斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

私の祖母は韓国が「嫌い」だった

朝日新聞のこの世論調査を見て、

韓国「嫌い」、年代上がるほど多い傾向 朝日世論調査:朝日新聞デジタル

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70歳以上の、韓国を嫌いな人の割合の高さを見て、そういえば、亡くなった祖母が韓国を嫌っていたのを思い出しました。

私はおばあちゃんっ子で二世帯同居していた祖母の部屋に学校終わりによく遊びに行っていました。祖母にとって勉強できる私は親族の中での誇りのようで、凄くよくしてもらったのを覚えています。旧帝大に入学が決まったときも自分のように喜んでいた。

祖母からは戦争体験、戦後の貧しかった頃に父たちをどうやって育てたか、いかに自分がモテたかをよく聞きました。祖母はその頃には日がな一日家にいるか、デイホームに通っているかぐらいで、当時の私は、祖母は自分の人生を認めてもらいたがっているのかなと思い、祖母孝行のつもりで熱心に話を聞いていました。

そういう昔の話の中にちょくちょく混ざってくるのが、韓国に対するネガティブな感情です。具体的に祖母本人が何か嫌なことをされたということではなく、どちらかというと、韓国という国に対して、自分たちより劣るという意識を抱いているようでした。表現するのにも抵抗がある汚い言葉をセットにして。

私が住んでいた地域には、在日朝鮮人学校もあったし、友人に在日の子もいたし、学校では他国に対する差別的な意識を持つことはよくないという教育もあったので、祖母の戦争の話は素直に聞いていたけれど、韓国に対する口汚い言葉を聞くのは気分がよくありませんでした。

もう祖母が亡くなってかなりの年月が経ちますが、普段は穏やかな祖母の、韓国に限定しての具体的ではないネガティブな反応を思い出すに、ある一定の年齢以上では、公教育もしくは家庭教育で、韓国に対する否定的な教育が行われていたのではないかと思うことがあります。調べておきたいと思って、未だ調べていなかったことも今思い出した。

そういう意味では、韓国国内の一部地域で、

日本「戦犯」ステッカー可決 貼るのは生徒の判断 韓国:朝日新聞デジタル

韓国の京畿道議会は、道内の各学校が保有する特定の日本企業の製品に「戦犯企業」のステッカーを貼ることを公認する条例を可決した。ステッカーを貼るかどうかは生徒らが話し合って決め、「正しい歴史認識」を養う機会にするという。 

行政によってこのような教育が行われることになったのは、他国のことではあるけれど、私は残念に思います。こんなの自主性も何もあったもんじゃなくて、貼らない子はなぜ貼らないのかという糾弾にすぐ繋がる。私が日本で同様のことが法律・条例で決まるようなことがあれば、できる限り反対するようにします。

話は戻りますが、日本の若い人の中で韓国を好きな人が多いのは理解できます。コスメだってアイドルだって韓国のものはメジャーですからね。私自身は韓国料理が大好きで(サンゲタンは至高)、韓国には何度も旅行しています。皮革製品や服が安い。

どうやら昨今の両国の関係悪化で、

ソウル便値下がり 地方発航空券、片道1000円も :日本経済新聞

韓国観光公社によると7月の日本人の訪韓旅行客数は前年同月比19.2%増えた。前年を上回るのは17カ月連続で韓国旅行の人気は根強い。一方、日韓関係の悪化で7月の韓国人の訪日客数は同7.6%減。8月も減少幅が拡大したとみられる。 

日本から韓国の旅行客は減っていないものの、韓国から日本への旅行客は減って、韓国への航空チケットは随分安くなっているようです。

子どもに38度線を見てもらいたいので、この機会に家族で韓国旅行に行くつもりです。