最近、はてなブログのトップランカーの方たちが続々とBlogの更新モチベーションを失っているという記事を書かれています。
ブログ更新の気力を失ってました - 僭越ながら
ブログ更新の気力を失ってるのに4回も更新してるバカ - あざなえるなわのごとし
今のスタンスではてなブログで書き続けてると、潰れるだろうなと思った話 - 体調わる子の毒吐きブログ
皆さん、はてなブックマークなどでネガティブなコメントをされて、それが一つのBlog更新の妨げになっているようです。それぞれの方に、なぜネガティブなコメントがされているかは、その理由が異なっているため一括りにはできませんが、とにかく、ネガティブな反応が不快なようです。
自分も同じ時期にBlogを更新する意欲がないという記事を書いていましたので、
相通ずるものがあるかと思いましたが、ちょっと状況は違うようです。topisyuはネガティブなコメントを読むと嬉しくなります。無反応だとやる気を失います。
恐らく、ネガティブなコメントに対する受け止め方が違うのだと思います。ということで、この記事では、topisyuのネガティブなコメントの受け止めを書いてみます。
これが結果として、昨日の記事への追加質問への回答にもなると思います。
リクエストに答えてくださりありがとうございます。幼い頃からウォッチャー気質。釣りの動機やインセンティブについても知りたいです。シリーズ化を期待してます。
※Blog論に近い種類の記事ですし、内容には気持ち悪い部分がかなりありますので、一般の方は読まれないことをお薦めします。
アンチの多さ
まず、どれくらいtopisyuにアンチが多いかを可視化するために、はてな匿名ダイアリーでのサイト内検索の結果を紹介します。
site:anond.hatelabo.jp topisyu - Google 検索
大体900件ぐらいです。
他に、はてなの中でアンチが多いと思われる方の検索結果を並べてみると、1000件は超えてきていますから、まだまだこの方たちに比べると多くはないようですが、topisyuにもアンチは少なからずいるようです。
site:anond.hatelabo.jp 青二才 - Google 検索
site:anond.hatelabo.jp 体調わる子 - Google 検索
site:anond.hatelabo.jp hagex - Google 検索
site:anond.hatelabo.jp kyoumoe - Google 検索
ということで、アンチはいますが、これがBlog更新の妨げになっているかといえばそんなことはありません。
ネガティブなコメントを読んだ時の受け止め方
はてな匿名ダイアリーやはてなブックマーク含めて、ネガティブなコメントを読んだ時の受け止め方は、大体2パターンに分かれます。
・ありがたい
・どうしてそう反応するか知りたい
まず、そもそも一般向けではないコンテンツという体裁でtopisyuは文章を書き続けていますから、わざわざそれを読んでくれたことに感謝します。(以前のTumblrのBlogでも、『元トピ職人の~』というBlogタイトルで、内容が信頼するに値しないことを示唆していました。)
そして、人によっては、物凄く思いのこもった反応をされるので、どうしてそういう反応をされるのか知りたいと思います。
例えば、はてなでは見かけなくなったid:ululunさんがこんなコメントをされていたのをエゴサーチで見つけました。
やまだ まさゆき - IRORIOの記事に非道いものが多いのは事実だけれど、他人の記事を纏めるだけの簡単なお仕事をする... | Facebook
IRORIOの記事に非道いものが多いのは事実だけれど、他人の記事を纏めるだけの簡単なお仕事をするだけではなく「これだけ量産しているため、誤訳がかなり紛れ込みます」とか個人的な印象で他人を貶めるような行為をしているこのブロガーも大概だと思う。
こういうことを見かけると何でこんなことを言いたくなるのか考えます。実際、誤訳が多いのは事実なのに、それを"個人的な印象"と個人的な印象で括ってしまうのは何故か。
これまで、id:ululunさんにはブックマークコメントでネガティブなコメントを付けて頂いていて、それらから多分、文章を書くということへの矜持が人一倍強いからなのだろうなという推測をしています。
参考:皮肉屋が皮肉屋でなくなるとき - Hagex-day info
topisyuの記事に特別な反応をしてくれる方は他にも何人かいらっしゃるのですが、特に強い反応をされる方にid:plutanさんがいらっしゃいます。TwitterでのIDはsakko_oさんですね。はてな匿名ダイアリーではプルシェンコおばさんと言われて、この方もアンチがかなりいらっしゃいます。コマッチャです。親近感があります。
先日も、この記事(釣り解説"「結婚したくない人」の気持ちがわかりません" - 斗比主閲子の姑日記)について、
@topisyu とりあえずこれ投げときますね。回答を期待w https://t.co/HDmIYomx0A
— さっこ@真顔でツイートしてる人妻 (@sakko_o) 2013, 11月 15
なぜか赤の他人のTweetをまとめてきて、回答を求められたことがありました。誰に反応したらいいか質問したら、もういいですと言われたので、回答を聞きたいのではないんだろうなと思っていたら、その後、
推測だけど、指導的立場の人じゃなかろうかと。でないとこう上手く立ち回ることはできない。自分の手を汚さずにいじめに加担できるのは教師だしね。
などと、topisyuを狡猾で、いじめの達人とするはてな匿名ダイアリーの記事のブックマークコメントでこんなことを書かれていました。
ご自身は他人のTweetを使ってtopisyuのコメントを取ろうとしておきながら、こんなことを仰るのですから、恐らく、文章に自己投影をしすぎる人だろうという推測をしています。
この点は過去のTwitter上でのやり取りからも確認しています。(Twitter / sakko_o: 元増田を笑いものにしたくて書いてるんでありますようにと。 ...)
ちなみに、ご自身のBlogで、「母子手帳にも妊娠中のセックスOKと書いてるのに妊婦が知らないはずないと思うんですがねぇ」ということを書かれていたことについて、それは誤りではないかという指摘をしたのですが、直していただけていないので、恐らくtopisyuの文章はあまり丁寧に読まれていないということも分かっています。
「母子手帳に妊娠中のセックスについて"必ず"書いてある」という誤解 - 斗比主閲子の姑日記
強感情が読み取れるコメントは心中の発露
他にも最近のこの記事について(仕事でするように家事・育児を分担すること - 斗比主閲子の姑日記)こんなはてなブックマークコメントを頂きました。
1番大事なのは苦労を共有することで、分担はその手段ではないかと。仕事では結果が大事だけど、夫婦の場合は家事が終わったかどうかではなく、関係が良好かどうかでしょ。
この方はこれが初めてのはてなブックマークコメントです。 はてなアンテナ以外のはてなのサービスの初利用。
元の記事では、あくまで我が家の話であるかを口が酸っぱくなるほど書いていますが、それを読んだ上で、わざわざはてなブックマークサービスを使い始めてこのコメントを書かれているわけです。よほどこの方の琴線に触れるものがあったんでしょうね。
このように、topisyuは自分の記事に強感情を示した人を、ある程度背景が分かるまで追います。この記事で、
今は、人を理解するということについては、家庭内トラブルをチェックするのではなく、ある事物に対する反応を見る(心理学用語の『投影』みたいな感じ)ことの方が多いです。これのほうが、本人に質問したり、直接家族に会わなくても済むので。
と書きましたが、ご本人に質問せずとも、『投影』を見ることで、ご本人の背景を理解できる部分があると考えています。
好感情でもいいのですが、あまり表に出てきにくいんですよね。topisyuは熱烈なアンチレターは貰うことは多くても、ファンレターは少ないです。(アンチレター……!) topisyuがウォッチしている、topisyuに強い好感情を示されている方は、id:cider_kondoさんとid:internusさんぐらいです。id:cider_kondoさんはこのブクマコメントを読んでからウォッチし始めています。
発端のブコメ見たことあったのでトピシュさん真面目だなあ、というのが第一印象。この記事へのブコメを含めて客層の分析だろう。釣りの奥義は「ここにはどんな魚がいてどんな餌がいいのか」を認識することに尽きる
ここで書かれている通り、Blogを書いたり、釣りをしたりするのは、反応を見るためです。自分が書いた文章にどんな人がどんな反応をするのか、どうしてそんな反応をするのかが見たい。
このやり取りをすると結果として自分自身もよく理解できるようになるというおまけがあります。投影合戦。
最近嬉しかった反応
時々とても嬉しい反応があります。
【ドピュッwww ぴゅっぴゅっw シュシュシュw】前者は恋愛/婚姻可能性の否定であるのに対して後者は肯定であるw だから急かしているのだw 後者はこのトピシュ (id:topisyu)とかいう射精擬音のようなバカが勝手に持ち込んだ前者とは何ら関連性のないテーゼに他ならないwww
— AntiSeptic (@AntiSeptic) 2013, 12月 3
この方、Twitterではフォロワー数が少ないため、ご存知ではない方が多いかもしれませんが、はてなでは有名人である消毒さん(消毒しましょ!)です。
中川淳一郎さんも最近好きなブログとして挙げられていましたが、
ネットを一刀両断してきた中川淳一郎さんに、はてなのダメなところや好きなところを訊いたところ、バカが足りないと言われました - 週刊はてなブログ
オレが好きなブログは、Hagex、加野瀬さん、「今日も得る物なし」、achickcanary、最近あまり活動されてないようですけど「消毒しましょ!」。あとは後藤光太郎さんとかですね。
自分も消毒さんのBlogが好きであるため、絡んでいただけて光栄でした。消毒さんが反応された元記事は、デマこいてんじゃねぇの人へのアンサー記事で書いた作り話で、かつ前者はある釣り師の発言です。一応それが分かるようにしています。そんなものに、わざわざ数Tweetもエネルギーを費やしてくれる。
ちなみに、消毒さんは過去id:plutanさんのTogetterまとめに対してこんな記事を書かれています。
2010年の記事です。これを読まれたら、なぜtopisyuが消毒さんのファンなのか分かるのではないでしょうか。
Blogは憧れの人と実際に繋がる道
このように、Blogを書いていると反応を見られる以外に副効果があります。ネット上の憧れの人と繋がることです。id:fujiponさんのこの記事について、
それでも、ブログには「観客」が必要なのだと思う。 - いつか電池がきれるまで
topisyuは、以下の様なブックマークコメントを付けました。
"「憧れの人と、実際に繋がる道」というのは、いまのネットの世界ではあまりにも遠くかすんで見える"←そう見えますよね。自分はBlogを書くことで憧れの人への道が繋がりました。
実際、Blogを書いていなければ消毒さんに言及いただくことはなかったでしょうし、id:hagexさんやid:kanoseさんと(ネット上で)会話することもありませんでした。
Blogをやっていると自分の記事への反応を見られる以外に、こんなメリットもありますよね。
締め
ということで、なぜtopisyuがBlogを書いているか、釣りをするのが好きかこれでご理解いただけると思います。
ただ、世の中の人の全員が全員、topisyuやHagexさんのようにネガティブなコメントを楽しめるとは思いません。(BlogのタイトルはこちらのHagexさんの記事をインスパイアしています。)
野次や文句はブロガーにとってご褒美 - Hagex-day info
先に挙げた方々は、はてなブログのトップランカーで、恐らく月間アクセス数は10万~50万前後あります。
2013年11月のはてなブログランキングができましたよ。hatenablog.comの1位はICHIROYAのブログ! - はてブのまとめ
そのような方々がアフィリエイトを貼られていたとしても、
はてなブログで書いた記事が炎上すると「炎上=銭」の図式が強烈にすり込まれる - 俺のメモ
配置と貼り様によっては1万PVあたり2,000円ぐらい*1 の数字が出ちゃう。
たかだが月間2万円~10万円程度のインセンティブしかなければ、後藤さんが続いて書かれている通り、
これが1日8万円とかなら話は別だが、たかだか日当数千円の対価としては、メンタル的に割に合わない人が大半だと思う。特に銭が主目的だと、罵倒コメントはしんどい。好き勝手なことが書きたい、というのがブログの動機だと、罵倒コメントもわりと楽しく読めるのだが、小銭が目的だと、多分しんどい。
ブログを続けられるのは困難です。
だから、その人達にブログをやるなという話ではなく、はてなの中の人は、そういうトップランカーが気持よくはてなでブログを続けられるような仕組み作りをされたほうがいいと思います。
書き手視点では、はてなブックマークコメントであればブコメを非表示にできても、例えば、はてなブログでは記事の更新をした時に、リンクした相手方に何度も何度も更新の通知がされる仕様などは、フルボッコタイムの方からすると、それだけでノイローゼになる。一方、読み手視点では、嫌いなサイトがホットエントリーとして表示されるために、それで叩く気持ちが生まれることもある。
セツヤクエストで契約件数が増えないライフネット生命と一緒になってお金で釣ろうとしたり、はてな女子を優遇し、オフィスに招待してキャッキャウフフするのも結構ですが、こういう細やかなところをマッチョ仕様から一般仕様に変えない限り、上場を想定する際に狙っている一般ユーザー層を獲得することにはならないと思います。(安定収益の核になる課金はてなブロガーが増えない。)
徐々に、はてなブログのトップ層がWordpressなど外部に流出している今、既に手遅れかもしれませんが、株式会社はてなの中の人には早めに対処することをお勧めします。
などと、色々書きましたが、一般層が増えないとはてなが小町化しなくなって困ります!せっかく、コマッチャが増えてきてくれたのに……。(以下、コマッチャはてなブロガー)