斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

金融庁の「人生100年時代」の指針が炎上しているけれど、それはそれとして私はeMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬0.0999%)を積み立て続けます

金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が先月(と今月初旬に)とりまとめた報告書が炎上しています。座長は、会社法のあの神田秀樹さんです。私は報告書を読んで、NISAとかiDeCoを推奨しつつも、金融庁として投資を後押しする諸々の法整備をしていくというものだなと思いました。

金融審議会「市場ワーキング・グループ」報告書の公表について:金融庁

私のネットでの観測範囲だと、報告書の中身まで読んで燃えている人はごく少数です。ほとんどの人は新聞やテレビでの一部の引用で怒っているっぽいので、ネット仕草として原典を当たらないなんて、もったいないなと私なんかは思います。せいぜい40ページぐらいだから、そんなに時間はかからない。

専業主婦(主夫)向けの第3号被保険者の縮小が昔から議論されているのは事実。背景が"働く女性の声を受け"は本当か - 斗比主閲子の姑日記

金融庁としてのポジショントークはないわけじゃないでしょうが、次の画像みたいなライフステージごとでの発生する費用とかは、結構参考になりますよね。個々人で状況は違うのは前提として、将来の支出に関してざっくりとしたイメージを作るのは大事なので。

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※画像の出処は金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」資料

それはそれとして、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬が2019年6月25日から0.0999%に引き下げられるそうです。このまま投資家の資金が集まれば、0.0949%になることも見えてくる。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスもニッセイに並び信託報酬を0.0999%に引下げへ

私の子どもたちのジュニアNISAは同じeMAXIS Slimの米国の投信が中心ですが、

我が家のジュニアNISAは米国株45%、先進国株40%、新興国株5%、国内株5%、ひふみプラス5%(合計100%) - 斗比主閲子の姑日記

私たち夫婦のつみたてNISAと確定拠出年金とそれ以外の投資は、このeMAXIS Slim 先進国株式インデックスを今はメインとしています。

資産形成をする上では、運用するための手数料が下がっていることは非常に望ましいことです。私が投資をし始めた10数年前とはまったく状況が異なっており、隔世の感があります。この点は、金融庁による働きかけも大きかったと理解しています。

投資をするかしないかは、あくまで個々人の自由です。私は多少リスクを取って投資をして、ある程度資産に余裕ができたら、仕事にかける時間を減らして、自治会活動や地域のボランティアにかける時間を増やすつもりです。