仕事の同僚がプライベートでわいせつorハラスメント行為をしたときに同じチームの人間がどう対応したらいいか、アイドルグループ(の謝罪会見)と公的機関とを比較した記事がBuzzfeedで掲載されていました。
同僚がわいせつやハラスメント行為をした。その時、チームの対応は(Buzzfeed)
※画像は上記記事から
記事の趣旨としては、公的機関の対応に比べるとアイドルグループ(の謝罪会見)の対応のほうがチームの対応として良いということをメッセージとして伝えたいんと思うんですけど、私には腑に落ちなくて。
というのも、自分が共犯だとか、自分も知っていたということならまだしも、職場の同僚がわいせつorハラスメント行為をプライベートでしていたとして、職場が同じだからといって、どうして同じチームの人間が謝罪含めて対応しないといけないのか。
大原則として、個人の不適切な行為というのは、その責任含めて個人に帰属するものですよね。
仮に、仕事上の立場を利用して行った不適切な行為ということなら、その人物を管理監督する責任のある人物・組織が何らかの対応をするものであって(解雇や仕組みの改善等)、職場の同僚に連帯責任があるということで対応させるものじゃない。
Buzfeedだけではなく、このアイドルグループの対応を持ち上げているメディアは結構見かけました。エンターテインメントの中でのショーとして評価するならまだしも、わいせつorハラスメント行為への職場の同僚の対応として適切だと評価するのは不適切でしょう。
職場の同僚のプライベートな場での不適切な言動に対してチームも何か対応しないといけない(責任がある)なんて世の中は生きにくいですよね。
個人の犯罪行為等について、共犯でも何でもない、同僚にも連帯責任とするのは、発想としては、成人した責任能力のある人物の言動について親に責任があるとする考えと基本的に同じで、好ましくないと私は考えています。
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