斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「ロジカルな人も普通に恋愛して結婚して子どもを(授かれたら)持とうとするのって、普通に両立するんだけど、なんか不思議に感じる」

こんなTweetをしたら、

こんなリアクションをいただきました。

私も同感です。

同感というのは、私が私自身を不思議に感じるというわけではなく、自分とは思考スタイルが大きく違うような人でも普通に衣食住を毎日こなしていることが不思議に感じるというところです。(どうでもいいですが、呪術廻戦は私も好きです。単行本で芥見下々さんが親に自分の漫画を読ませた話とか、設定を長々と語っているところが好きです。)

私がはるか前に就職活動をしていたときに、マッキンゼーというコンサルティング会社の説明会で、「マッキンゼーの社員の皆さんは凄く頭がいい人達が集まって、日々切磋琢磨していると思うんですが、中学や高校とか、はたまた大学の友人とかとは、いまだに交友関係を続けられていけるんですか? 話が合わないということはないのでしょうか??」という質問をしたことがあります。質問をされた社員の人は頭にはてなマークを浮かべていました。

マッキンゼー式 世界最強の仕事術

マッキンゼー式 世界最強の仕事術

 

※懐かしい 

働き始めてマッキンゼーの人間とも仕事をするようになると、私の質問がいかに空想の産物、というか妄想と大きな誤解であったかに気付きました。仕事の出来不出来はモデルの踏襲と脳の訓練によるところが大きいし、彼ら彼女らも霞を食べて生きているわけでもなく、普通に飲食はするし、娯楽も普通に楽しんでいたわけで。

そう、霞を食べて生きられる人間はいないんですよ! 当たり前のことなんだけど!!

私がこのブログで、n=1の子育て話・部下育て話から、ニュースへの感想・統計の紹介といったマクロ的な話、はたまた一人小町みたいな人生相談コンテンツを提供したりと幅広い話題を取り扱っているのも、こういうことが伝わったらいいなと思っていまして。一人の人間の思考を多面的に晒しています。

恐ろしかった学校の先生も普通に生活していたし、偉い政治家も普通に生活をしている。中学校の担任の先生がお泊り会か何かで、配偶者に対する怒りを寝言で言っていたのを私はよく覚えています。悩み自体は、生活習慣病とか、広く人間として共通している。40過ぎたら代謝が落ちて太りやすくなるもの。

言われるまでもない当然のことであっても、ときどき忘れちゃうんですよね。目の前の人にも生活があるということを。で、宇宙人みたいに思えた思考の人が普通に生活をこなしているのを不思議に感じる。

ということで、私は家庭内トラブルを話すのが大好きです。全人類のあまねく共通の悩みで、みんなが同じ人間だということが分かるので。どの国のどんな人と話をしても、本当に家族の悩みはつきないんですよね。

今日はこんなところです。