以前に世界的には民主主義の国の人口が少数派になったという記事を紹介しました。
今日紹介するのはエコノミストが毎年に集計しているDemocracy Index(民主主義指数)です。今年の2月に公表されたもの。青ければ青いほど民主的な国で、赤いほど独裁的な国です。
※画像はDaily chart - Global democracy has a very bad year | Graphic detail | The Economistより
傾向としてアフリカと中東が民主主義度が低い(独裁度が高い)というのは変わっていませんが、2020年の集計結果ではアジア及びオーストラレーシアの地域を除き、すべての地域での平均の点数が下がっていて、2006年の集計開始より平均点数は最悪の数字になりました。くわしくは以下のWikipediaをどうぞ。
ちなみに、日本は全167ヶ国で上位の方で、台湾の11位についでアジアでは2番目の21位でした。韓国が23位。ちなみに、カテゴリーとしては台湾も日本も韓国も去年は欠陥のある民主主義というカテゴリーですが、今年は3ヶ国とも完全な民主主義というカテゴリーにランクアップされています。
このエコノミストの調査は専門家への質問によって成り立っているんですが、出身国の構成などが不明で調査としての一貫性等が批判されているようです。
そういう批判はあったとしても、長いこと数字を取っているデータとしてはそこそこ参考になるし、ざっと世界を理解する上では分かりやすいので、自分が住んでいる国がどの辺に位置しているかを見てみると色々と面白いと思います。このブログの読者は、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア在住の人がいるようなので。