斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

まだブコメで消費しているの?コメント欄の楽しさと承認制コメント欄のすすめ

半年ぐらい前に気軽にコメントをするようにし始めてから、ブログにコメントすることが楽しくて、(記事の1getをして発火させる活動と合わせて)今でも続けています。この記事は、ブログのコメント欄にコメントすることの楽しさとか、承認制コメント欄というものの紹介をします。お好きな人だけどうぞ。

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※所在地が分かる人は半分ぐらい?

 

 

はじめに

昨年5月ぐらいに思い立って他人のブログのコメント欄でコメントすることにしました。

経緯としては、一年ちょっと前から、これは拡散させたいなぁと思うものは、はてなブックマークで1getを取って人気にさせるという活動を続けていたわけですが、

続けているうちに、ものによっては不用意に人気にさせたくなかったり、そこまで拡散させたいわけじゃないけど一言執筆者さんに何か伝えたいなんていうことがあったり、ちょっとした軽い好意を伝えたかったりと、そういう気持ちが芽生えてきたわけです。

それで、考えてみたら(考えるまでもなく)、そういう時にコメント欄があるんじゃないかと思い当たり、半年ぐらい前からブログのコメント欄にコメントをし始めました。

 

ブログのコメント欄の楽しさ!

コメント欄の何が楽しいかって、ブログの執筆者さんにお手紙を届けた感が強いところです。

はてなブックマークのコメント欄やTwitterのtweetで感想を書いてもいいのだけれど、これは、ブログの執筆者さんとは距離があるんですよね。やっぱり、自分のブログとは別のサービスで展開されているものだから。

その点、コメント欄は執筆者さんに思いの丈を伝えるのがとても楽です。字数制限がないし、書き込みが何度も可能。はてなブックマークにしても、Twitterにしても書ける分量は100字程度と字数制限があるため、結構誤解が生まれやすい。そして、そういったサービスを利用していなくても大体は書き込める。

後は、意外と他の人も読んでくれて、はてなスターというのを付けてくれるんですよね。別に執筆者さん以外のためにコメントするわけじゃないんだけど、何か反応があるのは嬉しいものがありますし。

はてなスター欲しさにはてなブックマーク欄で大喜利を展開している、スター亡者という人たちがいるんですが(筆頭がid:feitaさん。ひゅー!)、人気の記事だと競争率が100倍ぐらいになっちゃいます。その点、コメント欄は平和なものです。

 

実例

自分が楽しくコメントした例をいくつか紹介しておきます。

 

一つ目:三段落ち

極上の塩ラーメンが食べられる行列のお店「饗 くろ喜」 - アキバランチ

コメント欄

このコメントは、最初にコメント欄で業者の人がスパム的なコメントをし、それにこのブログの執筆者のカイシデンさんのお友達が悪ふざけをしてコメントを残していたので、これは大喜利のいい場面だと思い、三段オチのコメントをしたものです。以下は、このコメントへのはてなブックマークコメントでの反応。

極上の塩ラーメンが食べられる行列のお店「饗 くろ喜」 - アキバランチ

コメント欄一人目を見たとき「うわーこんな依頼本当にくるんだ」 コメント欄二人目を見たとき「!?www」 コメント欄三人目を見たとき「!!!!???wwwwwwwwwwwwww」

2015/06/11 15:32

 

二つ目:相乗効果

「オバケがくるよ」って子供に言っていい? - スズコ、考える。 

なまはげ 

この記事では、ナマハゲの真価について触れられていたことから、執筆者からナマハゲとして認識されている自分がコメントすると、相乗効果があって面白いかなと思い、コメントしてみました。

 

三つ目:心温まる交流の続き

噂の人気ブログ「散るろぐ」のチルド氏がお友達になりそうな女の子を募集しているようです - 散るろぐ

fukuoka

こちらは、コメント欄で過去最高のスターをもらったものです。実に40以上で、カラースターも含まれます。執筆者の方と自分の間には以前に心温まる交流があったため、それを踏まえた上で、コメントしてみました。以下は、このコメントへのはてなブックマークコメントでの反応。

噂の人気ブログ「散るろぐ」のチルド氏がお友達になりそうな女の子を募集しているようです - 散るろぐ

あれ?オチがないな?と思って訝しい顔になりましたが、コメント欄にちゃんとオチが降臨されていて安心しました。

2015/10/07 15:32

 

なお、これらはあくまでごく僅かな例です。大体一日一回コメント欄に出没しているので。最近はコメント欄によく出没する人というイメージも構築されつつあるようです。

その他どんなコメントしているかにつては後述する方法(余談)で確認できますので、暇な人は追ってみてください。

 

コメント欄も万能ではない

ただ、こんなに楽しくて、万能に見えるコメント欄でのコメントもいいことばかりではありません。

まずは、記事本文をちゃんと読まないといけないということです。通常、はてなブックマークのコメントやTwitterでの感想等は、ほとんど記事を読まないで呟いても特に問題がないし、プレッシャーはありませんが、ブログ執筆者に読まれる可能性が高いコメント欄でそれをやると不作法となります。はてなブックマークのコメント欄やTwitterが石の下や木の枝の上だとすれば、コメント欄はブログ執筆者の庭です。庭にゴミを投棄するのはマナー違反です。

また、ブログ執筆者に必ずコメント返しを求めるようなコメントも望ましくありません。これをやると、ブログ執筆者もコメント者もともに疲弊していきます。往復書簡が何度もできるのがいいところではあるものの、徐々に義務感が生じてきてしまいますから。返事を求めない、適度にライトなコメントが期待されます。

そして最後に、全てのブログ等にコメント欄があるわけではないということです。理由は様々ですが、荒らし対策というのはあるでしょう。コメント欄は運営者の庭である以上、庭に不法投棄された産業廃棄物の処理は、運営者が行われなければなりません。

あくまで、サイト運営者の庭先をお借りしていることは認識する必要があるということですね。自分は、ブログ執筆者さんからあまり良い反応がなかった場合は二度とそのブログのコメント欄には出没しないようにしています。

 

承認制コメント欄のすすめ

ここからは、ブログ執筆者に対して、承認制コメント欄をおすすめするものです。

荒らし対策、安全上の理由、自分のコンテンツにゴミが混じるリスク等から、コメント欄を設置しない方は多くいらっしゃると思います。かくいうこのブログも開設からそろそろ丸2年ですが、最初の1ヶ月はコメント欄を設置していたものの煩わしくなり、その後1年間はコメント欄は設置していませんでした。

ただ、自分がコメントするのも楽しいことから、人にもコメントできる場を提供しないのはどうかとも思い、1年弱前からコメント欄を設置することにしました。自分のブログで設置しているコメント欄は、承認制コメント欄です。誰でもコメントは投稿できますが、そのコメントは自分が承認しないかぎり公開されません。(庭に登場しない)

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※設定方法は、ダッシュボード→設定→基本設定から。

承認制コメント欄にはとてもいいところがあり、

  • 荒れているコメント欄を見て荒らそうとする荒らし(便乗荒らし)を防げること
  • 不適切なコメント(例えば、犯罪の示唆、個人情報の漏えい)が掲載されることを未然に防げること

というように、ブログのコメント欄の不便さをかなりの部分払拭できます。はてなブログの場合は、承認制コメントに加えて、IPアドレスでの投稿規制もできますから、美学とは何かみたいな数千字に渡る独りよがりなスパムコメントをするような人も簡単に排除することが可能です。

加えて、非公開コメントを集められるという、承認制コメントならではの利点もあります。何か執筆者に伝えたいけれど、表立っては言いたくない、メールで伝えるのも面倒という人が、気軽に執筆者に物を伝えることができます。例えば、誤字脱字の指摘をしたり、オフレコ情報を伝えたりとかですね。(「割れ鍋に綴じ蓋」を「割れに綴じ蓋」と間違えていたことをご指摘頂いた方、ありがとうございます。いつもお世話になっています。ぼやけた頭で何か変だなーと思って打っていました。)

このブログでは、コメント欄も読者のコンテンツと考えていますので、自分へのメッセージ性が強いものは公開せず、読者に読んでほしいものは公開しています。また、「公開しないで!」と予めコメント頂いているものももちろん公開していません。これを公開してしまっては、その後の非公開コメントを集められなくなってしまいますからね。

大体、平均して一記事一件ぐらいコメントはいただいています。いつも皆さんありがとうございます。すべて目を通しています。

 

締め

ということで、コメント欄の楽しさが伝わりましたでしょうか。

はてなブックマークで「これは素晴らしい!」「感動しました!」といった歯の浮いたようなコメントをするのももちろん楽しいんでしょうけど、たまにはブログのコメント欄を利用するのもありだと思います。ブログの執筆者さんもぜひ承認制コメント欄を導入して頂けると嬉しいです。

なお、コメントをする場合は、あまりネタに走り過ぎるとブログの執筆者さんに迷惑になりますし、必ず執筆者さんから返事があると思うと病んでいきます。ご利用は計画的に。

以上、本題です。以下、余談です。

 

 

 

余談

世の中には「コメント欄でコメントされるとその人がどこに出没しているか分からない!はてなブックマークならお気に入りに入れられるし、Twitterならフォローやリストに入れれば楽に追えるのに!!」というストーカー気質の人もいらっしゃいますよね。

はてな限定ですが、これを追う方法はあります。具体的には、コメントの動向を追いたいユーザーのはてなスターのページをご覧ください。ここでは、その人のはてなでの活動が全て見渡せるようになっています。ほとんどの人がアクセスしない、利用価値がないように見えるこのページですが、なんと、その人のコメント履歴もここでは反映されています。

実例:id:kiya2015さんのもの ⇒ kiya2015のブログ - はてなスター

kiya2015

※赤枠で囲んだ部分がコメントです。自分の記事にも2回コメントされていますね。

直近の8つのはてな内のアクションのみ反映しているので、すぐ流れていっちゃいますから、チェックする人は相当な暇人だと思いますけどね。

なお、ここでどんなコメントをしているか確認しようとすると、本来は見られないはずのものが見ることができたりします。システムの欠陥だと思いますので、どういうものかはあえて触れません。教えてほしい人は、以下のコメント欄に、はてなIDでログインした上でコメントしてください。