとして紹介していたりします。
SNS利用上の注意点|インターネット上のサービス利用時の脅威と対策|一般利用者の対策|国民のための情報セキュリティサイト
SNSへの写真掲載による意図しない位置情報の流出に注意しましょう。
これが結構よくできているんですよね。他にも著作権侵害の基礎知識とかあって、ネット慣れしていない人には、ここから入ってもらうとスムーズだと思う。
インターネット上のサービス利用時の脅威と対策|一般利用者の対策|国民のための情報セキュリティサイト