こんな記事を読みました。
娘に「実はわたし、プリキュアなの」と言われたとき 親はどう振る舞うべきか? (1/2) - ねとらぼ
「実は、わたしプリキュアなの」
娘や息子にそう告白されたとき、親としてどう振る舞うべきなのでしょうか? 悩みますよね。
タイトルだけ見たときには、「プリキュアの数字ブログの人かな? でも、kasumiさんなら、"娘に"などとプリキュアになりたいのを女児限定にするはずないよな」と思いつつ、中身を読んだたら"娘や息子に"とあるので、ああ、やっぱりkasumiさんだと安心しました。たぶん、ねとらぼの編集があまり考えずに編集したんだろう。
新しい「男の子プリキュア」が誕生した事。そして「自分の体でも、自分の心を縛れない」というメッセージ。 - プリキュアの数字ブログ
※ぶっちゃけありえない?
それで、これをお題と考えていつもの通りシミュレーションしてみることにしました。自分が言われたらどうするか。
※シリーズ化してきた。
まず、いつも書いていますけど、こういうのはべき論が適応されるものではなく、聞いた人間がそれぞれの判断で対応するというのは大前提。
その上で、私が自分の子どもから告白されたら、まずは素直に話を聴きます。絶対に否定はしません。積極的な肯定もしません。笑いません。
子どものどんな発言であろうとも、どんな意図でもって行われているか分からないうちに、それを否定することはしないようにしています。まずは予断なしに聴く。話を聴きながら、子どもが私からどういうリアクションを求めているかを注意深く観察します。
おおよそ、子どもが「実は……」と言って親に秘密にしていたことを告白するというのは、子どもが自分一人でそのことを抱えているのに辛くなって誰かに話したい、特に、社会の構成単位の一つであり、子どもの安全基地ともいえる家庭において、親に話しているということは、そのまま受け止めて欲しい(聴いてもらえるだけで安心する)ということと考えますが、あんまり決め打ちもよくない。
一通り子どもから話を聴いたあとのリアクションは、「話は聴いたよ。私に何かできること、してほしいことはあるかな?」と子どもに確認します。単に聴いてもらう以外で何らかのサポートを欲している可能性はあるから。今はなくても後からお願いしたいことが出るかもだし。
私の感覚だと、プリキュアをやっているということは自警団をやっていることなので、子どもが危険な目に遭遇し病院に連れていったほうがいい状況もありえるし、また、子どもがプリキュアとして破損したもの・傷つけた人があればその損害賠償請求を監督責任を持つ親が負担する必要がありえますから、様々なリスクがあるなら確認しておきたいところです。
本音としては未成年の段階で自警団などという危険なことは親としてはお勧めしません。まずはその問題は子ども以外の誰かが解決できないかと考えて、子どもと話せる雰囲気であればその可能性を提案するかもしれません。
ここまで書いてきて、この状況は、今の香港で学生たちが運動しているのに似ているかもしれないなと思いました。私の子どもから、「実は、香港の民主化のためにデモに参加しているんだ」と告白されたとき、親としてどう振る舞うか。
香港デモの混乱拡大 大学で衝突激化、全学校が休校に (写真=ロイター) :日本経済新聞
そう考えても、やっぱり話し方は変わらないだろうなと思いました。
しかし、プリキュアなら私はさすがにプリキュアになれる確率は低いだろうし、プリキュア活動で役に立てないだろうけど、デモだったら、やれることはいっぱいあるから、一緒にデモに行ったりすることでしょう。嫌がられなければ!
以上、シミュレーションでした。