斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

ブログのネタがどうやって出てくるかと、出てきたネタの膨らませ方

昨日Twitterでブログのネタの出し方などをやり取りしたので、自分のやり方をちょっと書いておきます。

 

ネタはどうやって出てくるか

特に書きたいことがなければ書かないので、ブログに書くためだけにネタを探すことはしません。

もっぱら、

  1. 頭の中でちょっと思いついた話
  2. 気になったニュース
  3. 読者からの依頼

こういうものをストックしておいて、読者の需要が高そうなものをタイミングを見計らって投下します。

 

ネタをどうやって膨らませるか

上に挙げた1~3のネタのうち、3はまだしも、1と2は肉付けをすることになります。

自分は自分が想定している1000人ぐらいの底意地の悪い想定読者に、楽しく記事を読んでいただきたいので、肉付けをするのは、その人たちがより納得してくれるように、ほっこりしてくれるようにと、そういう方向性になります。

この肉付けの方法は、

  1. 個別具体的なほっこりエピソードを挿入
  2. 抽象度の高い統計情報を参照
  3. ねちっこい、トメトメしいツッコミを追記

この三要素の組み合わせです。

人間が物事を理解する時には、具体的なところと抽象的な大きなところがあると頭に入りやすいですから、1と2の組み合わせはよく意識します。3については、良い意味でも悪い意味でもこのブログの特徴でもあるので、ちょっとした味付けとして入れるようにします。

自分が見る限り、半径10mぐらいの個人的なことを書く人、法律や経済や世界情勢など非常に大きな話を書く人というのは、それぞれ多いのですが、これらをそれなりに配分させている人はまずお目にかかりません。

 

どんな風に記事にするのか

では、具体的に、どのように記事にしていくのか、そのプロセスを紹介してみます。

 

昨日たまたま高齢男性による暴力事件が報道されてまして、ちらっと「中高年による暴行件数は実際どんなものかな?」と考えてました。これがネタ出し。

肉付けのための個別具体的なエピソードとしては、自分もベビーカーを使っていたことがありますから、

  • 子どもをベビーカーに乗せてエレベーターの順番待ちをしていると中高年に横入りされることがあった
  • 1歳時ぐらいまでは街を歩いていると高齢者によく子どもの顔を触られた

なんていうのが思い出せます。これを読者を意識した形に再構成します。これはせいぜい10分~15分ぐらいの作業でしょうか。

統計情報としては、高齢者による暴力性の有無が確認できそうな情報を検索します。犯罪の認知件数はちょっとバイアスがかかるので注釈付きになりそう。年齢別DV件数なんかも(あれば)参考にできるかもしれません。Googleトレンドで実際どれくらい話題になっているかを調べるのもいい。紹介する統計が一つぐらいなら作業的には10分ぐらいです。数が増えれば増えるだけ時間はかかります。

トメトメしさについては、どこまでやるかなんですけど、こういう状況が起こる背景とかを推測してみるかもしれません。例えば、新幹線で火を付けた人とか優先席前でスマホを利用している人を殴った人なんかを頭の中に浮かべて書く。

 

締め

個人ブログというのは本当に制限が少ないですよね。字数制限もないし、書いたものの事前チェックもない。投稿時間も自由。書き直しも可。

逆に、それだけ自由性があると、白紙のノートを手渡されたり、何もない空間に放り出されたり、そういう感覚に近いところがあり、当惑する人もいるかもしれない。

仕事でもないんだから書きたいことがあれば書くぐらいでいいと思うんですけど、もし、ブログに書くネタがないと苦しんでいる人がいるなら、ブログに向かわずに、現実の実生活を地道に楽しくしていくといいんじゃないかなと思います。そうすると、ブログなんてどうでも良くなるし、そういうときのほうが筆も進みます。もちろん負のエネルギーをブログで爆発させることも楽しいですけどね。

暇潰しや娯楽としてブログをやっているのに、それで苦しむのなんて本末転倒かなと考えています。 

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

  • 作者: 外山滋比古
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2013/08/02
  • メディア: Kindle版
 

※この表紙、格好いいなー!