斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「もしドラゴンボールがあったら何を願うか」→子「海洋プラスチックごみの削減」

我が家では、子どもが少し手を伸ばせば届くところに、親が好きな小説や漫画を配置しています。あえてお勧めはしないのは、子どもが自分自身で発見したことで自主的風に興味を持てることを狙ったものです。

最近うちの子どもが手にとったのがドラゴンボールです。鳥山明さんの単行本は読み終、今は『ドラゴンボール超』までたどり着いています。私も一緒に読むので、破壊神ビルスというものが今になってようやく理解できました。

ドラゴンボールを読み始めると話題になることの一つがキャラクターの戦闘力ですよね。我が子もご多分に漏れず、私にありとあらゆるキャラの戦闘力がどの程度か質問してきました。「ナッパが戦闘力5000でキュイが18000とかサイヤ人編・フリーザ編までは細かく戦闘力が確認できたけど、フリーザの最終形態ぐらいからもうよく分かんないよ」と真面目に答えたら、アレクサのスカウターアプリで質問するようになり、正直うんざりしています。

それで、本題はドラゴンボールでよく話題になるものもう一つ目の「もしドラゴンボールがあったら何を願うか」です。

子どもから質問されて私も考えてみたものの、特に欲しい物がなく満たされているため答えあぐねていたら、パートナーから「そこはあなたの価値観なら世界平和とか願うところじゃないの?」と言われました。

確かに、世界平和もいいかなと思っていたら、他の子が「海洋プラスチックごみの削減を願おう」と提案してきました。

Marine litter. Shooting a shotgun leaves these in nature for maybe 400 years.

すかさずそれに対し「今の海洋プラスチックごみを削減してもまた生成はされ続けるから、根源的に削減としちゃうと、プラスティックを人類が使えない状態にならないかな」と私が返すと、

「そもそも、神龍の能力として恒久的にプラスティックごみをなくすなんてことはできないんじゃない?」と子どものリアクションもあり、結局どう願えば海洋プラスチックごみをなくせるかは簡単なことではないなという結論に至りました。

我が家では、持続可能な社会を作るためにどうすればよいかというのをしばしば夫婦で議論していて、子どもたちも聞いているし、ときに議論に参戦することもあります。子ども新聞とか新書とか読んだり、自治体の環境イベントに参加していたりして子どもでも知識はありますからね。

今回は、親がそれとなく誘導し子どもが興味を持ったドラゴンボールと、そして親が普段から話しているSDGsネタがセットになった形で、子どもたちとの会話になりました。

いつも言っていることですが、子どもは親の影響を大なり小なり受けるものだなとつくづく思います。