パロディです。太字は特に改変している個所となります。
『
「他人の批判ばかりしている人が不幸なのには理由がある」というブログ記事を読んだ。他人に対してネガティブな批判しかしないという人が多く、一方的に批判ばかりしている人は不幸で可哀想な人だという批判だ。
他人の批判ばかりする人が実際に多いかどうかは、調べたわけではないので分からないけれど、私は「そういう批判ばかりする人を批判する人はいる」と思っている。
もしいるとしたら、カッコつけて評論家のようなものを気取りたいのだろう。自ら表現や発信をするよりも、すでにあるものを批判をする方が簡単だ。一所懸命考えなくても済むから、いつでもどこでも誰でも出来る。
だから「人の上に立ちたい」「カッコイイと思われたい」「尊敬されたい」という自己顕示欲が強い人や、自分に自信が無い人ほど"批判"という簡単な方法で自分の力を誇示するのだろう。
また自分の本音を言っているつもりが、他人の批判ばかりになってしまっている人は、単に「好きなものよりも嫌いなものの方が多い」人なんだろう。好きなものより嫌いなものの方が多く、他人の批判ばかりしている人生というのは不幸だ。
他人の批判ばかりしている人が不幸なのには理由がある。私が相手を養うとしたら、料理が出来ない人は絶対に嫌だ。「いつも笑顔で明るい人」が好き?なりたい?私は嫌だ。いつも友達と過ごしている大人は、なんだか少し気持ち悪い。女性店員が釣り銭を渡す時に手を握ってくるのが気持ち悪い。
誉める事よりも批判の方が多い人は、やっぱりどう考えても不幸だ。
「脳は主語を認識できない」と言われている。これは脳科学的に立証されているわけではなく賛否両論あるようだけれど、面白いなと思った。
例えば「彼は馬鹿だ」と批判をした時、脳は主語が理解できないので「彼」を自分自身との事だと認識してしまう。結果、他人の批判ばかりをしている人は、自分が批判されている時と同じ精神状態になり、傷つき落ち込んでしまう。よく「悪口は自分に返ってくる」というのはこれの事だろう。それによりストレスが溜れば、また他人を批判し負のスパイラルに陥っていく。
共感も好感も示さず他人の表現や発言に依存し、一方的に批判ばかりしている人は不幸で可哀想な人だから、もし何か言われても腹を立てずそっとしておこう。
読んでいただきありがとうございました。
』
冒頭部分を直すだけで、応用範囲が広そうです。
文中に登場する「脳は主語を認識できない」の出所はどこなのか調べてみたら、どうやら、"20歳よりアムウエイビジネスで躍進し、ほとんどの世界タイトルを最年少記録で達成"したという山崎拓巳さんが、サンクチュアリ出版で発表した『やる気のスイッチ!』で取り上げられ、広まっているようでした。
- 作者: 山崎拓巳
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 14人 クリック: 124回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
一方で、こちらが出所という話もあるようです。
この本では、専攻が人工知能の月本洋さん(東京電機大学教授)が「母音の比重が大きい言語は主語や人称代名詞を省略しやすい」ということを提唱されているものです。
日本人の脳に主語はいらない2〜脳内の伝達が主語の必要不必要を決めている - るいネット
日本人限定なのかそうでないか、気になるところですが、どちらも5年以上前の本ですから、元の研究があったとしたら、その後追検証が行われていてもおかしくなさそうです。topisyuはこれ以上調べていませんが、あまり根拠がはっきりしないものを利用して自分を納得させたり他人を批判するのは、誤解が生じやすいので、気を付けたいですよね。