斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

友人が妻持ち男と不倫して、その上他の男と付き合っていることをいちいち私に報告してくる

こんなはてな匿名ダイアリーの記事がありました。

友情について。

現在30代で、普段遊んだり本当に友人と呼べる人は1人だけ。
その同年代の友人についてなんだが、最近異性関係が荒れ果てていて、どう接したらいいかわからなくなっている。
友人は「浮気なんて信じられん!」という人だったのだが、友人が最近好きになった人に彼女がいた。
友人も「相手に彼女がいるしやめといた方がいいよね?」とわかっていながら、その男性と付き合う事になってしまった。
ダメだろ、と思いつつ反論が苦手な私はやんわり否定したり、そうだね、、と話を聞いていた。
そして、つい最近他の男性からも告白されたらしく、友人はそっちと今仲良くしているようだ(浮気している事も相談しているらしい)
彼女持ちだった男はもう友人から見放されたと思ったのか、浮気相手がいたことを男の彼女に正直に話したらしい。
当然、男の彼女はブチギレた。
それでも、その男から友人は「新しい男とうまくいくといいな。もし寂しくなったらいつでも言ってな」とかいうメールが届いたらしい。
正直、その男の彼女から、友人が危害を加えられる恐れもあるので、とっとと縁を切ってほしいし、何より私自身浮気は許せないし、彼女持ちの男とその彼女の関係をめちゃくちゃにしといて今は他の男に揺れていたりとか、わけがわからないのだ。
そこで、もうそんなことやめろよ!って言ってあげるべきなんだろうけど、なんで私が相手を変えようと頑張らなきゃいけないんだ?と思ったりもする。
当たり障りなくメールに返答してあげてればいいのか?
もうこんな友人合わないし見切りをつけた方がいいのか?
ここまでだらしなくなると、もう呆れ果ててしまうわ。
こっちも相談されてて疲れたよ。

ちょっと人物関係が分かりにくいので簡単に整理しますと、

「友人が妻持ち男と不倫して妻バレしている中、他の男とも付き合い始めて、そういうことをいちいち私に相談してくるのに呆れた、疲れた。どうしたらいいか」

という悩みですね。

よくある話だなと眺めていましたら、ブックマークコメントで、

こういう形で召喚されたのでちょっと思うところを書いてみます。

 

悩みのポイントはたぶん2つ

この悩みは分解すると大きく2つに分けられると思います。

一つは友人の不倫行為そのものへの嫌悪感、もう一つはそういう行為について友人が相談と称して自分に逐一報告してくるのが面倒であることです。

自分が好ましくないと思う行為を友人がしていること自体が耐えられないのに、更に友人関係があるということで毎度聞かされてしまっている。

浮気した男からの、

それでも、その男から友人は「新しい男とうまくいくといいな。もし寂しくなったらいつでも言ってな」とかいうメールが届いたらしい。

こんなメールさえも共有されたら、そりゃ面倒ですよね。こちらの話は聞く姿勢は見せず、ただただ痴話喧嘩みたいなものを話してくるわけです。

 

何でも話を聞いてくれるから話す

このような、不適切かつ他人からするとどうでもいいことを話していると周りはどんどん離れていきます。ただでさえ内容は反社会的な要素がある上、自分がどうコメントしようが我が道を行くのであれば、暖簾に腕押し、糠に釘で、話をする気がなくなります。

はてな匿名ダイアリーで元記事を書かれた方は、結構長い間友人からの相談を聞き続けたと思われます。恐らく、その友人からすると話を聞いてくれる数少ない人間の一人になっているでしょうね。元記事を書かれた方としては、その友人はかけがえのない人だから、どんな話をしても受け入れてしまう。

自分がよくある話だと思ったのはこういう人間関係についてです。聞き手は相談を受けているつもりだけれど、話し手は誰かに共有して欲しいだけで答えは求めていないという関係性。大体、聞き手の方がどこかで音を上げます。

 

解決する必要があるのか?

それで解決方法ですが、個人的には耐えられる限りは耐えて話を聞いた方がいいんじゃないかと思います。

共依存といってしまうのは嫌なんですが、こういう関係性は結構Win-Winになっているんですよね。話をする方はその人ぐらいしか話を聞いてくれるから人がいないから話をしようとし、聞く方は自分ぐらいにしかそういう話をしないということで自分だけが頼りになる存在になっていると思えますので。

そもそも、友人関係があるといっても、他人の人生をコントロールできるものではないですよね。誰かの人生を背負えるわけではないですし、問題点を指摘したとしても対処するかどうかは本人の意思ですから。

ただ、長いこと付き合っている友人だからこそ分かっていることもあるし、その友人から指摘されたことだから目が開くということもないわけじゃありません。

話を聞くということで成立する人間関係に耐えられないなら、相手が自分の思う通りに動くことは期待しないで、これまで溜まってきた自分の思うところを言ってみて、それで自分がスッキリするか確認してみるのもいいでしょうね。

 

締め

自分はこういう話を聞くのは大好きですけどね。普通の人は修羅場にあっても逐一状況報告なんてしてくれませんから。