斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

夫婦円満かどうかは関係なく、暇つぶしのために子どもを持ちました

このブログを読みました。

円満夫婦ですが子供はつくりません - 『かなり』

いまいち何を言いたいかがよく分からない文章だったのですが、

国民の三大義務の一つ目の『教育を受けさせる義務』を子どもを持つ義務と受け止めているところや、タイトルが『円満夫婦ですが子供はつくりません』とあるように夫婦円満であれば子どもを持つのが当たり前の価値観が世の中にあるだろうことを前提にしていることから、

結婚している夫婦が子どもを持つことには社会のプレッシャーがあることを示唆したいのかなと思いました。

あえて記事にすることで、そのプレッシャーがある中でも個人には子どもを持たない自由があるということを伝えたいとも取れます。そういう解釈でよければ私も同じ立場です。結婚しようが子どもを持とうがそれは個人の自由という立場。

何度も書いていますが、私の場合は夫婦円満かどうかは関係なく、暇つぶしで子どもを持ちました。 

 

 

子どもを持つことを前提で結婚した

夫婦円満であったほうが子育てをする上では有利なのは確かです。

妊娠という観点では、セックスをしている可能性は高いし、不妊治療をする上でも夫婦が協力関係を作りやすいかもしれない。

また、実際に子育てをする場面では、夫婦がともに子育てに積極的に関わるほうが楽です。夫が子育てに関与すると子どもを持てる人数が増えるという調査もあるように、子育てはある程度負荷を分散できたほうがいいものです。

多人数子育てをしている私たち夫婦は、夫婦円満どころではなく、超仲良しです。

ただ、私の場合は、因果関係で超仲良しだから子どもを持とうとしたわけではありません。夫婦円満が先にあったわけではなく、子どもが欲しくて結婚をしました。

結婚をしなくても子どもを持つことはできます。ただ、法律婚であろうが事実婚であろうが、結婚していたほうが子どもを育てる上では何かと便利です。その便利さを社会からのプレッシャーと取る人はいるかもしれませんが、私は子どもを持つことが先にありきで、その後社会制度を調べて、結婚することを決めました。

 

子育ては暇つぶしです

子どもを持とうと思った理由は、暇で暇でどうしようもなかったからです。

働くのに慣れた頃に、時間が膨大に余り、ヤフオクや価格.comの変な人をウォッチしているのにも飽きたので、何か暇つぶしの種を探しているときに、「そういえば子育ては時間を使うらしい」と気付き、子どもを持とうと思いました。だから、結婚相手に求める条件には、子育てをする環境が整っているかが最優先項目として含まれていました。 

実際に子育てをしていると相当暇つぶしになります。人生というゲームの難易度がグッと上がった感じがします。今は子どもが大きくなったのでeasy modeになりましたが、新生児~1歳半までは、脳みその中に占める子ども絡みのことが5割ぐらいになって、脳がフル回転したり、思考停止したりを繰り返し、かなり疲弊したことを覚えています。

何が一番いいかといえば、土日の時間の使い方です。子どもがいると土日は自動的に色々なイベントが入り込み、外に出ることが自然になります。まさか、自分がこんなに太陽の光を浴びるようになるとは思ってもいませんでした。

ということで、思った通りに子育ては暇つぶしになっています。

 

締め

暇つぶしと書くと、「子どもがかわいそう!」とか「子どもをおもちゃにして!」とかそういう反感を覚える人がいるかもしれません。

ただ、私の子どもは他の子どもと比べてかわいそうにしている時間は短いように見受けられますし、子どもを実験的に取り扱うことはあるにせよ、本人の(現在および将来の)意思に反することは極力しないようにしています。

子育てに関する論文や統計をチェックするのも暇つぶしの一環です。調べている時間も、それを実践する時間も楽しんでます。

子どもを持たないのは別に事情を他人に説明する必要もなく、各人の自由であり、また子どもを持つのも、教育を受けさせる義務さえ果たしていれば、自由であると私は考えています。 

社会の要請で子どもを作らせるなら、できた子どもとその親をケアするのも社会の義務です。社会が何もしないなら美味しいとこどりで、そんなことは長続きしません。

 

地獄のガールフレンド(3) (FEEL COMICS swing)

地獄のガールフレンド(3) (FEEL COMICS swing)

 

※地獄のガールフレンドの3巻で、暇つぶしで子育てすることが触れられていて「おお!」と思いました。紙媒体でこの考えが出てるのを見たの初めてだったので。