斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「子育ては嫌いなので基本外注。夫も協力的。週末の息抜きが出来なくなり、周囲の意識高い友人を見ると愚痴も吐きづらい」

家に引きこもりでみなさん辛いでしょうから、他のみなさんのほっこりエピソードでも共有できればと思いまして、

こんなTweetをしましたら、早速いただけました。第四弾。育児が辛い人がこの騒動の最中でもっと辛いというものです。あるあるですね!

f:id:topisyu:20180701221015p:plain

読者からのほっこりエピソード

斗比主さま

はじめまして。いつも楽しみにブログ読んでます。

コロナのせいで、気晴らしもできず愚痴もはけなくなってきた、という、当たり前と言えば当たり前のモヤモヤなのですが、よかったら聞いてください。

私はフルタイムで働き子供が二人います。

私は元々、子育てがあまり好きではありません。でも責任感と義務感で、放置もできず、そこそこ知識もあるので、子供が苦手だという態度は子供に対しては出さず、できるだけ外注や夫に任せて月に1~2度夜や土日に出掛けることで息抜きをしてきました。

しかしコロナで状況が変わり、逃げ場を塞がれたように感じています。

職場は早々から在宅勤務にさせてくれているのですが、自分がかなり煮詰まりやすいと自覚しているので、子供は学童には行かせています。

ちなみに夫は2月末からずっと在宅勤務で、学童に行かせることについても、私に判断を任せたのではなく、夫が決めたことだからそこは気にせず行かせていて良い、と言っています。夫は元々、集中して部屋にこもるとそこでひたすら過ごせるタイプで、在宅でも残業のように仕事を続けることも多いです。もし、今後学童が閉鎖されて、私が出勤することになったら、子供たちが家にいても食事の用意程度はすると言っています。

上の子は、特別勉強ができるわけではないですが、課題を設定すればやるし、ゲームやスマホは勉強が終わってから、というルールを認識していて、過剰にやりすぎるということはありません。

しかし、校区の地域性か、休校になってからの課題は皆無に近く、もろもろドリルを取り寄せて課題として1日のノルマを設定してやらせて、採点してやり直しさせる、というその作業だけで私が疲れています。

課題をやらせるとやはり弱点が目につき、このままで大丈夫か…?と不安に駆られることも多くなってきました。くもんとサッカー、プログラミングの教室には通っていて、夏休みと同じように過ごさせている状態です。

下の子は、いかにも二人目っぽい甘え方をするタイプで、最近はそれがイライラします。

好き嫌いで食べなかったり、嫌なことはガンとしてやらなかったりするわりに、寝るときには必ず私の布団に入ってきて、脇腹のあたりを撫でながら寝ようとするのと、モゾモゾ動いて布団をはだけさせたりするので、落ち着いて寝られず、毎晩叱り飛ばしながらの寝かしつけになっています。

工作や絵を描くのは上手いなと思うのですが、それで一緒に遊ぼう、などと誘われても面倒で付き合う気力がありません。

どれもこれも、書いてみると大したことないし、贅沢な悩みだなと自分でも思います。
今までは、割と気軽にFacebookで愚痴って、友達とお茶したり飲みに行ったりで気持ちを切り替えてここまでやって来ていました。

しかし、現状を正直に愚痴ると、周囲の意識の高い友人たちからは内心、引かれるだろうなー、と思います。特に、夫婦ともに在宅なのに学童、習い事を継続してることは、理解してもらいづらいと思います。私自身、自分のやってることに自信が持ててないですし。

私の大学の友人たちは、医者や弁護士、そうでなくてもこういうときにかなり理性的な振る舞いができるタイプが多く、私のFacebookは正しい意見で埋め尽くされています。

攻撃的なものいいも少なく、ほんとにみんな正しい。世間で5パーセントと言われる在宅勤務の比率も、自分のFacebookでは半分以上、夫婦どちらかが在宅なのも、なんというか、レベルの高さを感じています。

正しくありたいし、正しくあることができる環境が整っているのに、その気力がない自分に嫌気がさしてる、というのが一番の悩みかもしれません。

なんだかとりとめがなくなりましたが、文字通りモヤモヤしたままお送りさせてもらいます。

一読者より

斗比主閲子からのコメント

このメールをいただいたのは緊急事態宣言が出る前だったので、緊急事態宣言が出て、おそらくは、学童も閉まっているかもしれませんし、習い事も軒並み全滅に近い状態なんじゃないかと思います。

推測しかできませんが、もともと子育て(というか子ども)が苦手な人からすれば現状は相当辛いでしょうね。お疲れさまです。

私も乳幼児期に多人数子育てしているときは死にそうでした。まあ、良い暇潰しにはなりましたけど、頭のどこかが常にピリピリと緊張しているというか、自分がしっかり子育てしないといけないという義務感を何となく持っていて、それがプレッシャーみたいになっていたというか。

今となっては子どもが自立してきているので相当楽ですけど、暇潰しといってももう一度乳幼児期の子育てをしたいかといえば、十分満足です。

あと、私はこんな多岐にわたる言いたい放題のブログを書いていますが、実名で運用しているSNSでは一切時事に関する呟きはしないようにしていますし、時事に関する呟きを多くする友人・知人は迷わずミュートにしています。

思想信条表現の自由はあるので、悪いことでも良いことでも本人が呟くのは自由。でも、時事に関する友人・知人の間での会話というのはお互いに考えが違うところも出てくるし、でも出てきたものについて話題にしてもあんまり意義がなかったりするしで、私は見ません。

理想的なのは今日食べたものだけUpしている人ですね。私は他の人が何を食べたか(誰と食べたかではないです)を見るのが大好きなので、「ていねいな暮らし」を実践していない日常的な料理写真が好きです。株式会社はてなのオフィスランチブログはまさに最高でした。

はてなオフィスランチブログ ※4/2以降、更新がない。

前にも紹介した、ニコニコ動画のパンツマンさん(トランクスで料理を作る動画を公開していたことからパンツマンと呼ばれるようになった。aikoもファン)を好きなのも同じ理由です。見ていて、気が楽。

そんな私のお勧めの愚痴り方としては、公開範囲を限定するか、もしくは自分だけ読める状態にすることですね。

いつも書いている通り、モヤモヤというのは言語化しただけでかなりの部分が解消されるため、吐き出し場所さえあれば、リアクションはなくとも何とかなることはあります。

もちろん適切なリアクションが返ってくればなおいいでしょうが、それは受け手の義務ではありませんから、お金でも払わない限り受け手には期待しないほうがいい。

他にはTwitterで属性を誤魔化して愚痴り倒すのもいいですね。別に属性を誤魔化したらダメなんてこともないですし。

色々大変なご時世ではありますが、何とか息抜きを見つけて乗り切りたいですね。

今回は以上です。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。