斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

七夕の短冊に書かれた子どもたちの願い事を読んで、子どもが何から影響を受けているかを考えるのが楽しい

そろそろ七夕ですね。七夕の前に、保育園・幼稚園・小学校の多くが、子どもたちに短冊に願い事を書かせたことでしょう。私は、あの短冊に書かれた願い事を読むのが大好きです。

Kyoto Tanabata 2013 七夕

※いのちをだいじに

 

七夕の短冊のいいところは、他人の願い事を見ているのが許される雰囲気があるところです。願い事を見ながら「こんなこと願う人がいるんだね」「かなうといいね」みたいな会話がされるのが普通なところがある。同じような目的の絵馬とはちょっと違います。絵馬をチェックしていると怪しい人間だと思われる。

 

それで、どうして他人の、特に学校で書かせた子どもの願い事を読むのが好きかというと、あれを読むことで、子どもたちが何に影響を受けているかがおぼろげながら見えてくるんですよね。

ママ友とかパパ友とかがいても、知っているのはクラスの全員というわけではありません。また、子どもに対してどんな期待を持っているかも、あまり表では聞けません。同じクラスの親子でも知らないことは多い。

そこで、学校に置いてある短冊をパーっと眺めて見るわけですね。そうすると、名前とセットで子どもの願い事が書かれているわけで、親と子どもと願い事をリンクできます。今時は「Youtuberになりたい!」と書いている子どもも結構いますが、とすれば親がスマホで動画を見させている場面が多いと推測できます。また、「将来ピアニストになる」と書いているのであれば、ピアノの習い事に通っている可能性が高い。「サッカー選手になりたい」であれば、テレビでサッカー観戦しているかもとか。

もちろん推測でしかないんですけどね。推測したところでそれが何か役に立つかといえばそんなこともないんですが、クラスの子どもが何から影響を受けて育っているか、親はどんな教育方針かが、何となく見えてくるのが楽しいんです。

絵馬なんかは結構景気の影響を受けやすいんですよね。景気が悪いと就職や資格取得や転職のお願いが増えるので、景気の指標に使えます。

 

ちなみに、うちの子たちが短冊に書いた願い事は、日々本人たちが口に出していたことでした。子どもたちには、普段考えていることを言語化するよう訓練しているので、ちょっとメタだけど、その教育の仕方が反映しているとも言えそうです。