今日は発言小町で相談したけどレスがほとんどなかった人から、もっと色々な立場の意見が欲しかったということで、私にメールが来たという一人小町です。このパターン、ありそうで、今回がたぶん初めてですね。
Q. 借金、ギャンブル依存症、経済的DV被害、育児放棄、窃盗、虚言癖のある妹からのお金の無心にどう対応しますか?
斗比主閲子さまへ
はじめまして。穏子と申します。いつもブログを楽しく読ませていただいています。
先日、妹の件で発言小町に投稿をしたのですが、回答数1件のまま終わってしまったので、斗比主さまのご意見をいただけたらと思いメールをさせていただきました。(小町でいただいた回答は丁寧な内容で大変参考になったのですが、色々な立場の方から色々な角度のレスがほしかったです)
投稿したトピックはこちらです。
30代妹への対応。介入か静観かで悩んでいます。 : 家族・友人・人間関係 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
はじめまして。トピを開いていただきありがとうございます。
関東在住、30代主婦の穏子と申します。
実の妹(この投稿では次女と表記しています)がお金に困っていると主張しているのですが、疑問点が多く、対応に悩んでいます。どうかお知恵をお貸しください。(中略)
私達は今後、「干渉しない」か「積極的に関わる」かで迷っています。
現状、どちらも選べません。
金が出せないのだから口は出さない、が正しいとも思います。
真実がどうであれ、本人に変わる気がないと変わらないものですし。
それでも、追い詰められて極端な方法を選ぶ前に、関係者で集まり、次女に状況と真意を質し、解決への道をサポートできたらいいのではないかとも思います。
大袈裟に騒いでいるだけなのかもという気もします。どんなことでも構いませんので皆様のご意見をいただけましたらありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
内容説明に多少のフェイクはありますがエピソードは実際にあったことです。あまりレスがつかなかったということは、ありふれた悩みだったのかもしれません。モヤモヤ度は低いと思いますがお送りいたします。ブログのネタになりますでしょうか。ご意見をいただけましたら幸いです。
以下はツイッターで募集されていたアンケートへの回答です。
・どう答えてほしいか→叱咤&ロジカルでお願いします
・ブログ掲載→okです!!
・何で知ったか?→ツイッターです
・今後の記事→子供への接し方やライフハックなどです(絵本の記事が好きです)
よろしくお願いいたします。
穏子
A1. レスがつかなかったのは何を答えていいか分からないから
まず、発言小町でレスが1つしかなかった点について。たぶん、求められていないコメントだと思いますけど、最近、発言小町でのレスの集め方について書いてなかったので書いておきます。
ありふれた悩みだからレスがつかないというわけではありません。それこそ、姑による嫁の愚痴なんて、発言小町では1200年前からずっと人気のテーマです。
それよりも、なぜレスがつかなかったかというのは、何を答えたらいいか分からないというのが大きいと私は思いました。
そもそも、トピ主さんである穏子さんはお金の無心をされた以外では実害を被っている様子はないし、穏子さんとしてどうしたいかも書いていません。今のところの実害がたかが知れていて(喫緊性がなくて)、穏子さんの方針もないとすると、コメントのしようがない。
もし、小町でレスが欲しいのであれば、自分への想定される実害の金額等や、自分がどうしたいかを、もう少しはっきり書いたほうがいいですね。
それこそ、「こんな妹、絶対に許せないですよね。皆さんならどう叱ります?」ぐらい極端に意見を表明したほうが、許せるか許せないか軸で、レスは書きやすいです。
A2. 私なら直接は干渉しません
これはそのぐらいにして、本題に。この妹さんに介入するかどうか。私が長女の穏子さんの立場なら、妹さんに直接的な介入はしないと思います。
というのは、トピにある情報だけを読むに、お姉さんである穏子さんは昔からしっかり屋で、妹さんは昔からお姉さんに色々言われて来たんじゃないかというのが感じられるから。
長女から次女に対して「あんた、しっかりしなさいよ!」みたいな介入をしたら、次女のほうはウンザリする気がします。暖簾に腕押しどころか、逆効果になってもおかしくない気がする。「あーあー、聞こえない、聞こえない」という反応のない反応がありそう。
それで、「やっぱり私の言うことを聞かないんだ」と手放すのはいいんですけど(実際、身近にいる厄介な人というのは、普通には介入はできないので、手放したほうがいいことが多い)、本当に、妹さんのことを考えて、何かできることがないかを考えるなら、私ならアプローチ方法を変えるでしょうね。
まず、次女が唯一心を開いているというか、甘えられる、お母さんから、もう少し事情を聞くようにする。それこそ、どうしてお母さんが次女に積極的に援助をしているか含めて。ちょっとトピ主レスから引用しますけど、
私達姉妹は、母が倒れても代わりに金銭的援助をすることはできない、で一致しています。母にはこの問題で子供達が分断する可能性も伝えていますが「何も考えたくない」の一点張りです。問題発覚後は流石に現金は渡さなくなったようですが、食品などで援助しているようです。
ここでのお母さんの「何も考えたくない」というのは、子ども同士で分断して争うという子どもから親への宣言に対してのものですよね。親の立場からすると、子どもが対立しているのは辛い状況です。あと、お母さんの食品の援助程度も咎められているように感じている気がする。
お母さんは次女との接点でもあるわけで、かつ、お母さんの言葉なら次女に届く可能性もあるわけで(少なくとも長女からよりは良い)、まずは、お母さんの気持ちを何時間か聞く時間を設けて、寄り添っておきたいところです。情報ルートとしても意味がある。
あとは、義理の両親にもアプローチをしてもいい。次女夫に行くのは直球すぎるし、次女夫が邪悪な人だったときにはヤバい展開になる可能性もあるので、この問題の当事者であって適度に距離がある義理の両親に、何か知っていないかを聞きに行ってみる。
仮に、甥への育児放棄が本当であれば、義理の両親としても見過ごせない可能性が高いですからね。孫の一大事なわけで。自分たちの息子と孫を守ろうとするだろうから、次女を守ろうとする穏子さんたちとは利益の方向性が必ずしも同じではないかもだけど、とりあえず、この現状はダメという方向は共有されても全然おかしくない。
こんなところでしょうか。
締め
私の印象では、この状況というのは一朝一夕に成立したわけではなく、下手をすると、穏子さんと妹さんが子どものときから種はばらまかれていて、それが徐々に発芽していったのではないかなという気がしました。ありがちな、きょうだい間での比較絡みとか。
一気に状況証拠が集まっちゃったから、
これまでも怪しいことが多々あったため、思い切って他の弟妹と話を突き合わせてみた結果、絶句するエピソードがいくつも出てきて、ショックを受けています。
穏子さんがショックを受けてしまうのは想像ができます。
ただ、人間関係の問題はえてして一気に解決できるものじゃないので、自分の受けたショックそれはそれとして家族や誰かに癒やしてもらいつつ、次女の周辺にいる人(特に母親と義理の両親)と日常的な接点を欠かさないようにしておくのが、穏子さんが言う、妹さんの"追い詰められて極端な方法を選ぶ"ことを間接的に防ぐ一助になるんじゃないかと、私は思いました。
以上、穏子さんからの"叱咤&ロジカルでお願いします"の要望に応えて書いてみました。