我が家で先日話をしていたことなんですが、小さいお子さんがいる家庭では同じような話が繰り広げられているだろうなと思いまして、子どもへのクリスマスプレゼントについてちょっと書いてみます。
流行り物は飽きる
子どもに何か大物を買ってあげる時はちょっと悩みますよね。
他人へのプレゼントが難しいのは本人が何を欲しているか分からない時があるからなわけですが、子どもの場合はその点の悩みはあまりありません。本人が欲しいものははっきりしていて、「何が欲しい?」とでも聞けば「プリキュアになりたい!」「イカ!」「Fallout4!」などなど欲望のおもむくままに、いくらでも欲しいものは出てきます。これを買ってきてあげたら、まず喜ぶのは鉄板です。
しかし、こういう子どもに聞いてすぐ返ってくる欲しいものというのはえてして最初は楽しむけれど、飽きるのも早い。特に、キャラ物というのは周りが持っているから欲しいというのがあるので、周りが使わなくなるとすぐに興味を失う。Fallout4なら1年は遊んでくれるでしょうが。
できれば本人たちも喜んで使ってくれて、長く遊んでくれるものがいいなぁとスポンサーとしては思うわけです。
普段はトークン制
我が家では子どもが欲しがっているものを買うのは原則トークン制(点数制)にしています。最初に何か欲しいものを言わせて、お手伝いだったり、勉強だったりをある一定数こなすと、ボーナスのように買ってあげる形です。
トークン制にしているのは、理由があって、
- 労働等には対価があることを覚えさせる
- 一定数貯めさせることで長期的視点を身につけさせる
- 頑張って入手したものだから子どもが大事にしようとする
と、こういう狙いがあります。
この辺の話は、今度ブログで紹介する『「学力」の経済学』でも同じような方法が紹介されています。
合議制にしている家庭もあると聞いたことがあります。親も含めて全員が欲しいものを紙に書いて目安箱に入れておいて、一ヶ月に一回開封して、全員で協議をして何を買うか決めるというもの。これはこれで、ディベートの素養が身につけられる、いいやり方だなと思います。
このように、普段の買い物ならまだやりようがあるんですよね。
これが、クリスマスプレゼントの場合は、ちょっと毛色が違う。せいぜい「いい子にしていないとサンタさんは来ないよ!」みたいな脅しができるぐらいで、買ったものを大事にさせるインセンティブというのは働かせにくいイベントです。
知育玩具は親のエゴか?
一方で、親がやらせたいものを買うのが正しいかと言えば、これはこれでそれがいつも正解ということではないんですよね。何しろ本人が欲しいものではないから、買っても本人が遊んでくれないことがある。
ある程度小さいときは親が買った知育玩具で遊んでくれるけど、大きくなると本人が欲しいものしか喜ばない。百科事典とか、英語教材とか、教育性が強いものの場合は特にそう。
サンタが両親であることが分かってからなら、ここは開き直れるところもあるんですけどね。サンタを信じているかどうかも一つの分水嶺となります。
我が家の結論
現状の我が家の結論としては、
- クリスマスはお祭りみたいなものだから多少の流行り物はいいだろう
- ただし、ジジババ含め6ポケット全てから流行り物が届くのは好ましくない
- 子ども一人につき一つ、高価すぎない範囲で本人が欲しい物を入手できるようにしよう
- ついでに、子どもたちがみんなで遊べそうな、中毒性の高そうな玩具も買う
と、こういうことになっています。
知育玩具についてはいかにも真面目そうなものを買ってもやるはずがないし、好きなものなら普段から触っているはずなんですよね。やはりある程度中毒性があるものじゃないといけない。例えば、キネティックサンド、LEGOなどなど。キネティックサンドは有名ですよね、散らばらない砂です。LEGOは最近は女の子向けのものもあります。
今時は、知育アプリというのもあるでしょうね。あまりクリスマスプレゼント向けではありませんが。
締め
欲しい物がなく、他人の開封の儀を楽しめる身としては、子どもが欲望に忠実なのは見ていて気持ちのいいところがあります。また、子どものために何がいいかと考える時間も楽しいものです。