斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

"もし『ごちそうさん』の登場人物が小町で相談したら"

昨日書いた記事にこんなはてなブックマークコメントがありました。

id:tianbale-battle

この一件で感じたのは、誰もNHKの朝ドラを見てないんだな、ということだった…。あまちゃんのあとは難しいよね。

はてなブックマーク - tianbale-battleのブックマーク - 2014年1月19日

確かに、topisyuもそうですし、topisyuの記事へのはてなブックマークコメントでも、他の方の記事でも、NHKの連続テレビ小説『ごちそうさん』は言及されていません。

 

id:tianbale-battleさんは、これでもって、誰も『ごちそうさん』を誰も見ていないと判断されたかと思いますが、そんなことはありません。topisyuのTwitterのタイムラインでは、特にめ以子が西門家に嫁いだあたりから大盛り上がりです。(特に、和枝さんの「床をなめろ」は評判が良かった。)

 

当然、発言小町にもトピがあります

発言小町でも、昨年11月にちゃんとトピが立っていて、息長くレスがされています。

「ごちそうさん」を語りたい。 いただきます 2013年11月30日 21:26

そろそろ、朝ドラの「ごちそうさん」を語りませんか。

特に大阪編になってからは、め以子の明るさと
西門家の鬼女達のやりとりに、毎日ハラハラワクワクしてます。
料理はおいしそうだし、着物も可愛いし、
画面の雰囲気もキレイですよね。

コマッチャも大阪編から大変お気に召されているようです。それにしても、既婚女子を既女と略した上で、鬼女と表現する、2ちゃんねるの言葉が小町でそのまま掲載されるというのも感慨深いものがあります。最近は、トメやコトメも無事掲載されているのを確認しています。

 

はてな匿名ダイアリーでの盛り上がり

この盛り上がりを受け、topisyuも"もし『ごちそうさん』の登場人物が発言小町で相談したら"をやろうかなと思ったら、先にやられた人もいたり。

もし「ごちそうさん」の登場人物が小町で相談したら

め以子 私が悪いのでしょうか?

夫が私に隠れて女性と二人きりで会っていました。これって浮気ですよね?

(以下略)

このはてな匿名ダイアリーでのトラックバック(ツリー)でもかなり盛り上がっています。はてなブックマークコメントも皆さん楽しそう。

はてなブックマーク - もし「ごちそうさん」の登場人物が小町で相談したら

 

気分を良くして、この方は、家庭板バージョンも書かれています。

もし「ごちそうさん」のめ以子が家庭板に書き込んだら

536: 名無しさん@HOME 1923/5/10

相談に乗ってください。

(以下略)

当然、『ごちそうさん』の時代に2chはないわけですが、わざわざ年号を時代に合わせているのが細かくて素敵ですよね。

 

『ごちそうさん』が例外?

ただ、その大元のはてな匿名ダイアリーへの投稿での、

http://anond.hatelabo.jp/20140116143842

うすうすそうなんじゃないかと思ってたんだけど
今週の展開を見て確信した

ごちそうさん、って、家庭板脳、もしくは小町脳向けの娯楽だ

 

そりゃ、あまちゃんより視聴率良いってのも頷ける

とあるのは、ちょっと違うかなと思いました。(もし~を投稿された方とは違う方です。)そもそも、『あまちゃん』 が例外であって、朝の連続テレビ小説というのは、以前から小町脳や家庭板脳な人向けに作られていた印象があるからです。

 

ドロドロが素晴らしい、朝の連続テレビ小説

topisyuが嫁姑物に目覚めたのは、1992年の連続テレビ小説『おんなは度胸』からでした。(正確には、嫁と義理娘物ですが。)藤山直美さんの強烈な演技、ヒロインの桜井幸子さんの芯の強さ、香川照之さんの存在感、そして実際は40代なのに20代を演じきる泉ピン子さんなど、出演陣が素晴らしく、橋田壽賀子ドラマに引きずり込まれ、毎朝学校に遅刻していました。

温泉旅館を支える女たちの闘い

f:id:topisyu:20140119030353j:plain

ブームに取り残された老舗旅館を義理の母子、玉子(泉ピン子・写真右から2人目)と裕子(桜井幸子・左)が支える。2人のしれつな主導権争いが話題に。(右端は玉子の夫役・藤岡琢也) 

このドラマで桜井幸子さん評価され、翌年の『高校教師』で主演されていましたよね。

 

『おんなは度胸』は、朝の連続テレビ小説の視聴率低迷期の作品で、この作品のヒットで、再度連続テレビ小説の復活が期待されたものでした。(その後も低迷していましたが。)

 

締め

こういう家庭内トラブルが好きな人を称して、小町脳や家庭板脳と表現する言葉がインターネット上でできたから、そういう娯楽が最近定義されるようになったというのではなく、そういう娯楽自体は、それこそ連続テレビ小説に限らず昔からありますよね。

 

比較的若い層が多いネットユーザーが、ネットが普及して10年、20年経ち、自分自身も家庭内トラブルを自分たちも経験するようになり、家庭内トラブルネタを楽しむようになった。

 

はてなの小町化を進めると言うと、「なんてことをしてくれるんだ」「俺達の世界が汚れる」なんて反感を買われることがあるのですが、topisyuのような個人がどうこうするまでもなく、ユーザー層が中年化した媒体はそういう方向性に向かうものではないかなと考えています。