Twitterを眺めていたら、示唆に富んだ結婚にまつわるエピソードが流れていたので、お裾分けします。(id:white_cakeさん、id:kamayan1980さん、id:wacokさん、tweetをお借りしました。)
31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる (ウィングス・コミックス)
- 作者: 御手洗直子
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2013/08/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
※妻視点。
婚活中なのにプロポーズを断る女性とは結婚したくない男性
仕事もできるし、清潔感もあるし、女性ウケもいいのだけれど、婚活が上手く行かずこじらせている男性がいるそうです。
知人で完全に婚活こじらせてるぽい男性がいる。仕事できるし人当たりいいし話していても感じよくて職場の同僚には慕われているし、ルックスはフツウながら清潔感はあるし、裕福なご家庭の堅実な御仁だ。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 14
彼が婚活しているときいたとき、私は絶対にすぐに結婚できると思った。案の定、すぐに女性と親しくなった。優秀で勉強熱心な彼は、婚活においても学びを重ね、傾向と対策をしっかりつかんで、女性ウケの良い店などをスマートに予約し、デートを重ねた。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 14
……というところで彼の婚活はいつも破綻する。何人もの女性とデートを重ねて、そこで終わっちゃう。すごい不思議、はっきりとダメな人ならそもそもデートを複数回重ねる段階までいけないはずなので、そこまで持っていけるのにダメになるのが謎すぎる。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 14
と思ったら、どうも彼はデート3、4回目になると女性にプロポーズするらしい。婚活なのははっきりしてるんだから話を早く進めたいのだ。優秀で、合理的な人だから。女性はみんな「嬉しいので、少し考えさせてください」と答える。するとここで彼は、切れてしまうらしい。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 14
「考えさせてくださいってどういうことだ。今まで数回会っている間に結婚について考えていなかったのかありえない。婚活なのに時間を無駄にしている。そんな女、こちらからお断りだ」となってしまうそうで。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 14
これを知った時私はこう、あまりのもったいなさに身悶えしましたよね。相手が「考えさせてください」と言ってからあと三回デートすれば、望み通り結婚きまったと思うんですよ。婚活中だからこそたいていお互いに平行して複数の相手と会っているわけで、そこを絞り込む猶予は与えないと。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 14
ら一回、「三回あってプロポーズしたなら、あと三回会えば決まりますよ」と彼に一度言いたいのですが、なんかむちゃくちゃ言いづらいんですよね。たぶんこれプライド関係の話なので、下手にさわると私も怒らせちゃう。だから黙ってるんですけど、もったいないよなああああ。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 14
これを読むと、もったいなーい!と思いますよね。婚活で3~4回もちゃんと会えているということは、ほぼその男性と付き合ってもいい(もちろん結婚も想定している)と女性は思っている状態じゃないですか。
婚活の場合は、基本的なプロフィールをお互い共有しているわけで、ある程度条件はクリアーされてから会っているわけですよね。一度会ってみてもう無理だと思う/思われることがあればそこで終わる。それがちゃんと二回目、三回目と会うということは、複数案件がある中でそれだけ相手に時間を割いているということです。
断った男性の方も断られたと思って傷ついたようですが、自分から断ったつもりがないのに断られた方の女性たちも傷ついたはずで、不幸なすれ違い案件です。
この件では男性が同じ失敗を繰り返しているということですから、女性一般に改善を望むより、女性からウケるための努力に加えて、相手の状況を理解したり、クロージングに持っていく技術が存在していることを知るとまた違う結果になりそうな気がします。
婚活は就職活動の面接みたいなものだから「考えさせてください」はお断りに受け取れる
という話について、この男性の気持ちが分かるという男性が元tweetの方とやり取りされていました。
@kamayan1980 就職で考えるとまさにそのとおりなんですけど、たぶん大抵の人は自分が「条件だけ」で選ばれていると感じちゃうと辛い気がするんですよね。条件もあって選ばれてるけど、そこにプラスアルファでココロ通じる部分があると思って欲しい、みたいな。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 15
@kamayan1980 なるほどー。やっぱりこれ、合理性とか最適化の話のようにみせて、実際にはプライドと感情の話なのだなあと思いました。恋愛だったら感情の部分をひたすら重視でも回りますけど、婚活だから条件の話がどうしたって出るのが、人を傷つけたりするんですかね。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 15
@kamayan1980 まあたぶん「考えさせてください」というのは考えてなかったということではなく、より最終段階の検討をさせてください、みたいなかんじなんだとは思いますが。解答用紙を埋めて、最後の見直しをかけますくらいの意味でとるとお互いにハッピーかなと思いました。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 15
@kamayan1980 なるほど。件の男性が同じ考えなのかはわかりませんが、かなり参考になった気はします。ありがとうございました。
— 城伊景季 (@white_cake) 2015, 11月 15
確かに、婚活は就活と言葉が似ていますし、プロセスもかなり近いものがある。
就職活動の三次面接で「当社にぜひ入社してほしい!」と言われたのに対し「考えさせてください」と答えたらかなりの確率で落とされます。
「考えさせてください」と答えるより、「もちろんです!来月にも戦力になります!!……と申し上げたいところですが、何分大きな決断ですから、家族にも十分説明する時間をいただけると助かります。どなたか貴社の従業員の方とお話させていただく時間もいただけますでしょうか」と答えた方がウケは断然いい。
よくあることですけど、結婚生活で、相手が自分のことを分かってくれるとか、察してくれるとか口に出さないで期待したって、なかなか伝わらないですからね。
分かってもらえない!と大爆発を繰り返す人もいるけれどそれは悪手ですし。 男女お互い様な話だよなぁと思いました。
第一第二印象が良くなくても第三印象でキュンと来た
などと、男性側の意見も一理あるなと思っていたら、以下のtweetが目に入りました。
夫、第一印象どころか第二印象もよくなかったけど、第三印象が素晴らしく良く、その時の言葉にキューンとして付き合いだしたので、とりあえず三回は会ってみるもんだなと思った。
— wacott (@wacott) 2015年11月15日
この方はクリスマス・イヴに、(確か)婚活で出会った男性と彼氏彼女の関係になったことをtweetし、結婚後は惚気tweetを連発していまして、自分はそれを読むのが楽しみでリストに入れているのですが、こういう考えも確かにあります。面接でも可能性がありそうな人をとりあえず一次は通してみて、後半で判断してもらうというのもあります。
面接テイストで婚活を進めることについては、こんなトピがありました。
婚活で出会った男性とのデートの回数:毎週会うのはしんどい! : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
正に「ぷりん」さんがおっしゃるように、仕事と同じように婚活&デートもビジネスみたいに進めている感じでした!
デートを通して「自分の将来の妻としてふさわしいか?」ということを毎回細かくチェックされているのをひしひしと感じてしまいました。
もちろん結婚相手を決めるのですから相手を「チェック」するのは当たり前ですが、あまりにもビジネスライクでこちらも息切れしてしまいました。。
これはこれでそうですよね。婚活中に会うのはデートと考えられるわけで。面接と考えている人とデートと考えている人とでは折り合わないものがあって当然。
締め
男女の付き合い方に限らず、コミュニケーションの方法には各人のスタンスがありますから、相手の言動に対して多少寛容度がある(許容量がある)人のほうが誤解を受ける/与える余地は少ないものです。
ただ、それがいつでも出来れば苦労はしないですよね、ブラック企業ならぬブラック婚活相手に出遭ってしまって、それがトラウマになり、徐々に寛容度が無くなり、消極的になることがある。だから、就活にしても婚活にしても出来るだけ早く終わらせた方がいいという話になるのだと思います。
31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる 31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる (ウィングス・コミックス)
- 作者: 御手洗直子
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (7件) を見る
※夫視点。