斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

よく分からない理由で夫が別れたいと言っているという相談に、ゲイ説

発言小町よりは有名ではないものの、相談が長文かつ検閲が緩いこともあって、重たい相談が多い、『井戸端会議/お嫁さんな日々』は愛読しているサイトの一つです。
 
今日読んだ相談は、それ自体は掴みどころがない、答えようのないものだけれど、レスが面白かったので、引用して紹介します。

先日、夫から離婚を考えていると突然言われ… | 井戸端会議/お嫁さんな日々

 

 

ゲイ説

ともまま より:2013/10/25 4:28 AM
全く違う角度からのコメントになりますが・・・。
先日知り合ったゲイ(バイ?)の男性の経験談とご相談内容がかぶるような気がしまして、ご参考までに。
彼は物心着いた頃から恋愛対象は男性だった。
自分が人と違うことに悩み、自分を責め、誰にも相談できず、女性と付き合ったりもしてみたが、もちろんうまくはいかない青春時代だった。
社会人になって、都会にでると素敵な男性と出会いがあり、ゲイの世界に自分の居場所と幸せを見つけた。
家族はもちろん職場や友人に同性愛者であることはひた隠しにしながら、数人の男性とお付き合いをした。中には既婚者もいた。
30代を過ぎた頃、同世代の友人が結婚しはじめ、もともと子供好きの彼は、普通の人の幸せに程遠い自分を自覚し、焦り落ち込んだ。
そんな時に職場の女性から告白をされた。
彼女はすごく優しい良い子で可愛らしく、一緒にいて楽しかった。何より初めて女性と経験することができた。
こんな自分でも家庭を持つという普通の幸せを彼女とならできるかもしれないと期待した。
親を安心させたい気持ちと、彼女の強い希望もあり、結婚した。
・・しかし、やはり長くは続かなかった。
結婚して1年が過ぎた頃に男性と浮気をしてしまった。
自分を偽って生きるのが辛かった。
女性として愛することはできなかったが、人として大好きな嫁を裏切り悲しませるような事はしたくなかったのに・・自己嫌悪の繰り返しだった。
結局、ある日突然別れを告げた。
嫁はあまりにも突然のことでパニックになり、自分に悪い所があれば直すから!と離婚は絶対イヤだと言い張った。
嫁には何の落ち度もないのに、自分がおかしいのに・・。
嫁の気遣いや優しさが余計に辛くさせ、罪悪感から嫁の目を見ることもできなくなり、本当の理由も言えないまま、支離滅裂なことを言って家を出て、両家を巻き込み離婚して、すごく反省してる。
(以下略)
必ずしもこの場合に当てはまるものではないかもしれないことは回答者さんもコメントされていますが、こういうケースが全くありえないかと言えばそんなことはないんじゃないかなとは思います。
 
というのも、性にオープンな国、例えばタイやフィリピンなどに行くとかなりの割合で同性愛の人がいます。感覚的には5%ぐらい?同じ人間で、同性愛者の誕生率がそう変わることはなさそうですから、日本でもそれぐらいいてもおかしくない。だけど、例えば高校のクラスに1人同性愛者がいたかと言われれば多分ピンとは来ないはず。
 
性にオープンではない、同性愛者に対する差別が残る、けれど異性愛での結婚と子作りは理想の家族モデルとなっている日本であれば、同性愛者が異性愛者と結婚するということはゼロではないように思います。この相談に当てはまるかということは置いておいて。
 

別れないと怨まれるぞ

もう一つ面白かった回答。
ぷーぷー より:2013/10/25 12:11 PM
 うーん、、、母の知り合いのご夫婦で、結婚されて、かなり早いうちにご主人が「離婚したい」と言い出し、奥様は「大好きだから」と離婚に応じず、ご主人は愛人をつくり、ほとんど家に帰らなくなり、ずーっと、「貯金も家も、全部やる。一生、慰謝料払うから離婚してくれ」と言われ続け、それでも離婚に応じず。。。たぶんもう70代なんだけど、愛人は亡くなり、今年、ご主人は自殺してしまいました~。遺書に「ずーっと離婚したかった。怨む、、云々」とか、いっぱい書いてあったらしい。。。もちろん、ご主人にも非は多々ありますが。。。
(以下略)
単に別居だけで済ませれば良かったものの、愛人を外で作ったことで有責になり、相手方の同意が得られなければ離婚できなくなったケースですね。昔は別居による離婚が、今のように判例が積み上がっていなくて相応の期間がかかっていましたから、我慢できず愛人を作ってしまったのかもしれません。それか単に無知だったか。
 
この話の何が面白いかと言えば、遺書の内容というよりも、これをどうしてこの回答者さんが知っているかですよね。お母様から聞かれたということですが、夫婦の両方の事情に精通し、遺書の内容も聞いている。
 
「あらー、そんなことがあったの~。大変ね。何かあったら力になるから」とか言って同情しつつ、ゲスな話を収集し、娘に話す。
 
人の口には戸を立てられないと言いますが、家族の中だけの悲惨な話が外に漏れるのは、親切なスピーカーがいなければ起こりえないんですよね。