斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「このままだとぼっちママになる予感がするので、自分の心の平安を保つ方法を身につけたい」

現在妊娠中で、友人が少ない方からこんな相談がありました。 

中学、高校、大学と馴染めず辛い思いをしました。

多分空気が若干読めないところがあるのと、学生時代は太っていたので、それで浮いてしまったのだと思います。大学時代は特別親しい友人はおらず、広く浅くといった感じになりました。それとお金を稼ぐために大学やサークルよりバイトに集中したため、中学、高校よりかは寂しくなかったです。

今でもポツポツ連絡を取る友人はいますが、不妊治療を始めて精神的に疲れてしまい、今までの友人達とは距離を置いてしまいました。実は今妊娠しているのですが、そのことを今まで親身になって話を聞いてくれた既婚で子どもがいない友人に伝えたら素っ気ない感じでした。気のせいかもしれませんが、境遇が違ってきたら仲良くできなくなるかもと思うとしょうがないとはいえ辛いです。

もしよろしければ、昔から人間関係が上手くいかないし、どうやったら友達ができるか、どうやったら友達がいない状況でも平気になれるのか教えていただけますか? 私はこの先順調に進めば出産しますが、確実にぼっちママになる予感がするので、自分の心の平安を保つ方法を身につけたいです。

マル子

ということで、友達の作り方、友達がいなくても平気でいられる方法について、簡単に書いてみます。

 

友達の作り方

友達の作り方は、大きくは以下のステップとなります。

  • 人と出会う
  • 出会った人と共通点を共有する

これだけです。

恋人を作る方法とあまり変わらないですけど、恋人を作る場合は、ここにクロージング・プロセスが追加されます。要するに、相手に好意を伝えるプロセスです。友達は「私たちって友達だよね!?」と友情を確認しなくても友達になれます。

人間が相手に親しみを覚えるのは、相手と共通点があるときです。従って、趣味が多くあり、相手と自分の共通点を無理矢理でも見出すことができる人は、友達を簡単に作れます。そうでない人は作れません。

自分に趣味がない、共通点の確認が下手な人にお勧めなのは、体験型のイベントに参加することです。農業体験でもなんてもよくて、共通の体験をすれば、共通の思い出を持つことになりますから、趣味が合わなくても、共通点がなくても、相手に親しみは感じられます。学校の同級生なんかがこれですね。大学に入ると、サークルでもやらなければ共通体験の機会が減るため、マル子さんのように友達がいなくなる人がたくさん出てきます。

なお、子どもが生まれれば、妊娠をしたという共通体験を持つ人が周りに登場します。子どもが保育園や幼稚園に通いだせば、そこで子どもの話を共通の話題にして会話ができるようになります。多くの人は苦労なく、友達を持てるようになります。

これが、魔のママ友が生成される理由です。

 

友達がいなくても平気でいられる方法

友達を持つ目的は、大きく以下に分けられます。

  • 暇潰し
  • 情報源
  • 一人でできないことをやるため
  • 誰かと支え合う精神的な安心感

こういう目的がなければ、別に友達を持つ必要はありません。

世の中に目を向けると友達がいて当たり前のように見えるかもしれませんが、友達がいない人はそれなりにいますし、友達のうち親友と呼べる人も大体1~3人ぐらいのものです。

友達 人数 親友

※グラフは『2014 年 新成人に関する調査』(マクロミル)より

結婚と同じで、友達作りもそれをしないと不幸になるというものではないんですけどね。

同調圧力的なものがあるのか、相互扶助的なものを自然と求めるのか分かりませんが、「特に必要ないし友達いなくていいかな?」と考えてみるのはありです。

 

締め

ということで、割と身も蓋もない感じで、友達の作り方と友達がいないときの気の持ちようを書いてみました。

 

人と出会うのはめんどう!でも一人は寂しい!!というワガママな人にはインターネットで友達を作るのをお勧めします。例えば、発言小町を読んでいる人を日常生活で見つけるのは困難ですけど、インターネットであればかなり簡単にリーチできます。

Twitterで自分の属性情報をスラッシュつけて大量に書いている人(『祗園精舎/諸行無常/沙羅双樹/盛者必衰』←こんな感じ)は、友達作りに長けている人です。属性情報で共通点を見出してそれで人と仲良くなれるのを知っていてやっています。そういう人と仲良くしたり、そういう人の方法をマネしていると、インターネット上での友達ができてきますよ。