斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「不登校支援に関わる立場として、不登校Youtuberのゆたぼんさんが炎上しているのがモヤモヤします」

今日は、とあるネット炎上についてモヤモヤするというメールをもらったので、コメントをします。

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Q. 不登校Youtuberのゆたぼんが炎上しているのがモヤモヤします

トピ主閲子さま

こんばんは。

どうやってこちらのブログにたどり着いたかは覚えていないのですが、4年ほどブログを楽しみに拝見させていただいています、Aと申します。

モヤモヤが抱えきれず、また、ロジカルなアドバイスを頂きたくメールをしてみようと思い立ちました。ブログへの公開は問題なしです。

わたしのモヤモヤは、不登校youtuberの報道にまつわる炎上騒ぎについてです。

10歳のYoutuber、「少年革命家ゆたぼん」に関する賛否の意見 - Togetter

わたし自身子どもに関わる仕事をしており、不登校支援にも関わることがあります。

教育機会確保法が2017年2月に完全施行され、不登校は問題行動ではなく多様な学習の機会やあり方を認めていくということが法律でも定められたのにもかかわらず、教育現場では未だに、不登校は問題行動であり、まずは学校に来られるようになるところからだという風潮は悲しいほどに変わりません。

不登校新聞さんがとても丁寧に当事者や支援者の意見を扱っており、こちらをここ数年購読していますが、教育現場とのギャップをどうにかしていきたいという立場で動くこともままあります。(また、わたし自身が保健室登校→不登校をしていた経験者です)

そんな中、

学校以外に居場所があり
不登校であることを悲観せず
やりたい事を見つけていき
学びの意欲が出た時にそっと背中を押す
(さまざまな通信教育ツールが出てきているのでそれを紹介する)

という1つの支援方針を自分の中に持っています。

ここまでを背景として、

今回の不登校youtuberの小学生は
学校以外に居場所があり
不登校を悲観せず
やりたい事をみつけられたケースに該当するので

あとは学びの機会を親や支援者がそっと確保してくれていればいいなぁ、くらいの感覚でしたが、主に不登校の親や支援者が、ツイッター上で激しい拒否反応を出している事に驚いています。

この小学生を怠学ととらえ、一緒にしないでほしいという立場、ポジティブに報道する地方紙への報道姿勢にまつわる批判、ヤンキーからの心理カウンセラーをする父親の子育て方針への批判…不登校支援にも関わりのある立場なので、今回の一通りの反応ザッと目を通しておこうと思いツイッターで#少年革命家#不登校youtuber#ゆたぽんなどで検索をして意見を眺めていますが、自分の支援方針が間違えていたのかしらん?と揺らぐほどの反応であり、各家庭の在り方にここまで口を突っ込むことへの驚きであり、これだけ世間が関心を寄せる貴重な機会のようにも思えて、とても心がざわざわ、うまく言葉にできずモヤモヤとします。

トピシュさまは個人として、どのように眺め、また、捉えますか? ロジカルにこの炎上とわたしのモヤモヤをスパッと切って頂きたく送ります。よろしくお願いします。

Aより

A. 炎上するのは分かりやすい。自分の支援とは必ずしもリンクしないと捉える

不登校Youtuberは次の記事で私も認識していました。

「不登校は不幸じゃない」10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信「ハイサイまいど!」 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

ご本人のTwitterとYoutubeの動画を何本か見てみましたけど、確かに炎上していますね。

それで、

トピシュさまは個人として、どのように眺め、また、捉えますか?

について答えますと、まずこのYoutuberのゆたぼんさんに対しては、特に何も思いません。いつもブログで書いている通りn=1のことだから、心を動かす必要がないかなって考えます。一般論として、不登校児の公的サポートや、不登校児向けの家庭教育の環境整備や、フリースクールの拡充は、学習機会の多様化ということで、私は大賛成です。

炎上していることに対しては、非常に理解しやすいです。色々な要素はあるけれど、私が思う炎上の肝は、学校に通っている他の子どもをロボットだと言っていることですね。

「不登校は不幸じゃない」10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信「ハイサイまいど!」 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

ゆたぼんが学校に通わなくなったのは小学校3年生の時。宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にさせられ不満を抱いた。担任の言うことを聞く同級生もロボットに見え「俺までロボットになってしまう」と、学校に通わないことを決意した。

琉球新報だとこの箇所ですが、いくつかYoutubeの動画を見ても、このキーワードは何度か登場しています。これって、現在学校に通っている子どもやかつて学校に通っていた現在の大人をロボットだって否定しているように見えちゃう。Youtubeの動画を見ている人は不登校の児童に限定しませんから、大多数の不登校ではない人の中には、攻撃されたと思って、攻撃し返す人が出てくるわけです。

ある意味、結婚・妊娠・出産ネタが燃えやすいのと構図は似ていて、学校は多くの人が経験していて一家言あるから、学校をネタにして、これが正解(他は不正解)みたいなことをすると燃えやすい。

分かりやすく書くと、結婚している人が「独身の人はかわいそう! 結婚して私はこんなに幸せ!!」と主張したり、逆に、結婚していない人が「結婚している人はかわいそう! 結婚しないで私はこんなに幸せ!!」と主張したりすると燃えるじゃないですか。他人の価値観は否定する要素は外して、「私はこんなに幸せ!」だけだと、(それでも反感を覚える人はいても)そんなに燃えません。

色々あるうちの他の要素は、お父さんの要素ですね。要は、ゆたぼんさんがお父さんのロボットなんじゃないかと見えると。詳しくは割愛します。

次に、

主に不登校の親や支援者が、ツイッター上で激しい拒否反応を出している事に驚いています。 

この点も理屈は理解できます。よくウォッチしていないので雑な推測ですけど、ゆたぼんさんのやっていることが悪目立ちをしているように見えて(不登校児による非不登校児の否定)、それによって世間が不登校やその支援者に対して厳しい目を持つことを危惧して、拒否反応を示しているのはありそう。要するに、無能な味方みたいな見え方をしているんじゃないでしょうか。

そして、

各家庭の在り方にここまで口を突っ込むことへの驚きであり、これだけ世間が関心を寄せる貴重な機会のようにも思えて、とても心がざわざわ、うまく言葉にできずモヤモヤとします。

各家庭の在り方に他人が口出しするのは、ネットに上がっているのはみんな誰もがコメントしていいコンテンツという意識があることによります。分かりやすい例だと、例えば、私がブログで、一般向けではないことをヘッダー画像に書き、記事の中でもn=1であって他人のことは否定していないようにして育児のことを書いても、私の育児になんやかんや言う人は結構います。実際のところは、私の育児スタイルはどうでもよくて、他人のネットコンテンツをフックにして自分語りをしている感じですかね。

世の中のこれまでの、(Aさんが興味を持てなかった)炎上は、大抵今回と同じような理屈で起きてきています。 ただ、今回は、Aさんはご自身が実際に携わっている身近なテーマで炎上があったことで、炎上が我が事として引きつけられて、気持ちがざわしているんじゃないでしょうか。ゆたぼんさんが否定されているのが、Aさんの仕事が否定されているように感じてる?

モヤモヤの解消自体は今回みたいに言語化することが解決策になりますが、必要以上にネットが気になりすぎるようだったら、一週間ぐらいネット断ちをしてしまってもいいと思います。

先日も紹介したように弁護士のテラバヤシさんがTwitterを止められたり、週刊ポストの駄記事をきっかけに怒りの怨嗟が広がったりしたように、ネットの世界はネガティブな感情を極端に増幅させるようなところがあります。ネットでの反応は適宜割り引きつつ、自分に負荷がかかるならネットに接しないのも手だと私は思います。

以上です。

私個人としては、上に書いたとおりで、不登校支援は大変重要な意義があると思っています。Aさんにはよろしければ不登校支援の現場について教えてもらえると嬉しいです!

「中学時代の友人からSNSであてこすりをされました。斗比主さんはどう思いますか」

今日は、いただいたお題にシンプルに回答する系の一人小町です。SNSで中学時代の友人からあてこすり?をされたという話。

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Q1. 中学時代の友人からSNSであてこすりをされました

初めまして。

ミヤコと申します。

斗比主さんのブログが好きで、今までは読む側でしたが「お気軽に」と書いてあったのでメールしてみました。

今回私がモヤモヤしているのは、中学の時に友達だったA子です。過去形なのは、私が卒業後に連絡を取らなくなったからです。連絡を取らないのに、なぜモヤモヤする必要があるのかと思われるかもしれませんが、つい最近直接的ではないですが接する機会がありました。

その経緯について説明します。

私がある勉強会を開くためにツイッターを開設しようと思ったのですが、ふと過去のツイッターアカウントを再利用しようと思い、投稿は全部消してフォロー・フォロワーだけを残した状態で作り直しました。

そして、ツイッターの名前を変え、勉強会に関するブログのリンクをツイートしたりしていました。すると、そのA子が「中学の友達が新しいこと始めたみたいなんだけど、興味ないからフォロー外したわ(笑)」とわざわざ呟いていて、フォロー・フォロワーの関係なので当然私も見れるのにそういうことを言っていて、私も言い返したいけど言い逃げされたような感じがしてとてもモヤモヤしました。

このエピソード以外にも、一緒に御飯を食べていて私が自分の食べ物を落としただけでありえないようなキレ方をする子だったので(「死ね!」とか)何かおかしいんだろうなとは思っていました。

上のモヤモヤもそうですし、その子の少し異常な部分自体にもモヤモヤしました。

斗比主さんはこのエピソードを聞いてどう思ったかを聞かせていただきたいです。よろしくお願いいたします。

ミヤコ

A1. その友達は可哀想な人ですね!

お題は私がこのA子をどう思ったかですね。私の認識では、A子は特段に異常とは思いませんでした。こういう人は時々見かけますから。

事例は以下の2つしかありませんが、

「中学の友達が新しいこと始めたみたいなんだけど、興味ないからフォロー外したわ(笑)」とわざわざ呟いていて

このエピソード以外にも、一緒に御飯を食べていて私が自分の食べ物を落としただけでありえないようなキレ方をする 

これだけで推測すると、こういう強い言葉を使うのは、本人が強い言葉を使われて育っていたり、強い言葉を使うことで他人からの注意を集めることに成功していたりしたのが背景にあるかなと私なんかは考えます。

仲良くなりたい、人からよく思われたいと考えれば、もっとやりようがあるのに、可哀想に、こういう悪いコミュニケーションスタイルしか習得できなかったんでしょう。もしかしたら今現在辛い状況にいるかもしれない。

他人にむやみに攻撃的な人は、自分がどうしても接点を持ちたいとか、持たざるを得ないということでなければ、距離を取るのが得策なので、私だったらこのA子さんはミュートにでもして、以降は視界に入れないようにすると思います。もしくは、暇つぶしとして個人が置かれている状況を分析するかもしれない。たぶん、世の中への色んな不満を口に出しているだろうから、家族への不満なのか、仕事への不満なのか、何にせよ、状況を正確に理解するのは困難ではないでしょう。

以上、私が思ったことです。

ここからは余談ですが、本当はミヤコさんはA子に対して、もっと色々モヤモヤはあるんじゃないかと思いました。同時に、ミヤコさん自身は、これまでモヤモヤをあまり言語化してきてこなかっただろうなとも。というのは、中学時代に言われたエピソードを今でも鮮明に覚えている一方で、表現の仕方が具体的でなく他人に伝わりにくいことからですね。

このA子については、どう付き合うのもみやこさんの自由なので適当にスルーしていればいいでしょうが、モヤモヤを適宜言語化する習慣を身につけておくと、今後の人間関係絡みのモヤモヤの解消が楽になるかなと思いました。

ではでは!

他の皆さんも気軽にモヤモヤをメールください。

「猫が腎不全で亡くなったのを私のせいにして勝手に不機嫌になった夫を、私は許すべきでしょうか」

今日は一人小町の紹介です。「猫の世話は自分でやると言って飼い出したのに一向に世話をしない夫が、世話をしていた妻のせいで猫が死んだと不機嫌になり、後日謝られたが妻側としては許せない」というモヤモヤです。

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Q1. 猫が亡くなったのを私のせいにして不機嫌になった夫が怖い

斗比主閲子様

はじめまして、いつもブログを楽しく読ませて頂いているツバメと申します。

斗比主さんのブログの文章はとても読みやすく、読んでいてスッと頭に入ってくるのでいつも勉強になります。特に子供への接し方や絵本のレビューは、現在育児中の私にとって大変参考になっています。

【相談内容】

現在、家庭環境においてとてもモヤモヤしていて、どうしたら精神的に平和に暮らせるか思い悩んでいます。どう自分を納得させるのが良いのか?はたまた納得させても良いのか?夫が許せるだろうか?と、ここ数日思考がループしている状態です。夫の態度について斗比主さんのお考えを伺いたいです。

【相談するに至った経緯】

私の家族構成は、夫・私・娘・猫2匹です。

先日、2匹いる猫のうち1匹が腎臓病で亡くなりました。体重が急激に減少していておかしいと思い、病院へ連れて行きましたが即入院、翌日亡くなりました。

猫を入院させ自宅へ帰る途中、夫はとても早足で私は追いつけず自分のペースで歩いていました。私は、娘を抱っこしていた為、腰が悪いのもありゆっくり歩いていました。

先を歩く夫は振り返り、眉間に皺を寄せて私を睨みつけ、その後も歩くペースは変わらず自宅へ帰りました。この時点で、「夫は機嫌が悪いな」と察していたのですが、何故だか分からずに心中穏やかではなかったです。

自宅へ帰ると夫は何も言わず台所やトイレを掃除し始めました。夫は不機嫌になると無口になるタイプで、顔にも出ます。私はその顔がとても怖くて嫌いです。私は私で娘をお風呂へ入れたり離乳食を与えたりでバタバタしていました。帰宅したのは夜の7時頃でした。

娘を寝かしつけた後、リビングに戻ると夫はPCで調べ物をしており、私に「家事はこれから全て自分でやる」と宣言してきました。今まで家事は私がやってきていましたが、夫は基本ノータッチです。(普段の様子は後ほど書きます)

夫が病院の先生へ質問していた内容を考えるに、猫が病気になった原因は私の家事が問題だと言いたいのだろうなと理解しました。今まで台所に味噌汁やダシ汁の鍋を蓋をせずに放置してしまっていた事が、数回ありました。

過去に夫は台所に登る猫と、出しっ放しにした私に注意しています。猫の塩分の摂り過ぎは時に致命傷になりますが、先生からは「必ずしもそれが原因であるとは限らない」「この子の場合、先天的な腎臓の病気もあり得る」と一緒に説明も受けています。

また、「蓋つきのゴミ箱を探してamazonで買っておいて」と言われました。台所においているゴミ箱には蓋が無く、過去に猫が漁っていた事がありました。(匂いが出るので生ゴミはビニール袋に入れていつも冷凍庫に入れるようにしています。プラスチックのトレーを上に置いてはいましたが、たまに漁っていました)

不機嫌な夫が怖くて震えながらゴミ箱を探し、注文したのは22時過ぎ。この日は二人揃って夕飯も食べずに寝ました。しかし猫の病気の原因を作ったのは私であるような態度を夫に取られ、ただただ悲しく、あまり寝られなかったです。

翌日は夫婦ともに早朝から用事があった為、病院へ寄って猫の安否を確認して出かけました。用事の間、夫婦の雰囲気は最悪でしたが、娘がはしゃぐ様子には本当に心癒されました。夕方頃には最悪な雰囲気も少し落ち着き、普段通りではないですが夫と話せるようにはなっていました。

帰宅後に猫の面会をしに行ったのですが、回復の見込みは殆ど無いと言われ、このまま点滴を続けるか自宅で看取るか選択を迫られました。一度自宅に帰り夫婦で話し合いましたが決められず、病院の診察時間が終わってから特別に面会させて頂いている最中に猫は亡くなりました。

夫も私も泣きながら猫を連れて帰りました。

その翌日に火葬を済ませ、骨を持ち帰りました。

全てが終わった後、自宅で夫は私に「ひどい事言ってごめんなさい」と謝ってきました。私は「私のせいにしないで」と返しました。また夫は「ごめんなさい」と言ってきました。内心、「え、ごめんの一言で済ますつもり?」と思いましたが、精神的にも身体的にも疲れていて何も言えませんでした。

次の日、月曜でしたが夫は会社を休みました。私は昼頃に保育園の面談があったので、不安でしたが夫に娘を任せて出かけました。

出かける前に「あなたに言いたい事がたくさんあるけど、目の前にして言える自信が無いからLINEで送る」と伝えました。夫は泣きそうな顔で「ごめんなさい、ごめんなさい」と言ってきました。イラッとしたのを覚えています。

面談が終わり、外で一人で落ち着いてLINEで思っていた事を送り続けました。

  • 単刀直入に言うと離婚を考えている事。
  • 猫の病気の原因が私であるというような態度を取られてただただ悲しかった事。
  • 夫が自ら猫を飼うと言った時、私が「ちゃんと面倒見れる?」と聞いて、夫は「見れる」と答えた。
  • 私自身多頭飼いの経験が無かったから不安だったけど夫となら乗り越えられるだろうと思っていた。
  • しかし、夫は猫を甘やかすだけで糞尿の始末は私に押し付けて、餌やり、水の入れ替え、ブラッシング等の面倒もみない。
  • 家事も全て私がしていた中、糞尿の始末をたまに頼むと嫌そうに「うん」とだけ答えるがすぐに動かない。おまけにし忘れる。急かしたら機嫌が悪くなっていくのは分かっている。それなら、と結局私がやる羽目になる。
  • そんな生活にも慣れたが、娘が生まれた。私のキャパは超えた。
  • それでも生活は変わらない。娘のお世話が増えただけ。それで精一杯、家事育児をこなしていた。
  • そんな中、猫の病気の原因にされ、睨みつけられた。あの顔は一生忘れない。
  • 夫の不機嫌な顔、睨む顔が怖い事。いつも夫が機嫌を損ねないように細心の注意を払って過ごしている事。
  • 謝罪だけでは到底許せない事。

帰ると夫は泣きながら私に縋って謝ってきましたが、私はモヤモヤが晴れませんでした。

さらに翌日、火曜でしたが夫は会社を休みました。

朝食を取り娘を寝かしつけて、これからについて話し合いました。前日に送ったLINEの内容についてが殆どでしたが、夫に向かってハッキリと言いたかった事を伝えられたと思います。

夫としては離婚はせずに、これから家事は協力する、残った猫の世話も全部する、と言っています。私は離婚したいけど、親も高齢で迷惑をかけられない。離婚しないのは娘の為だ、と伝えました。(幼少の頃、離婚や死別で片親となってしまった従姉妹や友人と一緒に過ごした時期があり、苦労を見てきた故の決断です)

【最後に】

以降は通常通りの生活を続けています。

夫は家事を積極的にやってくれるようになりました。また、猫の体調管理表をExcelで作って毎日体重を測るようになりました。洗い物が出たらすぐに洗ってくれるのでとても助かっています。しかし、これもいつまで続くだろうか、と心配でもあります。

「今まで私が我慢してやってきた事をしてもらうんだからやって当然だ」と思う反面、
夫は三日坊主なところがあるので、こんなに肩肘張った家事、続けるのストレスだろうな、と思うからです。

私は夫を許すべきなのか、はたまた許せるのか、毎日モヤモヤしています。
斗比主さんのご意見をお待ちしております。

ツバメ

A1. 加害者ができる対処は①謝罪、②償う、③再発防止策の提示

ツバメさん

メールありがとうございます! ホヤホヤ?のモヤモヤエピソードで大変ほっこりいたしました。

それで、お題としては、

私は夫を許すべきなのか、はたまた許せるのか、毎日モヤモヤしています。

ということですね。書いてみます。

物事には何かすべきことというのは基本的にはありませんから、大前提として、パートナーさんがどんなスタンスであろうが、許すか許さないかは、ツバメさんの自由です。

ただ、一般に、被害者側として、被害者意識をずっと持ち続けるよりも、どこかで解消できるものなら楽は楽ですから(被害者意識を必ず解消すべきということではありません)、加害者が適切な対処を取ることで被害者が心を癒やすことは意味があります。

加害者ができる適切な対処は、具体的には、①謝罪する、②償う、③再発防止策を提示する、ですね。

今回の件で、パートナーさんは①は満たしているようですが、②は家事を少しやっているだけだし、かつ、③についても示唆がないように思います。もし、ツバメさんがパートナーさんを許したいとすれば、②と③をどうにかするようにパートナーさんに伝えてみるといいかと思います。

②については、今後の猫の世話はすべてパートナーさんがやるということを明文化した上で、例えば、ツバメさんが好きそうなケーキを買ってくるとか、娘さんを休日にパートナーさんが一日預かる日を定期的に設けてツバメさんが自由になれる時間を提供するとか、そんな感じでしょうか。

③については、

  • 夫の不機嫌な顔、睨む顔が怖い事。いつも夫が機嫌を損ねないように細心の注意を払って過ごしている事。
  • 帰ると夫は泣きながら私に縋って謝ってきましたが、私はモヤモヤが晴れませんでした。
  • 夫は三日坊主なところがあるので、こんなに肩肘張った家事、続けるのストレスだろうな、と思うからです。 

こんな感じからすると、これまでも同じ様なやらかしをし続けてきたようですから、根本的にどうして他人を思いやる気持ちを失ってしまうのかとか、猫の世話をするためにどのような生活スタイルを維持するつもりなのかとか、その辺のことをパートナーさん自身が整理して、ツバメさんに説明するぐらいのことはした上で、定期的にステータスをチェックする体制を設けてみるとかですね。少し難しいですが。

自分が加害者なのに泣いてしまうところや、猫が厳しい状況のときに他人を攻撃してしまうところからすると、パートナーさんは心の余裕が少ない人なんでしょうね。その辺の背景をパートナーさん自身に落ち着けるタイミングで深掘りしてもらえると許せるところまで辿り着けるかもしれません。

こんな感じでよろしいでしょうか?

ではでは!

topisyu

Q2. メールを書くということで整理が出来ました

斗比主閲子様

ツバメです。

早速のお返事のメールを頂き、ありがとうございました。斗比主さんのお返事を元に夫の態度等を許せるよう、考えてみようと思います。このようにメールを書く、という事で自分の気持ちの整理が出来ました。

まだ精神的にダメージは残っていますが、お返事のメールを参考にして頑張ろうと思います。

ありがとうございました。

ツバメ

A2. ご参考までに!

ツバメさん

特に正解というわけじゃなく、私がこう考えたという程度のもので、私がツバメさんの心が穏やかになる確実な方法を知っているわけではないですから、ご参考程度にご利用いただければ!

topisyu

Q3. 参考にします!

斗比主閲子様

ご丁寧にありがとうございます。心穏やかに過ごせるよう模索中ですので、参考にさせていただきます!

ツバメ

 

締め

以上、一人小町でした。

今回のモヤモヤは、一見すると、猫の腎臓に負担をかけるような食事をさせる機会を作ってしまった妻側に過失(の一部)があるように見えて、裏側には、そもそも猫の世話自体を夫がネグレクトしていたという問題がありました。

最近は、加害者には被害者意識があるというのをよく書いていますが、今回の件でも、不機嫌になった夫は自分に被害者意識があった様子が伺えます。

被害者意識を持ちやすい人はいて、そういう人は物事を認知して、判断をする際に、誰かが自分に攻撃をしたという推測を持ちやすい傾向があると考えられます。

被害妄想の心理学-妄想の認知行動理論- 丹野義彦 東京大学総合文化研究科

実際には、自分を攻撃したわけじゃないし、自分にも過失があることはあるし、誰も何の意図もない偶然の出来事というのおありえるのに、自分を攻撃してきたという意識を持ちやすいわけですね。

私も別に心理学のプロではなく、色んなモヤモヤの原因にあるものだと思って勉強し始めたぐらいですが、自身が被害者意識を持ちやすい人は自分がどういうときに被害者意識を持ちやすいかというのをホワイトボードなり何なりで整理しておくのが有効かなとは思っています。

しかし、有効な手段があったとしても、被害者意識を持ちやすい人というのは自分は被害者のつもりだから、自分の行動を改めようとは思わないもので。DV加害者が自分の問題を認識するというのは難易度がかなり高い。

被害者を助けるために、加害者へのカウンセリングがもっと一般的に行われるようになるといいんだろうなと最近はよく考えています。

「甲斐性なしのモラハラ男である父の介護のために、どうして自分の家族を犠牲にして介護の金銭負担をしないといけないのか」

今日は一人小町です。長年、お父さんのモラハラに悩まされてきて、借金して自力で大学に行ったのに、今度は介護費用を負担しないといけないのかとモヤモヤしているというものです。

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Q1. 実父についてのご相談です

はじめまして。トピシュ様の淡々とした文章が好きで、5年ほど前からブログ愛読しております。最近は子育て記事が大変参考になります。

本日は、好きになれない実の父親との折り合いのつけ方についてご相談したいです。私の自己紹介ですが、アラサー女、夫と未就学の娘の3人家族です。

父を短く表現すると「甲斐性なしのモラハラ男」です。父が会社員を辞め無職であったため、私と私の妹は母の収入でなんとか大学まで卒業しました。(国公立を選択し、奨学金と授業料減免制度を駆使しました。)

現在は子供はみな独立・結婚し、両親は持ち家での二人暮らしですが母のパートで生計を立てており、父は競馬競艇たばこ酒にお金を使っているようです。

"モラハラ"の部分は私の幼少期からエピソードには困らないのですが、一例をあげるにとどめます。デリカシーなしの自己中ですが暴力はありませんでした。

  • 真冬に小学生と未就学児を家から追い出す(理由は「うっとおしい」から)
  • 機嫌が悪いと「くそっ」などと叫びながらリモコン、お箸などを床に投げつける
  • なかなか友人ができないと話す高校生の私に「友達を欲しがるなんていやらしい」

娘からみると父親・夫・人間としていいところが一つもないのですが、母に対しては、なぜ離婚しないのか、せめて家事や金銭的な分担など話し合いをしないのか、同じ女性として母の気持ちも理解できないです。

父は飲み仲間や友人もおらず人間関係も希薄ですので認知症になるのも早いと思われ、最近は肉体的な衰えも見え始めてきています。自力で入浴トイレが不可になれば姉妹でお金を出し合って施設に入れようと話しております。私が実家と地理的に離れていることと、、父の介護は絶対にしたくないので私から妹に提案したことなのですが、嫌いな父親を援助することにモヤモヤしております。

以上、父子の不仲はよくある話だと思いますが、気持ちの折り合いのつけ方についてアドバイスしていただけると幸いです。不明点や不足情報がございましたらご連絡ください。

今日子

A1. 折り合いをつける必要はないのでは?

今日子さん

メールありがとうございます!

お題は、不仲なお父さんとの折り合いの付け方ということですが、物理的な距離は取られているようですし、ご自身で介護をすることも想定していないことから、折り合いをつける必要はないと思います。

時々昔を思い出していらっとするのか、今回お金を出すということで何か縁がつながったままになりそうだと思ったのか、今、このタイミングで折り合いをつけようと思ったのは、何に起因するところなのでしょうか? 教えてもらえるともう少しコメントできそうです。

ではでは!

topisyu

Q2. 父を思うと心がかき乱されます

お忙しい中ご返信ありがとうございます。
おっしゃる通り現在は平穏な生活なのですが、何かの折に父にされた扱いを思い出すと悲しみや悔しさに苛まれます。布団の中で考え出して夜眠れないことがよくあります。

最近では以下のようなタイミングで心がかき乱されたのですが、今になって折り合いをつけたいのは、父のことを考えているときの堂々巡りで不毛な時間と決別したいと思ったからです。いつまでも父への憎悪を深めるのではなく、子や夫のために時間を使おうと。

  • 友人の家族や家庭環境と比べて妬みやよくない感情が沸き上がる
  • 母からLINEで愚痴が届くのもイライラする
  • 年末年始に実家に滞在して父への嫌悪感が強まった
    → 帰省は多くとも年1回1泊だけにしているのですが、忘れかけていた父の嫌な面が見えたり、孫の接し方に苛立ってしまい帰省を後悔しました。

お金のない親の面倒を子が見るのは一般的なことだとわかっているのですが、余裕があるわけでもないのに父親に援助するのが本心では納得できていないんだと思います。

世の中には親から贈与などを受けている家庭も多いのに、我が家は、私と夫の奨学金返済、子の教育費、親の老後資金、自分たちの老後資金…etcと優先順位をつけていくと、家を買ったり旅行に行くのも諦めないといけないのかと。

気持ちよくお金を出せるような理由付けができればいいのかもしれません。

今日子

A2. 吐き出しましょう & 介護しなくていい

今日子さん

状況よく分かりました。ありがとうございます。お話聞く限りモヤモヤを解消するには二つのアプローチがありそうですね。

一つが、お父さんへの嫌な感情を認めて、どこかに吐き出すこと。もう一つが、お父さんへの将来的な金銭負担を具体的にシミュレートすることor介護に関して興味を持たないこと。

一つ目については、すでにやられているかもしれませんが、お父さんについて考えていることを、私にメールするみたいに、誰かに伝えたり、文章に書いたりすることです。
以前ブログでグリーフケアについて取り上げたことがありますが、辛い経験は、その辛い経験をしたときに、癒やしてあげるようにしておかないと、後々まで地雷として残っちゃうみたいなんですね。

そんなわけで、今でも折に触れてお父さんからされて嫌なことを地雷みたいに思い出してしまうとしたら、子どものときにどんな嫌なことをされて、どう思ったかを吐き出しておくのは、今からでも癒やしの効果が得られるっぽいのでやってもいいかもです。手段として、大人の自分から、子どもの頃の自分宛てに手紙を書いてみたり、(実際には送らないとしても)お父さん宛ての文章に想いを書き綴ってみたり。

こちらは精神的な話で、もう一つは現実的な話です。

今回、今日子さんがお父さんの介護費用を姉妹で折半しようと言い出したのは、ご自身が介護をする可能性があり、そうするぐらいなら先に介護をしないことを決めちゃおうとしたからだということですが、実際のところ、姉妹で介護費用をどの程度まで負担する必要があるか、現実的なシミュレーションはされたのでしょうか。

そもそも論として、お父さんの介護をするのは、今日子さんがいいとは思わずとも、お母さんが(離婚しなければ)やることでしょう。

介護のシミュレーションについては、例えば、月額30万円ぐらいを姉妹で今から負担しないといけないと思うと、非常に経済的負担は重たいように感じますが、一定期間はお母さんがやられて、その後も、自治体からの補助が得られれば、実は思ったほどの費用はかからない可能性があります。

お金がいくらかかるか分からなければ負担感は大きいですが、シミュレーションをしてみて、場合によってはどこを抑えられるか工夫をしてみると、それほど負担感は覚えないですみます。

そもそも論としては、私は、今日子さんはよほどのことがない限り今の段階でお父さんの介護を想像しなくていいと思いますけどね。今日子さんが妹さんやお母さんに対して、「私は父の介護はしない!」と宣言してしまってもいいぐらいだと私は思います(笑)

こんな感じでしょうか。

topisyu

Q3. やってみます

ご返信ありがとうございます。

夫や友人は親の悪口を言うのを良しとしないタイプばかりで、吐き出す場がないのですが、今回文章に書き起こして少しすっきりしました。 対父親に限ったことでないのですが、不快な言動に対してとっさに対応できず、時間がたってからああ言い返せばよかったと悶々としがちです。手紙作戦試してみます。

介護費用を詳細に試算したことはなく、特養は無理だろうから有料ホームでざっくり月20万ぐらいとして一人いくらね、ぐらいの話しか妹はしていません。妹は親の老化に気づいていないのか見て見ぬふりなのか、いまだに母親を当てにするところがあり、介護を切り出したのはそれをけん制する意図もありました。

実家に来て孫の子守りをさせる。母親は来てくれるだけましだと思っているのか、 妹には何も言わず、「連日はしんどい」「外遊びはついてけない」などの愚痴を私が聞く羽目に…。

余談ですが、私は狭くて安普請の実家がコンプレックスでなるべく夫も泊めたくないのですが、妹には居心地いいらしくときどき帰ってます。同じ環境で育ってもとらえ方は違うんだなと思います。

そもそも論としては、私は、今日子さんはよほどのことがない限り今の段階でお父さんの介護を想像しなくていいと思いますけどね。今日子さんが妹さんやお母さんに対して、「私は父の介護はしない!」と宣言してしまってもいいぐらいだと私は思います(笑)

トピシュ様にこう言っていただけて心が軽くなりました。まずは自治体の介護補助について調べてみます。介護費用を心配していると伝えたうえで、正確な年金受給額や
入居一時金になるような貯金があるかを以前母親に聞いたのですが、いっこうに教える気配がないので、調べたことを送り付けて、力になれるのはここまでと宣言することにします。

援助には情報提供、健康維持の努力、節約を条件にしたいと思います。ありがとうございました。

今日子

A3. 横ですが、お母さんの愚痴被害に遭ってる?

今日子さん

少しでも気が楽になったようでしたら、何よりです。

それはそれとして、

実家に来て孫の子守りをさせる。母親は来てくれるだけましだと思っているのか、 妹には何も言わず、「連日はしんどい」「外遊びはついてけない」などの愚痴を私が聞く羽目に…。

ここは相当ほっこりしますね!

妹さんに問題があるようでいて、お母さんも被害者のつもりで今日子さんに愚痴って、今日子さんの気分を悪くさせている。もしかしてというか、すでに少し触れられていますが、お母さんはお父さんに対しての愚痴も今日子さんにかなり伝えてたりしませんか?

topisyu

Q4. お察しの通りです

ご返信ありがとうございます。

お察しの通り、母の主な愚痴は父や父方の親族絡みですね。母は家父長制が染み付いているのか、父には強く出れないんですよね。父は能力が低いのにプライドは人並みにあり、父がした家事にやんわりとでも注意すると逆切れするので注意できなくなり私に愚痴で発散、という感じです。

唯一の利点は、私の仕事柄、おじさんに接することが多いのですが、どんな感じの悪い方相手にも父よりマシと思えばやり過ごせる耐性がついたことです。

貴重なお時間を割いて、親身に相談にのっていただきありがとうございました。これからもブログ楽しみにしています。

今日子

締め

以上、一人小町でした。

メールをやり取りしていて思ったのは、非常に抑制の効いた文章を書く人だということです。ご自身が相当苦労してきて、今でも苦労を背負おうとしているのに、それを甘んじて受け入れようとしている印象を受けました。

例えば、

不快な言動に対してとっさに対応できず、時間がたってからああ言い返せばよかったと悶々としがちです。

というところからも、子どもの頃のお父さんからのモラハラと、お母さんの愚痴を聞かされ続けてきたことが影響あるのかもしれない。言語化は癒やしのプロセスですから、今からでも吐き出せるものは吐き出しておくといいですよね。

あと、本題については、親の介護を子どもが必ずしないといけないわけではないですし、介護の主体は最初は配偶者というのが基本形ですから、もう少し、鷹揚であってもいいかなと思いました。

その辺を意識してメールの返信をしています。何にせよ、お疲れ様です!

「筋トレし始めて1ヶ月。効果を実感できずモチベーションが下がってきました。どうやって続けていますか?」

今日は読者からのちょっとした疑問に答えます。以前、私が書いた筋肉体操絡みの筋トレの記事への質問ですね。

2018年はじめて良かったもの→筋トレ - 斗比主閲子の姑日記

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Q. 筋トレをし始めて1ヶ月。モチベーションが下がってきました 

こんにちは、露子といいます。

いつも楽しくツイートやブログを拝見しております。

日頃体力仕事に従事はしているものの、運動は苦手で地道な努力を避けてきた私ですが、斗比主さんの先日の「筋肉体操」のブログを読んでから一念発起し、毎日筋肉体操をしています(開始してだいたい1ヶ月経ちました)。

1日目: 腕立て+腹筋

2日目:スクワット+背筋

※違う部位を1日おき

これをローテーションして毎日やっています。が、なかなか効果を実感できなくてモチベーションが落ちてきました。

つらいのは2点。

①見た目に変化が感じられない。「できるようになってきた」感が湧かない

②特に腕立てがキツくて15回できず、8回できればいい方。やらないよりはいいかと、9回目からは膝をついてやります。1分休憩を挟んだあとの腕立てはまったく歯が立たないので、最初から壁でやります。

そこで質問です。

①斗比主さんが効果(筋肉がついてきた・腕立てが回数こなせるようになってきた)を実感し始めたのはいつ頃ですか? 開始1ヶ月ではまだまだでしたか?

②モチベーションが下がったことはありましたか? あったとすれは、そこをどう乗り越えましたか?

③腕立て伏せは筋肉男子たちと同様にできますか? できないとしたら、どんな代替法を使っていますか?

モヤモヤではなくて申し訳ないですが、お答えいただけると幸いです。

露子

A1. モチベーションを意識しないようにして続けています

最初に質問から答えますね。その後に、筋トレの基本について私が知っていることを書きます。 

①斗比主さんが効果(筋肉がついてきた・腕立てが回数こなせるようになってきた)を実感し始めたのはいつ頃ですか? 開始1ヶ月ではまだまだでしたか?

筋肉がついてきた感じがしたのは開始3ヶ月後ぐらいです。腕立ての回数は、腕立てはやる度に徐々に徐々に同じ回数でも強い負荷(後述します)で、できるようになっていきました。

②モチベーションが下がったことはありましたか? あったとすれは、そこをどう乗り越えましたか?

モチベーションが下がったのはまさに1ヶ月ぐらいです。なかなか成果が出ている気がしなかったので。でも、日ごとに違う部位で、それも1日せいぜい5分程度のことなので、とりあえず動画をかけてたら続けられました。紹介した『小さな習慣』でもある通り、モチベーションに頼るのはよくないと思ってます。これも後述します。

③腕立て伏せは筋肉男子たちと同様にできますか? できないとしたら、どんな代替法を使っていますか?

できません! 普通の腕立てのポーズで、胸までつけて15回なんて、無理!! 1分間休憩したあとの連続腕立てなんて到底ムリです。できないので、自分の負荷で、筋肉体操がギリギリできるぐらいやっています。

以上、とりあえず質問へのシンプルな回答で、次に、筋トレ絡みの私が知っていることを少し細くしておきます。どうやって続けるのかと、どうやって筋肉(筋力)をつけるか。

A2. 大切なのは続けやすい環境と、適切な負荷と、プロテインと、食事と有酸素運動

まず、私が考えているのは、筋肉体操は筋トレの最低限だということ。

筋肉体操の2プログラムをするというのは、せいぜい一日5分程度の自重による筋トレです。ジムに通って筋トレしているような人たちは、マシンを使って30分ぐらいを週何回かしているわけですから、それと比較すると、ずいぶんお手軽です。

筋肉体操を監修している近大准教授の谷本さんは、あの身体を維持するために、

筋肉は裏切らない! NHK『みんなで筋肉体操』の筋トレ指導者・谷本道哉に直撃インタビュー | Kindai Picks

―― 先生は、どこで、どんなペースで、どのような内容でトレーニングされてるんですか?

場所はここ(研究室)。週に1度はジムに行きます。トレーニングの回数は週に4日~5日、時間はきっちり20分ですね。

これぐらいの筋トレをされているそうです。よく、20分であんな身体が出来上がるものだと感心します。

それはそれとして、私が書いた記事のせいで期待値が上がりすぎちゃったかもですが、一日5分程度の筋トレで、爆発的な効果がすぐに出ると考えるんじゃなく、今後末永く、徐々に徐々に身体に筋肉がついていくぐらいで続けるのがいいんじゃないかというマインドセットで、私は筋肉体操をやっています。

でも、そうはいっても、成果がでないとモチベーションが続かないというのも理解できます。ただ、逆説的になっちゃうかもだけど、モチベーションに頼ると続かないんですよね。続けるためには、習慣にするには、モチベーションに頼らないほうがいい。それは、以前に紹介した『小さな習慣』でも書いてあるとおりです。

小さな習慣

小さな習慣

  • 作者: スティーヴン・ガイズ
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017/04/28
  • メディア: Kindle版
 

なので、私は続けるために、Youtubeの自分用の再生リストを作っておいて、筋肉体操を続けやすいようにしています。

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これなら動画を探して、選ぶ手間がなくなりますからね。最初にラジオ体操を入れているのも、ハードルが低いところから始めるためです。再生リストの作り方はこちらをどうぞ。

あとは、夫婦でやっているのも大きい。仲間がいれば続けられます。

次に、筋肉(筋力)をつけたいということだとすると、筋肉体操を続けるにしても、負荷は意識したほうがいいですよね。よく言われているのが、ギリギリ1回できる筋トレじゃなく(1RM)、その70%程度の負荷である12回ぐらいギリギリできる(12RM)の筋トレをしましょうというもの。RMの考え方はこちら。筋肉体操では、腕立て、腹筋、スクワット、背筋ともに、1stシーズンの1回目はすべて12-15回程度で終わるようにしているのは、この考え方を意識しているからだと思います。

そんなわけで、腕立てが8回しかできないのであれば、自分にとって12-15回できるぐらいの負荷に変えてみたほうがいい。すでにやられているとおり、壁やソファやテーブルなどを使って斜めな状態でやると負荷が減ります。

あと、筋肉をつけたいなら、プロテイン(たんばく質)の摂取も重要ですよね。身体が筋肉を作ろうとするときに使う栄養素がたんばく質ですから。筋トレが終わったら、ホエイプロテイン(牛乳由来のプロテイン)を摂取すると効果的です。私も、筋トレし始めて、2ヶ月経った頃から、プロテインを摂るようにしました。

そして、もし、お腹に線が一本入るぐらいの腹筋がほしいとか、そういう見せるため筋肉がほしいなら、筋トレだけじゃなく、食生活の改善や有酸素運動も重要になってきます。女性は男性に比べて、皮下脂肪が多いため、皮下脂肪を落とさないと、いくら筋肉があっても見えにくいですし。

以上、ざざっと書きました。私はしょせん素人知識で書いているので、詳しくは専門書をお読みください。

繰り返しですが、一日5分程度の筋トレで1ヶ月程度で爆発的に筋肉がつくと考えると期待値が高すぎるかなと。ちょっとずつ、ちょっとずつ、負荷を上げていって、食生活や日々の生活も少しずつ少しずつ改善していくぐらいがちょうどいいんじゃないかと思ってます。

参考にしてる記事

負荷がこの程度でいいのか、セット数はどのくらいまでが効果的か、プロテインはどれくらい摂取するかといったのは、本に加えて、先日も紹介した下司さんの記事を読んで日々学んでいます。

女性は男性と同じ筋トレをしてはいけない!筋トレ女子に最適な筋トレの内容とは? - もしもししもしです。

女性の強みを活かすのであれば

  • 70%1RM以下で12回以上の負荷・回数
  • 多めのセット数
  • 1回6秒程度のゆっくりとした動作スピード
  • 短めのセット間インターバル
  • 中2日以上空けない高い頻度

以上のようにトレーニングを行えば女性の強みを活かしつつ、しっかりと筋肉を鍛えることができるのではないでしょうか。

筋トレの効果を高めるタンパク質摂取量について - もしもししもしです。

  • 筋トレ直後は40gのタンパク質を摂取
  • 就寝前に40gのタンパク質を摂取
  • 1日のタンパク質摂取量は体重1kgあたり1.62g 

筋トレの効果を上げる最適な頻度は?週2回?週3回?週4回? - もしもししもしです。

  • 頻度は高いほうが効果が高い傾向が見られる。
  • 週1回よりも週2・3回の方が良さそう。
  • 特に、若い人や女性は高頻度の方が効果が高そう
  • ただし、週あたりのトレーニングの量(セット数)を揃えると効果に差は見られない。

筋トレは、結婚や子育てと同じで思い入れを持ちやすいものなので、自分流で色々なことを好き勝手に言いたい人がたくさんいるんですよね。そういうn=1ではなく、下司さんのように、エビデンスとセットで紹介してくれているのは大変助かります。毎回、記事の最後に参考文献へのリンクがある。しかも、分かりやすいまとめもあるし

話は変わって、筋トレって、結局個人差があって、せめて、年代別、現在の体重・筋肉量別、性別でのプログラムがどれくらいかというのを知りたいんですけど、それはジムでトレーナーに教えてもらうものなんでしょうね(笑)

というわけで、私はまだまだジムに通うまでもないと思って、日々筋肉体操に励んでいます。

「借金、育児放棄、窃盗、虚言癖のある妹からのお金の無心にどう対応しますか」

今日は発言小町で相談したけどレスがほとんどなかった人から、もっと色々な立場の意見が欲しかったということで、私にメールが来たという一人小町です。このパターン、ありそうで、今回がたぶん初めてですね。

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Q. 借金、ギャンブル依存症、経済的DV被害、育児放棄、窃盗、虚言癖のある妹からのお金の無心にどう対応しますか?

斗比主閲子さまへ

はじめまして。穏子と申します。いつもブログを楽しく読ませていただいています。

先日、妹の件で発言小町に投稿をしたのですが、回答数1件のまま終わってしまったので、斗比主さまのご意見をいただけたらと思いメールをさせていただきました。(小町でいただいた回答は丁寧な内容で大変参考になったのですが、色々な立場の方から色々な角度のレスがほしかったです)

投稿したトピックはこちらです。

30代妹への対応。介入か静観かで悩んでいます。 : 家族・友人・人間関係 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

はじめまして。トピを開いていただきありがとうございます。
関東在住、30代主婦の穏子と申します。
実の妹(この投稿では次女と表記しています)がお金に困っていると主張しているのですが、疑問点が多く、対応に悩んでいます。どうかお知恵をお貸しください。

(中略)

私達は今後、「干渉しない」か「積極的に関わる」かで迷っています。
現状、どちらも選べません。
金が出せないのだから口は出さない、が正しいとも思います。
真実がどうであれ、本人に変わる気がないと変わらないものですし。
それでも、追い詰められて極端な方法を選ぶ前に、関係者で集まり、次女に状況と真意を質し、解決への道をサポートできたらいいのではないかとも思います。
大袈裟に騒いでいるだけなのかもという気もします。

どんなことでも構いませんので皆様のご意見をいただけましたらありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

内容説明に多少のフェイクはありますがエピソードは実際にあったことです。あまりレスがつかなかったということは、ありふれた悩みだったのかもしれません。モヤモヤ度は低いと思いますがお送りいたします。ブログのネタになりますでしょうか。ご意見をいただけましたら幸いです。

以下はツイッターで募集されていたアンケートへの回答です。

・どう答えてほしいか→叱咤&ロジカルでお願いします
・ブログ掲載→okです!!
・何で知ったか?→ツイッターです
・今後の記事→子供への接し方やライフハックなどです(絵本の記事が好きです)

よろしくお願いいたします。

穏子

A1. レスがつかなかったのは何を答えていいか分からないから

まず、発言小町でレスが1つしかなかった点について。たぶん、求められていないコメントだと思いますけど、最近、発言小町でのレスの集め方について書いてなかったので書いておきます。

ありふれた悩みだからレスがつかないというわけではありません。それこそ、姑による嫁の愚痴なんて、発言小町では1200年前からずっと人気のテーマです。

それよりも、なぜレスがつかなかったかというのは、何を答えたらいいか分からないというのが大きいと私は思いました。

そもそも、トピ主さんである穏子さんはお金の無心をされた以外では実害を被っている様子はないし、穏子さんとしてどうしたいかも書いていません。今のところの実害がたかが知れていて(喫緊性がなくて)、穏子さんの方針もないとすると、コメントのしようがない。

もし、小町でレスが欲しいのであれば、自分への想定される実害の金額等や、自分がどうしたいかを、もう少しはっきり書いたほうがいいですね。

それこそ、「こんな妹、絶対に許せないですよね。皆さんならどう叱ります?」ぐらい極端に意見を表明したほうが、許せるか許せないか軸で、レスは書きやすいです。

A2. 私なら直接は干渉しません

これはそのぐらいにして、本題に。この妹さんに介入するかどうか。私が長女の穏子さんの立場なら、妹さんに直接的な介入はしないと思います。

というのは、トピにある情報だけを読むに、お姉さんである穏子さんは昔からしっかり屋で、妹さんは昔からお姉さんに色々言われて来たんじゃないかというのが感じられるから。

長女から次女に対して「あんた、しっかりしなさいよ!」みたいな介入をしたら、次女のほうはウンザリする気がします。暖簾に腕押しどころか、逆効果になってもおかしくない気がする。「あーあー、聞こえない、聞こえない」という反応のない反応がありそう。

それで、「やっぱり私の言うことを聞かないんだ」と手放すのはいいんですけど(実際、身近にいる厄介な人というのは、普通には介入はできないので、手放したほうがいいことが多い)、本当に、妹さんのことを考えて、何かできることがないかを考えるなら、私ならアプローチ方法を変えるでしょうね。

まず、次女が唯一心を開いているというか、甘えられる、お母さんから、もう少し事情を聞くようにする。それこそ、どうしてお母さんが次女に積極的に援助をしているか含めて。ちょっとトピ主レスから引用しますけど、

私達姉妹は、母が倒れても代わりに金銭的援助をすることはできない、で一致しています。母にはこの問題で子供達が分断する可能性も伝えていますが「何も考えたくない」の一点張りです。問題発覚後は流石に現金は渡さなくなったようですが、食品などで援助しているようです。

ここでのお母さんの「何も考えたくない」というのは、子ども同士で分断して争うという子どもから親への宣言に対してのものですよね。親の立場からすると、子どもが対立しているのは辛い状況です。あと、お母さんの食品の援助程度も咎められているように感じている気がする。

お母さんは次女との接点でもあるわけで、かつ、お母さんの言葉なら次女に届く可能性もあるわけで(少なくとも長女からよりは良い)、まずは、お母さんの気持ちを何時間か聞く時間を設けて、寄り添っておきたいところです。情報ルートとしても意味がある。

あとは、義理の両親にもアプローチをしてもいい。次女夫に行くのは直球すぎるし、次女夫が邪悪な人だったときにはヤバい展開になる可能性もあるので、この問題の当事者であって適度に距離がある義理の両親に、何か知っていないかを聞きに行ってみる。

仮に、甥への育児放棄が本当であれば、義理の両親としても見過ごせない可能性が高いですからね。孫の一大事なわけで。自分たちの息子と孫を守ろうとするだろうから、次女を守ろうとする穏子さんたちとは利益の方向性が必ずしも同じではないかもだけど、とりあえず、この現状はダメという方向は共有されても全然おかしくない。

こんなところでしょうか。

締め

私の印象では、この状況というのは一朝一夕に成立したわけではなく、下手をすると、穏子さんと妹さんが子どものときから種はばらまかれていて、それが徐々に発芽していったのではないかなという気がしました。ありがちな、きょうだい間での比較絡みとか。

一気に状況証拠が集まっちゃったから、

これまでも怪しいことが多々あったため、思い切って他の弟妹と話を突き合わせてみた結果、絶句するエピソードがいくつも出てきて、ショックを受けています。

穏子さんがショックを受けてしまうのは想像ができます。

ただ、人間関係の問題はえてして一気に解決できるものじゃないので、自分の受けたショックそれはそれとして家族や誰かに癒やしてもらいつつ、次女の周辺にいる人(特に母親と義理の両親)と日常的な接点を欠かさないようにしておくのが、穏子さんが言う、妹さんの"追い詰められて極端な方法を選ぶ"ことを間接的に防ぐ一助になるんじゃないかと、私は思いました。

以上、穏子さんからの"叱咤&ロジカルでお願いします"の要望に応えて書いてみました。

「現在、上司からモラハラを受けています。モラハラを、受けている時の気持ちの持ち方は、どうされましたか?」

今日は、読者からのモヤモヤに私が回答する一人小町となります。

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Q.  モラハラを、受けている時の気持ちの持ち方は、どうされましたか?

はじまして。

会社で『モラハラ上司』と恐れられていた人と、愛称で呼び合う仲にまでもっていった、私の上司ハック術 - はたらく女性の深呼吸マガジン「りっすん」

を読んで、メールしました。モラハラを、受けている時の気持ちの持ち方は、どうされましたか?

私も、現在、モラハラ上司に悩まされています。彼は完璧主義で、自分がルールブックです。そして、相手から指摘なとがあると、かなり高圧的な発言になります。理詰めで攻めます。あと怒りのコントロールができないタイプです。 人の空気はよめない。まわりの人も、認めています。

私は一昨年からこの上司と一緒に働いています。言い訳になりますが、新しい業務、彼からのプレッシャーでミスが続いてしまい、「戦力外通告」と言われました。あまりひどい状況だったので、まわりがその上の上司とに報告されて、少し改善はされました。全体的に人前では、声を荒げらない。荒げる時は別室にいく。

しかし、私には続いています。指示内容を完全に出さないままで、齟齬が発生すると、「なぜそれにきづかないのですか、だから、だめなんですよ」…と、そのことについて彼は話していないことをわかっていない。私は急に言われて、どういう関係性。

結局、彼に質問しようとしても、「この前の話しましたよね」と話を曲げて言われるので言い返せません。他の人もそういってくれます。このような状態が続き、「君は職位の仕事ができていない。降格になるべきだ」と言われています。

長々とすみません。

言い訳になりますが、モラハラを受けると思考回路がおかしくなり、仕事も心ものスパイラルにはまっています。しかし、今回、この記事を見て、光がさしたような気がしました。

私としては、仕事を休まずに、仕事を達成していきたいと思っています。どのように、相手を観察できるレベルになったのでしょうか。ちなみに、この上司は自分に問題があることは気付いていません。

はじめてのメールで長文になりまして申し訳ございません。以上、よろしくお願いいたします。

一読者より

A. 苦しくて周りに吐き出してました!

この方が読まれたというのは、私が2年ちょっと前に『りっすん』という媒体に寄稿した記事ですね。

ちょっとした裏話を書くと、この記事を書くときに注意したのは、私がやったような、モラハラ被害者側の努力でモラハラを解決するというのが、モラハラへの正しい対処と思われないようにすることです。

『りっすん』というメディアは、n=1を書くのが大原則なので、媒体に合わせて私の個人的エピソードを書く必要がありました。ただ、そのn=1を金科玉条みたいにして、「こうやってみんなもモラハラに対処しよう!」となっちゃうのは不適切だったので、

このエピソードでお伝えしたいのは、「モラハラをする人でも上手く付き合えば仲良くなれるよ!」ということではありません。

私の場合は、追い詰められてのるかそるかの究極の精神状態で、しかたなく行ったことです。上手くいったのもラッキーみたいなものです。何しろ、K氏と同様の関係性に至った同僚はその後、私以外に出ていないようですから。モラハラ上司は職場にはいないほうがいいし、そんな人間と無理に付き合おうとしなくてもいいでしょう。

こんな風に、記事の最後の方に書いています。

記事のエッセンスとしては、相手の事情を理解していると言動への理解がしやすいというもので、これは、モラハラをしているかもしれない側の人間が読み手となることも、ちょっと意識していました。気付いていない間に自分が加害者になることはあって、それは得てして他人の事情を理解していないことに起因するので。

今回、このメールをもらって、私がやったようなやり方で、モラハラに対処をしようとしている様子がある一方で、非常に余裕がなさそうなことも文章の書き方から伺えました。

そんなわけで、このメールに対し、直球で、私がモラハラを受けていた時の気の持ちようを回答するんじゃなくて、具体的な現状や、モラハラにどう対処するかを、メールで何回かやり取りしました。

社内にこの種の問題への相談窓口があるかとか、同僚に相談しているかとか、証拠はあるかとかですね。(モラハラとほぼ近い)パワハラを受けたことがある人で、何も対処をしていない人は4割ぐらいいるので、どこまで対処をしているのかの確認です。

 

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※厚労省の職場のパワーハラスメントに関する実態調査(2018)から

繰り返しますが、私がやったようなモラハラ上司の自己肯定感を満足させて仲良くなっちゃうなんて、到底他人にお勧めできるものじゃないし、私も二度とやりたくありません。モラハラされているときの気の持ちようというのは、せいぜい周りに自分の苦しみを吐き出していたぐらいです。気が持ててた(←正しくない言葉)とは思えません。

もし、現在進行系でハラスメントに合われている人がいたとしたら、自分ひとりで解決するのは非常に困難なので、できれば、証拠を固めて(発言はICレコーダーで録音して)、同僚や人事に相談したほうがいい。適宜、外部の相談窓口を使うのもいい。

パワハラにあったらどうする?|パワハラで悩んでいる方|あかるい職場応援団 -職場のパワーハラスメント(パワハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-

相談窓口のご案内|あかるい職場応援団 -職場のパワーハラスメント(パワハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-

ハラスメントに合っている人は、この人だけではなく、私も経験したし、私の友人・同僚が経験しているのも見聞きしたことがあります。残念ながら当たり前に起きていることではあり、一方で、当たり前だからこそ、対処もされるようにはなってきています。少なくとも、私が経験したときより社会は大きく変わっている印象を受けています。数多くの犠牲者の存在もあって。

以上、寄稿した記事の補足も兼ねて書いてみました。

学校や世間の「理由関係なく言うことを聞け!」みたいな"理不尽"への対処法を子どもにどう教えるか

半年ぐらい前に、「子どもに理由を説明していたら、子どもが理由を説明するようになった」という話を書いたら、こんなコメントをもらいました。 

子どもに理由を説明していたら、子どもが理由を説明するようになった - 斗比主閲子の姑日記

私も母から理由を提示された上で教育されていましたが、学校や世間の『理由なんてどうだっていい、言うことを聞け、生意気だ』と言い出す人にどう対処しなさいと伝えてます?トピシュさんなら答えられそうなのでry

2018/06/05 13:20

最近、子どもが「カルロス・ゴーンはまだ拘置所に入っているんだね」と、スマートスピーカーで流れてくる日経のニュースを聞くたびに反応するなど、リアルな理不尽を垣間見ているようなので、いい機会なので、この質問の答えを考えてみます。

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1. 理不尽はあるものなので、理不尽に遭遇したときに折れにくい、折れても立ち直りやすい、自己肯定感を子どもが身につけるのを親として手伝う

まず、大前提として、理不尽は世の中にはあるものです。

人間はみな理屈が説明できる形で生きているわけではないし、また、理屈があって行動していたとしても、その理屈自体が、異なる文化圏であれば道理として納得できないことはありますから。

理不尽は困難と言い換えてもいいですね。

親自身も困難を経験していますから、子どもには余計な困難には遭遇しないでほしいと考えるものの、子どもは年をとれば取るほど、親が見ていないところで勝手に困難に遭遇することも増えていくものです。ですから、困難に遭遇しないように親が子どもの生きる道を舗装するなんていうのは限界があります。(どこまで子どもの生きる道を整備するかは、人それぞれで、グラデーションがあるものですから、何が正解かをここで言うつもりはありません。ただ、いつまでもトレースできないというのは確かです。)

従いまして、困難に遭遇するのがある程度想定されるわけですから、そもそも、困難な場面に出会ったときの対処を考えられる折れない気持ちや、また、仮に折れてしまったとしても、そこから立ち直れるようなメンタルというのを、子どもが培うお手伝いを親はするものだと私は考えています。

その一つとして、子どもに自己肯定感を育んでいただくわけですね。自己肯定感があると強いですから。

2. 出会った理不尽の存在を親や周りに気軽にシェアするのが得策だと知ってもらう

メンタル面での足場を子どもが培う一方で、具体的な理不尽への対処法としては、まずは、自分で解決しようとするんじゃなく、他人に相談するのがお得だということは、子どもに習得してもらえるといいなと私は考えています。

理不尽というのは、時に徒党を組んで襲ってきますからね。カルロス・ゴーンみたいに、東京地検特捜部の元部長を弁護士として起用するとまでは行かないけれど、

ゴーン事件の弁護士が「特捜部長」時代に語った抱負 弱い立場の働く人の味方に… (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

複数人と仲間になって対処すれば、一人のときより断然気楽です。

だから、私は子どもから何かを相談されたときは、相談してくれたことを喜び伝えるようにしています。そして、解決策を一緒に考える。

親には話せないことでも、友達や、学校の他の先生には相談できるかは提案します。親は頼り先の一つでしかないから。

3. 理不尽なことをする人は大抵可愛そうな人なので、そういう人がいること(被害者性を持っていること)は認識しておいてもらう

理不尽な行い、例えば、激高したり、無意味な抑圧をしたりするのは、その人自身が相当追い詰められていたり、可愛そうな背景があってやっていることが多いと考えています。

理不尽を押し付けるという観点では加害者であるものの、本人は被害者意識があるということですね。仕事を抱えすぎていて時間がない先生がイライラして、子どものやらかしへのキャパが減って怒鳴ってしまうのは当然っちゃ当然です。

先生から理不尽に怒られて嫌な気持ちになったことを子どもが相談してきたときは、「嫌だったね。その先生は、そういう言い方しかできない可愛そうな人なんだろうね」と子どもに伝えます。(なお、先生が本気で結構やらかしていることが他の保護者の情報からも入手できたら、私は私でやることやりますが。)

相手に事情があることを認識して、だから、理不尽を押し付けることを許容するべきということではなく、事情があって理不尽を押し付けているとこちらが受け止めれば、本気で受け止めるんじゃなく、スルーするのが簡単になります。

特に子ども同士ではそうですね。ほんと、いつもイライラしている子どもは、厳しい環境にいることが多いので。赤の他人ができるのはたかが知れているので、被害者意識が強い加害者の言動はスルー推奨とするのは生きる知恵だと思います。

締め

以上、理不尽への対処法を子どもにどう教えるかを考えてみました。

どちらかというと対処そのものより、理不尽への心構えだったり、理不尽の回避方法に近いですかね。具体的には、きょうだい喧嘩の中で、子どもたちは理不尽への対処を学んでいるように思います。

私が嫌いな言葉に「若い時の苦労は買ってでもせよ」というのがあるのですが、若い時に苦労をすると、その苦労を内面に取り込んで、他人も苦労をさせようとしたり、苦労を美談にするようになってしまいます。パワハラ被害者がパワハラ加害者になるという、あるあるなやつ。

そんなことにならないよう、私は、理不尽からはできるだけ逃げて、でも、ちゃんと仲間はいるし、逃げても恥ずかしくないということを子どもには習得いただけるといいかなと考えています。

「元本割れを恐れる人向けの投資方法は? 子育て中にどうやって投資情報を入手する??」

株式市場が乱高下しているので、せっかくなので、読者から投資絡みでいただいたご質問をお答えしておきます。

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Q. パートナーの投資スタンスは? 投資の情報源は??

トピシュさんへ

いつもブログを拝見させてもらってます。

少し前に公開された記事ではジュニアNISAの記事とポートフォリオも公開されて、一緒に書いてあった金融教育についての考え方など大変参考になる内容でした。

私も個人的に金融関係に興味があり、FPの資格をとったり超少額のこづかいの範囲で投資信託しております。

2つばかりお聞きしたいことがありましてメールさせていただきました。

1. 投資信託や金融商品の購入についてパートナーさんはどうお考えですか?

私は主人が「こづかいの範囲なら」ということでその額しかできないです。

投資=元本割れ=損するという考えが根本にあり、リスクやリターンについてやトータル的な説明を1からするのが面倒なのでしておりません。アレルギーまではいかないですが、根本から向いてない人には投信は怖いイメージありますよね。

パートナーさんはどうでしょうか?

2. トピシュさんはどこで株や投資信託など金融に関する情報を入手していますか?

幼児抱えた子育て最中ですので、SBI証券にかじりついてネット記事読むとはいかないです。参考までに教えていただきたいです。

お暇な時に、ブログ記事なりメールなりで回答いただければ幸いです。

アンコより

A1. 投資アレルギーがあるならiDeCoで債権投資をするのがいいかも

まず、一つ目の質問について。私のパートナーが投資についてどういうスタンスか、ですね。

結論から言うと、私だけではなく、私のパートナーも投資をしています。

始めた時期は私とほぼ同じで10年以上前になります。リーマンショックが起きる前の株価がガンガン上がっていた時期に投資をし始め、その後の奈落の底のような株安を経験し、現在、含み益を抱えるに至っています。

従いまして、リスクやリターンについて、私とほぼ近い感覚になっていると思います。要は、株式投資というのは短期的には乱高下するが、長い目で見れば、経済成長が続く限り、株価は上がるみたいな感じ。

現在のところ、二人とも確定拠出年金はしていますし、NISAも利用しています。それ以外にも投資をしています。

銀行預金では雀の涙の金利しか得られず、また、二人とも一生涯働き続けたいとは思っていないため、私が投資をすることはもちろん、本人も投資をして当たり前だと思っています。

アンコさんのパートナーさんのように投資に対してアレルギーがある人を無理に投資させるべきとは思いませんが、配偶者や家族に投資に興味を持って欲しいとしたら、iDeCoやNISAみたいな、国が投資の背中を押している制度があることを紹介したり、我々の年金が以下のように、しっかりリスク資産で運用されていることを伝えたり、それこそ国債の投資から始めてみて、徐々に徐々に知識を蓄えていっていただくとスムーズかもしれません。

※図はGPIFのポートフォリオ

特に、iDeCOで月1~2万円ぐらい債権投資をするのがいいですかね。所得税控除を得られる上、そんなにハイリスクな投資先ではないので、投資初心者でもそんなに嫌じゃないはず。銀行預金からほど近い。

A2. 『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』は年一必ずチェック

次に、私の投資情報の入手先について。

仕事も関係するので、日経新聞やBloombergやFTは見てますけど、投資に限定してということでしたら、投資ブロガーの方のブログをRSSリーダーに入れて読んでるぐらいです。有名どころでは以下の皆様です。ブログだけではなく、本を書いていたり、金融庁に寄稿されていたりします。

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

いつか子供に伝えたいお金の話

吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資ブログを読んで得る情報は、信託報酬が安い商品です。みなさん、昔っから、手数料の安い金融商品を探し続けてきた人たちなので、証券会社が提供している情報より、ポジショントークがなくて安心して読むことができます。

あと、相場が大きく下落したときに、みなさんが口を揃えて「いつもと変わらずドルコスト平均法で投資するだけです」と書いているのを眺めるのは好きです(笑)

他には、年に一回の、『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』も2007年にスタートした頃から毎年欠かさずチェックしていますね。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

ブログはチェックしなくても、ここを年一回、1月中旬にチェックすれば、前年に登場した、低コストの良い商品はだいたい把握できます。忙しい個人投資家は、それぐらいの情報収集でいいと思います。

私が投資についてがっつり勉強したのは、それこそ株式投資をし始めた10年以上前に、世の中に登場していた投資関連本を結構読み込みました。それで得たエッセンスは、働きながら家事育児をしながらだと分散投資が楽、できるだけ手数料の安い金融商品を選ぶ、売り買いを頻繁にしていると税金が取られる、という感じですね。それ以降は、そんなに真面目に投資の勉強はしていません。

役立った本はこちらです。 

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)

 

※絶版。昔は酷い金融商品がたくさんありました。

新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)
 

※初版は2002年で2回改訂されてます。 

貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵

貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵

 

※絶版。電子書籍で再販してほしい。

今は、昔と比べて情報が多いだけに、最近投資をし始めた人は、色々悩んでしまうと思いますが、①基本的な投資の知識を身に着けていて、②自分のリスク傾向を把握すれば、あとは、③信頼できる金融機関による低コストな金融商品が出るかを年に一回ぐらいチェックしていれば、投資の情報なんて新しく仕入れなくていいと、私は考えています。特に重要なのが②。これは自分でも簡単には分からない。

一般人にとっての投資というのは本業足りえませんし、適当に毎月分散投資して、一年に一回ぐらいメンテナンスするぐらいがちょうどいいですよね。

育児や仕事に支障をきたすほど投資に時間をかけるのは本末転倒だと思っています!

「私の子をガリガリと言い、私の新居を床が傷だらけと言う幼馴染は、私にマウンティングをしているのか。それとも、私の心が卑しいのか」

今日は、割とよくある、カジュアルなモヤモヤの紹介です。子どもが産まれた後で、友達からの何気ない発言がマウンティングに聞こえたというもの。

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Q.  私の子をガリガリと言い、私の新居を床が傷だらけと言う幼馴染は、私にマウンティングをしているのでしょうか?

斗比主様

はじめまして。いつもブログを楽しく拝見しています。

最近の私の心のモヤモヤを送りますので、斗比主様の気が向いたらブログのネタにしていただきたいと思います。

私は一歳の子どもがいます。幼馴染も1ヶ月違いの子どもがおり、妊娠中からよく会っていたのですが、産後からその幼馴染(Aとします)と話すたび心がモヤモヤすることが増えました。以下、Aとのやりとりです。

まず、私の子がうまれ、1ヶ月くらいの時のことです。そのころAの子は2ヶ月です。
Aは母乳がよく出るほうでまるまる太った赤ちゃんを連れていました。そのせいか、私の子を見るなり、「ガリガリだね。骨ばってる」「顔が長くて赤ちゃんぽくないね」と言ってきました。名前に対しても「○って…」と。○は名前に使った漢字です。「…」には名前にそんな漢字使うんだ、というニュアンスが込められていると私は感じました。

産後だったこともあり、ガリガリと言われたことは、私の母乳やミルクが足りないのだろうかと心にきました。ガリガリ発言は、子どもが大きくなってからも「前はガリガリだったよね〜」という言い方で何度も言われました。

他にもあります。私は産後から新築の家に引っ越しており、Aも遊びに何度か来ているのですが、「だいぶ床が傷だらけになったね」と言われ、何故わざわざそんなこと言うの、とモヤモヤ。

子どもと旅行に行った?と聞かれたので温泉に行ったと答えると「温泉だけ〜?」と。経済状況について聞いてきたりもするので、比べてきてるのかな?と嫌な気持ちになりました。A家は遠出をたくさんしています。

長々と愚痴を書いてしまい、すみません。

Aとは今、距離を置いていますが、子育てについて話せる少ない友人の一人だったので悲しい気持ちがあります。また、はっきり嫌なことを言われている訳ではないので相手に言い返せず我慢する形になり、悔しいという思いもあります。

それと斗比主様には、これはマウンティングなのか、それともマウンティングと感じてしまう私の心が卑しいのか判断して頂きたいです。マウンティングと言ってもらえたら、もっとスッキリした気持ちで縁を切れそうです。

以上、もやもやでした。読んで頂きありがとうございました!

一読者より

A. マウンティングですね

まあ、マウンティングですよね。

マウンテングだと言ったらスッキリした気持ちになると書かれていたので、無理矢理にでもマウンティングとこぎつけたいところですが、そういう邪な気持ちがなくても、十分マウンティングと考えていいかなと思います。

子どもの体型にしても、子どもの名前にしても、住んでいる家も、旅行にしても、自分のほうが優位であることをアピールしているのは、ほぼ間違いないのではないでしょうか。

特に子どもの体型について「ガリガリ」だと言い、子どもが大きくなっても「ガリガリだった」と言い続けるところは、なかなか執念があり、非常にほっこりすることができました。ありがとうございました。

一応、これで回答にはなっていると思うんですけど、他にちょっと思ったことを書きます。Aがやっていることはマウンティングだとしたら、距離を取るだけじゃなく、この際、縁を切るかどうかについて。

優しすぎるんじゃないかと思われるかもしれないけれど、この幼馴染のAがなぜマウンティングをするかというと、たぶん、育児で相当辛い気持ちになっているのがある可能性があると私は推測します。

学校でいじめが発生する原因としては、子ども同士が過度なストレスを受けつつ、比較され合う土壌があることが多いというのは知られていますよね。いじめをする方は、自分が安心できて、立場を維持するために、いじめをすることがある。

それと同じ構図がマウンティングにもあることがあると私は思っています。マウンティングをしている人間は加害者ではあるのだけれど、ある部分では被害者性があるというか。Aは幼馴染にマウンティングをしないと平静を保てないから、この方にマウンティングをしているんじゃないかという可能性。

分かりやすいのだと、周りの親子に差がつけられていると感じたりとか、夫から家事育児の不備を問われていたりとか、義実家や実家から子どものことで介入があったりとか。育児ってえてしてシンドいものですから、漫然と育児が辛いのかもしれない。そういう有形無形のプレッシャーがあるとどこかで発散したくなる、というのはあってもおかしくない。

もちろん、すべて私の想像で、マウンティングをしてくる(他人に不愉快な思いを抱かせる発言をする)人間が好ましくないというのは、特に否定するつもりはありません。

申し上げたいことは、Aが置かれている環境に何らかの変化があれば、Aのマウンティングスタイルも改善する可能性はあるのではないかということです。だから、もし、Aが貴重な存在で、Aがマウンティングをしなければ付き合わなくてもいいと思うのであれば、「あなたの発言で私は傷つきました。金輪際、あなたとは付き合いません。二度と連絡はしないで」と断絶するのではなく、単に、ひたすら距離を取るという選択肢もあると私は考えます。久々に会ってAが改心していたら「あのときのあれはなかったんじゃない~(笑)」とチクチクやる。

ただ、現在進行形で、Aにこれまでマウンティングされてきた気持ちの置き場所をどうにかしたいという思いもあるかもしれせん。絶縁を切り出すことで、いわゆるひとつのDQN返しみたいなことをして、Aにギャフンと言わせたい、もしくは、せめて自分の気持ちを伝えて楽になりたいというのは、全然ありですし、どうぞ、お好きなようにやられるといいのではと思います。

以上です。

こういうライトなモヤモヤでも結構ですし、もっと誰にも言えないモヤモヤでも、大抵は美味しくいただきますので、どうぞ気軽にetsuko.topisyu@gmail.comまでメールください。

ではでは!

「子供が生まれたことで、命が生まれるように自分もいつか死ぬんだ…と考えると恐ろしくもなります」

今日は久々の一人小町です。

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Q. どのように子離れをしましたか?

斗比主閲子様

はじめてメール差し上げます、いつもサイトを拝見させていただいております。さて、ご相談…というか、斗比主様のお考えを聞かせていただけたらなあと思いメールしました。

私は現在、0歳の女の子を育てている高齢出産者です。

今は子供としっかり向き合い、雑念を抱いている場合ではないのはわかっているのですが、どうしてももやもやというか、迷い?不安が出てきてしまいます。

以前、斗比主様はお子さんとの関係で、「親で居られる期間」を穏やかに語られていましたね。

私はお世話をしながら、この子の面倒をいつまで見てあげられるだろう? とか、例えばこの子がお嫁にいったとき、先方の「お嫁さん」になって離れていくのが寂しい とか、この子をずっと守りたいが、困難を味わって乗り越えていく力を身につけるためにはべったりもよくない、とか、私が早い段階で他界してしまったら、この子はどうなるんだろう、とか…いずれくる別れについて考えるだけで暗い気持ちになってしまいます。 

子供が生まれたことで、命が生まれるように自分もいつか死ぬんだ…と考えると恐ろしくもなります。産後鬱というわけでもないですし、平日は完全ワンオペですが休日は夫も育児を手伝ってくれています。多分、一過性のストレスではないと思うのです。

そのため、斗比主様がどのように子離れ(受け入れ?)されていかれたのか、もし良ければお聞かせいただけたら幸いです。 

今後もブログの更新を楽しみにしています。突然のメールを失礼いたしました。

一読者より

A. じわじわ子離れしていってます

私が書いた「親で居られる期間」の記事は、たぶん、これですかね。

この子たちの親でいるのはもう少しだから - 斗比主閲子の姑日記

もう3年半前の記事です。その後、私のスタンスはあんまり変わっていませんけど、パートナーは今すぐにでも子どもが手離れしてほしいようです。子育てが辛くて辛くてたまらないらしい。人間の心が変わるのは面白いですね。

それはそれとして。

私の子離れのプロセスは、ごく自然な感じです。子どもが出来ることが増えてきたので、親が手伝わないといけないことが減っていっている、それだけです。

生まれたばかりの赤子というのは、言葉を理解しないどころか、食事もゲップもまともにできないし、排泄もどこでもしてたわけですが、それがじわじわ時間を掛けて、友達と遊ぶ約束したり、たまに親に嘘をつくぐらいの知能を獲得するようにもなるわけです。もはや、親の目の届かぬところで独自の成長をしていっている。そんなわけで、私からすると、子離れをするのは現在進行系で、空気みたいに当たり前に起きていることです。

モヤモヤされていることへの私の感覚を書くと、

私はお世話をしながら、この子の面倒をいつまで見てあげられるだろう?

私は、私がまともな間は子どもが自立するまでのお手伝いをさせていただきながら、暇つぶしをしたいと考えているので、別に面倒をみてあげたいとは思っていなくて、

私が早い段階で他界してしまったら、この子はどうなるんだろう

については、私の子どもには私が早死にしても、お金はそこそこ遺るようにしているし、私以外に子育てできる人間は一応用意できるようにしていますから、私が死んでも、私の子どもたちの子育ては何とかなると考えています。

また、

子供が生まれたことで、命が生まれるように自分もいつか死ぬんだ…と考えると恐ろしくもなります。

私は以前も書いたとおり、死にたいという気持ちは25歳ぐらいから、多少は薄れていても、今でも死にたいと時々思いますし、明日死ぬかもなと思って生きているので、自分が死ぬことはそんなに恐ろしいとは思っていません。

私が恐ろしいと考えているのは、頭がぼんやりしながら、身体は動かせずに、自分の意志ではなく生き続けなければならない状況ですが、たぶん、その状況になったら、恐ろしいとは知覚できないので、ぼんやり生き続けていることでしょう。

私が、もし、普通の親よりも子離れが上手くできている可能性があるとしたら、私にとって、子育てが暇つぶしであるのは一因としてあるように思います。つまり、暇つぶしでしかないので、子どもが自分の生きがいだとか、子どもに自分の人生を託したいとか、そう思うことはないので、子どもにそこまで執着しない、できないというか。

子どもが0歳ぐらいの小さい頃は、自分がいないとこの子は死んでしまうという強迫観念と愛情がごちゃ混ぜになっていたことは確かにあったように記憶はしています。ただ、子どもが大きくなって、私がいなくても子どもが生きられる時間が増えたことで(それこそ冷蔵庫から好きなものを取り出して食べているわけで)、自然と、自分が子育てしないといけないという強迫観念は薄れていっています。

以上、私の子離れのプロセスと、いただいたモヤモヤへの感想です。

同じような話でも、違う話でも、何かモヤモヤするようなことがあれば、どうぞ気軽にetsuko.topisyu@gmail.comまでメールをください。

「娘が漫画を読むのが心配だったのは、私が本を読むこと以外であまり親から褒められなかったことが影響しているかも」

発言小町で、トピ主がトピを立てた後(相談した後)の後日談って気になりますよね。私にメールを送って来られた人の中にも、後日談だったり、ブログに載った後の感想だったりを送ってきてくれる人がいます。

今日は、2ヶ月前に紹介した「漫画に慣れると本を読めなくなると思っています」というメールを送られた方からの感想メールを紹介します。

「漫画に慣れると本を読めなくなる、それは迷信なんでしょうか?」 - 斗比主閲子の姑日記 

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Q. 思い返せば『がきデカ』や『はいからさんが通る』を読んでました!

topisyu 様

ブログ記事拝読しました。ありがとうございます! ファンレターを書いたら思いがけず色紙つきでお返事がきたような気分です。

topisyu様を知ったのが最近なので『えー意外!・・・』の方は読んでおらず、大変失礼をしました。でも私の父もビッグコミック系を読んでいて、それをこっそり読んでたのも一緒で、なんだか嬉しいです!

改めて思い返してみると、5歳の頃の私は人の家でも自分ちでも結構漫画読んでました!びっくり!

お隣の小学生のお兄ちゃんから読ませてもらってた『がきデカ』と『マカロニほうれん荘』が大好きでしたし、自宅には『はいからさんが通る』『ベルサイユのばら』『キャンディ・キャンディ』『リボンの騎士』がありました(ラインナップが偏ってますね。。。今改めて、母は専業主婦が合わない人だったんだろうなあと思いました)。ビッグコミックの盗み読みは小学生になってからでしたけど。

・・・漫画読んでても、本を読めなったり、しませんでしたね・・・。

娘が漫画を読むのが心配だったのは、私が本を読むこと以外であまり親から褒められなかった子供だったことが影響しているような気がします。

それから、ハマる、熱中するものを子供に与えてるだけ、という回答にも納得しましたし、反省もしました。ハマらせてあげるように持って行くのが親の腕の見せ所ですね。。。

親として、子として、考えさせてもらえるお返事を頂けて、感謝です。ありがとうございました!

一読者より

A. 面白いですね!

娘さんが漫画を読むのが心配だったということからすれば、メールを送られたご本人は子どもの頃に漫画を読んでいなかったのではないかと思いますよね。でも、ご本人は子どもの頃に漫画を読むのが大好きで、それが本を読むことに悪影響だったと感じていなかった。非常に面白い。

また、今からお母さんが好きだった漫画のラインナップを見返してみて、専業主婦が合わない人だったんじゃないかと推測されてます。これも面白い。

お母さんが読まれていたどの作品も、日本の古いイメージの女性像とは異なる女性主人公が活躍するものですから、それを求めて漫画を読んでいたとしたら、当時のお母さんの境遇に何か不満があった可能性はありそう。年代はかなりズレますが、その後お母さんには『ぼくの地球を守って』を読んでいて欲しい(笑)

私は特に自分の子育てを一般化するつもりはなく、暇潰しで書いているだけですし、メールを送ってきて来られた方に、私がコメントした通りにしてほしいなんてまったく思っていないんですが、私が返信したことがきっかけで、昔の話を思い出されて、それを後日談的に送ってもらえるのは凄く嬉しいです。

こう言っちゃなんですけど「漫画読むと本が読めなくなる!」って言ってる親御さんがいたら、「漫画嫌いの、教育熱心な人なんだな」と思うじゃないですか。リアルで会ったら、それ以上、その親御さんの考えや生育環境を聞くなんてことはなかなかない。今回のようなメールのやりとりができるのはネットならではの部分が大きいですよね。

ちなみに、上の記事では、漫画について、他にもあるハマれるものの中の一つを提供しているだけと書きましたけど、個人的には漫画は学習効率を上げる媒体だと思っています。

2年前の記事では、私が今でも漫画を起点に学習していることを書きました。子どもの好奇心の芽にもなると。

私の知識の習得方法は①漫画を読む→②地図を作って迷子を避ける→③人に話す - 斗比主閲子の姑日記

学力に差がつくのは、どう学ぶかももちろんありますが、何かを学ぶ機会、知性に触れる機会がどれだけ身近であるかというのはやはりありますよね。親の文化資本が子どもに引き継がれるというもの。

一方で、エンタメ作品には文化資本を覆すパワーもあると考えています。必ずしも親の指導がなくとも、エンタメ作品を通じて子どもが楽に幅広い物事に興味が持てる。少なくとも第一歩は踏み出せる。

色んな漫画がありますが、いわゆる学習まんがは分かりやすいですよね。最近人気のものだと、サバイバルシリーズ。科学への興味が湧く、とてもいい作品です。 

AIのサバイバル 1 (科学漫画サバイバルシリーズ62)

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  • 作者: ゴムドリco.
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2018/07/06
  • メディア: 単行本
 

※最新はAI世界のサバイバル。何でもサバイバルしてる。

「子どもが気を遣ってくれた時に褒めますか?」

今日も読者からのモヤモヤメールにコメントする一人小町です。

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Q. 子どもが気を遣ってくれた時に褒めますか?

はじめまして。

子供と過ごしていてこれってどうなんだろうと思ったことがあり、topisyuさんにご意見をきいてみたくなりました。お忙しいと思いますがもし時間があればお願いいたします。

もうすぐ3歳になる娘と夕食後に夫と三人で戦いごっこをして遊んでいました。(ちなみに娘は保育園で「お喋りが上手」とよく褒められるタイプで性格は温厚です)

夫が「この後ジムに行きたいから遊びはもうこれで最後ね」と言って一通り遊び、娘はパパに出かけてほしくないので引き延ばそうとするのを無理矢理切り上げたところ、ギャン泣き。余りにも悲しそうな顔で泣くので夫は「やっぱり○○ちゃんが寝てから行くことにするね、でも歯磨きしてから遊ぼうね」と言ってくれました。(夫は仕事が忙しくあまり娘と遊ぶ時間はありませんが、時間があるときはとても可愛がっています)

夫の一言でコロッと機嫌が良くなった娘に私が歯磨きをしていると、娘が「パパもう出かけていいよ」と言い出しました。パパが予定を変えてくれたことだけで満足できたようでした。それでつい「気ぃ遣ってんの?!おりこ~!!優し~!!」と言ってひとしきり褒めてしまいました。娘は嬉しそうにニヤニヤしておりました。

自分が小さい頃を思い返すと、色々人に気を遣ったとき、それをアピールすべきではないが、でも相手に気付いてほしいと思っていました。Aさんと仲の良いBさんにAさんを褒める話をして、この話をBさんがAさんに伝えてくれることを願ったりもしていました(直接伝えるより間に人を挟んだ方がお世辞っぽくなくて私は嬉しいので)。そうやって自分のイメージ向上を図っていました。

娘の話に戻ると、褒めつつも「これ褒めていいんかな」と思ってしまい、なぜだろうと考えてみると、topisyuさんのブログの影響だな、と。

こちらの記事です。(→子どもがしてほしいことを察しないし、してほしいことがあるなら子どもがお願いしないとやらない - 斗比主閲子の姑日記

子供が言葉に出していない気持ちを察してあげるのはどうなんだろう、勝手に察して褒めてあげるのはどうなんだろう、と思ってしまいました。

質問は次のとおりです。

子供が気を遣ってくれた時に褒めますか?(褒めれば察することは良い事という刷り込みになり、褒めなければ自分の気持ちに親は気付いてくれないと淋しい思いをさせることになるかもしれません)

以上、よろしくお願いいたします。

一読者より。

A. ニーズがありそうなことなら褒めます

いきなり本題から外れますけど、送っていただいたメールからも、この方がご自身でおっしゃるように、非常に気を遣う人であることが伝わってきますよね。特に、本文で書かれていること以外に、誤解を招かないように補足説明を()でしているところ。

例えば、

もうすぐ3歳になる娘と夕食後に夫と三人で戦いごっこをして遊んでいました。(ちなみに娘は保育園で「お喋りが上手」とよく褒められるタイプで性格は温厚です)

この部分は「女の子なのに戦いごっこするなんて乱暴じゃないのか」という指摘が(誰かから)あるだろうことを見越して、会話ができる温厚な子どもであることを触れている。

お疲れ様です。

本題の"子どもが気を遣ってくれた時に褒めますか?"については、ちょっと抽象度が高いので、まずは、この、

余りにも悲しそうな顔で泣くので夫は「やっぱり○○ちゃんが寝てから行くことにするね、でも歯磨きしてから遊ぼうね」と言ってくれました。

※中略

夫の一言でコロッと機嫌が良くなった娘に私が歯磨きをしていると、娘が「パパもう出かけていいよ」と言い出しました。パパが予定を変えてくれたことだけで満足できたようでした。

具体的なシチュエーションで私だったらどうするかといえば、「歯磨きしたあとで遊ぶという約束だったけど、遊ばなくていいんだね?」と確認するんじゃないかなと思います。特に褒めることはしません。

未就学児の子どもは思い通りにいかないときに爆発しがちですよね。

なので、我が家の場合は、遊ぶ前に「●時に寝るから、(例として)戦いごっこはアラームが鳴ったらおしまいorパパが『おしまい!』と言ったらおしまいだからね」と子どもに念押しをしておき、「おしまい!」と言った後でも遊びたがったら、基本的には切り上げつつ、「じゃあ、あと1分だけね」と少しだけ譲歩するという感じで、運用していました。遊びの時間は事前にどれくらい遊ぶかを決めておく。

ただ、例えば、その遊び自体がレアだったり、子どもが色々と不安定な時期であったりすれば、「今日は特別だからうんと遊ぼうね」と特別であることを子どもに伝えて、若干長めに遊ぶ感じにしてました。

それで、子どもが気遣ってくれたらどうするかについては、やってほしいとお願いしていたことをしてくれたときには褒めて、やってほしいとお願いしていないけれどやってほしかったことをしてくれたときにはちょっと褒めて、特にやってほしいと思っていなかったことをしてくれたときには褒めません。

要は、ニーズがあることをしたら褒めるという感じですかね。このニーズというのの線引きは人それぞれでしょうけど、公共の利に適うか、我が家にとって良いことか、本人にとって良いことか、ぐらいに分けられそうな気がします。

特に誰にとってもニーズがないことを頑張るというのは、本人がすることを否定はしませんが、別に親があえて褒めるものだとは思っていません。

先程のシチュエーションだと、歯磨きしてから遊ぶことを約束していたので、約束通り遊ぶのは約束したことであって誰も困らないはずで、遊ばないというのは(もちろん予定を変えなくて済んだパートナーさんからすれば良かったかもしれませんが)特に望んでいることではなかったわけです。だから、私だったら「遊ばなくていいんだね?」と確認するだけで、特に褒めないだろうなと上の方で書いた次第です。

以上、私ならどうするかというご質問なので、私ならこうしてます/こうしてましたを答えました。

ご覧になられた記事と同様に、私が書いていることは、皆がこうしなければならないとか、他人にやるべきものとして推奨しているものではありません。所詮素人が書いていることですし、どうぞ適当に聞き流してもらえればなと思います。子どもの個性によっても親との関係性によってもやり方は変わるんじゃないでしょうか。

人は人、自分は自分ですからね。

「人間関係悪化で仕事を辞め、間もなく結婚と引っ越しを予定。今後の夫との生活に不安と不満を感じる」

今日は、読者からもらったメールにコメントする一人小町です。途中まではメールでのやり取りで、以降はブログでのコメントになります。モヤモヤメールは結構溜まっているので今週は多めに紹介するつもりです。 

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Q1. 夫との結婚生活にモヤモヤ

斗比主閲子 様

はじめまして、久保井と申します。いつも斗比主様のブログやTwitter等とても楽しく読ませて頂いております。

斗比主様の考えやご意見にはハッとさせられたり、共感するところが多く、前々から話を聞いて頂きたいなと思っておりました。話したいモヤモヤが多く、筋道立てて説明するのが下手な上に、ほっこり度は低めだと思いますが話を聞いて頂けましたら幸いです。

人物紹介

先ずは人物の説明をします。

私:30歳、専業主婦、コミュ症腐女子。外面は良いがキレやすい完璧主義者。引き篭もり体質で、遊びにいくのも疲れるから寝ていたいタイプ。

旦那:32歳、メーカー勤務、リア充一般人。性格は穏やかだが適当過ぎる面があり、一人暮らしの家は汚部屋だった。

私は昨年末に職場の人間関係悪化により鬱のような状態になった為に仕事を辞めています。間もなく結婚式を控え、同時に私にとって親戚縁者のいない飛行機の距離の土地(夫の新勤務先)で、新生活をスタートする事になっております。

現在、生活費は折半しています。金銭的には結婚式と引っ越しがある為、正直かなりカツカツです。なので旦那からは「働いて欲しい」とずっと言われているのですが、来年からはひとりぼっちになるので地元の友達と遊びたい、今年は好き勝手させて欲しいという思いから、来年・・・出来れば生活が少し落ち着いてから働きたいと考えております。

夫との生活に不安と不満

本題に入りますが、旦那との生活に不安と不満を感じております。

結婚式の話し合いもこちらから話し掛けても面倒くさそうで「好きにしていいよ」とだけ言われてしまいます。私としてはキチンと二人で話し合い確認し合いながら計画的に決めていきたいのですが、食事を終えるとすぐに寝室でゴロゴロしてしまったり、今日は疲れたからと先延ばしにしたり、食器洗いや洗濯が終わっていない状態で「寝室行こうよ〜」と誘われたり。

そうかと思えば二次会の事は自分で勝手に決めてしまっていて、慌てて「誰が幹事や受付をやるの?」と聞いたところ、夫は「言う必要あるの?」と不機嫌になります。

お互い趣味嗜好や考え方が違うのが分かっているので食い違い自体は気にしないのですが、私の気持ちや意見をかなり蔑ろにしている気がしてならないのです。旦那は弁が立つので口では全く勝てない事もあり、もう良いや勝手にして・・・と諦めてしまっています。

セックス妊娠出産に関しても意見や考え方が合わず、不安しかありません。避妊をしっかりしないので、極端ですがセックスは完全拒否してしまっています。私は子供が苦手で、出産も恐怖でしかなく、孤児院から引き取れば良くない?と考えていて。旦那は子供が欲しい、孤児院から引き取るのも大変だし、出来れば血の繋がった子供が良いなと考えています。前は施設からもありだって言ってたのに。

それなら家事に協力的になって欲しいと思うのですが、現時点では私が専業主婦な事もあり、そこまで協力的ではありません。「やってない」と言っても「俺はアレもコレもやっている」と論破されてしまう。確かにやっているけれど、やって欲しい事ではないといいますか・・・。

私が体調不良の時に食事は作ってくれるけど食器や脱いだ服や鞄は片付けないし、共用スペースに旦那の私物を置きまくるので掃除どころか歩くのも片付けながらだし、どこに片付けたら良いのか分からないし、週一のトイレ掃除はしても毎日の風呂掃除は一度もしたことないし・・・そして髪の毛落ちてるだの私の掃除への文句は言う。

先日は旦那から「仕事が忙しくない今の時点でこれなのに、来年からは激務だからもっと家事頑張ってね」「ちゃんと働いてね」「子供も欲しい」といっぺんに言われてしまい、不安が爆発して深夜に大号泣。「共働きになったら家事は今より頑張れないよ・・・子供が出来たら働けないよ・・・家の事を私に全部任せっきりにしないで」と言ったところ「そういう意図で言ったんじゃない」と言われてしまいました。

私の境遇や考え方が特殊なので共感してくれる友人もほぼおらず「大丈夫だよ〜」と軽く言われて逆に泣いてしまった事も。私の心に余裕がなさ過ぎるのが原因なんだとは思うのですが、「他人からの些細な言動をかなり大袈裟に捉えてしまっているな」「旦那は旦那なりに少しずつ変わっているな」「自分もちゃんと説明したり意見を伝えないといけないな」などと分かってはいても上手く行かない。モヤモヤイライラする。

話がまとまらなくなってきてしまったのですが、客観的に見てどうなのか、この不安や不満をどうしたら良いのか、感情的になっていて説明下手なので何か気になる点があれば教えて頂きたい所存です。自分でもモヤモヤや不安があり過ぎて何がしんどいのか見失っている気がします。

それでは、乱文失礼致しました。

久保井

A1. メールありがとうございます!

久保井さん

メールありがとうございます!

斗比主様の考えやご意見にはハッとさせられたり、共感するところが多く、前々から話を聞いて頂きたいなと思っておりました。

あまり価値観を共にする人は少ないと思っていますので、何が琴線に触れたのか気になるところですが、大変嬉しいです!

話がまとまらなくなってきてしまったのですが、客観的に見てどうなのか、この不安や不満をどうしたら良いのか、感情的になっていて説明下手なので何か気になる点があれば教えて頂きたい所存です。

了解です。よろしければブログでコメントしますね。

topisyu

Q2. 私の事を直接知らない方からの意見が気になります

斗比主閲子 様

早々と返信して下さり誠にありがとうございます。

共感した事ですが、例えば「クラウドファンディングで出産費用を募る大学生をどう思いますか?」について「どうでもいいです」と仰った部分ですとか、実名のスキャンダルは好きではないといったところです。私は発言小町や鬼女速を読むのは大好きですが、有名人のスキャンダルは楽しめない。でも友人の愚痴を聞くのは好きだったりします。

改めて冷静になってから送った文章を読むと、感情的に書き殴ってしまったなという後悔もあったりしますが(例え相手がどんなに理不尽であっても罪悪感を抱く事が多い)、私の事を直接知らない方からの意見が気になるのでよろしくお願い致します。ブログでコメントして頂いて大丈夫です。

久保井

A2. ストレスがあって当然な環境ですよね。感情を吐き出す訓練をするといいかも

ということで、ここからはメールのやり取りではなく、ブログ上でのコメントとなります。

結婚、引っ越し、お金がないという状態はストレスがあって当然

お問い合わせは、

客観的に見てどうなのか、この不安や不満をどうしたら良いのか、感情的になっていて説明下手なので何か気になる点があれば教えて頂きたい所存です。

これとして、まず、外部環境はかなり大変な状況ですよね。

私は昨年末に職場の人間関係悪化により鬱のような状態になった為に仕事を辞めています。間もなく結婚式を控え、同時に親戚縁者のいない飛行機の距離の土地で、新生活をスタートさせる事になっております。

現在、生活費は折半しています。金銭的には結婚式と引っ越しがある為、正直かなりカツカツです。

そもそも結婚をするという一時点での行為がストレスのあるものですし、仕事を辞めているし、引っ越しがあって、引越し先は新生活は知り合いがいないところですし、お金の問題もある。この辺がストレス源になることは以前も紹介しました。

離婚は会社の倒産・親族の死・別居と並ぶ凶悪なストレス源。時にワンワン泣くの超大事 - 斗比主閲子の姑日記

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※表の出典 - 夏目『出来事のストレス評価』(日本精神神経学会)

従いまして、客観的にどうかといえば、少なくとも私の視点では凄くシンドい思いをしているのは環境からすれば当然じゃないかなと思います。

対処としては、もう今さらしょうがないかもですが、できればイベントをコントロール可能なら期間を空けたいところですよね。どんなイベントのストレスもピークアウトすることはありますから。

後は難しい判断は極力しないようにすること。

不安や不満は言語化するのが有効

次に、

この不安や不満をどうしたら良いのか

については、私が言うまでもなく言語化することはとても有効ですよね。今回メールされたように。

できれば信頼できる知人や友人や親族に話すのもいいと思うんですけど、

私の境遇や考え方が特殊なので共感してくれる友人もほぼおらず

ということであれば、日記に書くのもいいですよね。ちょっと気になるのは、

例え相手がどんなに理不尽であっても罪悪感を抱く事が多い

というところです。何があったかは存じ上げませんが、ご自身の素直な心情を吐露した際に、それを他人から否定される経験が結構あったんじゃないかなと推測します。

理不尽な人間に対して嫌だな、不快だなと思うことや、怒りを覚えることは別におかしなことではありません。ご自身が仰っているように"キレやすい"ということであれば、理不尽に対して溜めきらず、小分けで爆発する訓練をされると色々と楽になるんじゃないかなとは思いました。

なお、夫婦関係についてどうするかについては特段ご依頼がないので、あまり詳しくコメントは差し上げませんが、

避妊をしっかりしないので、極端ですがセックスは完全拒否してしまっています。

という状態は、かなり大変な状況だなと私は思いました。

家族計画についてすり合わせをできていないのに避妊をしっかりしないというのは私なら凄く不安です。

締め

以上、読者から頂いたモヤモヤメールと私のコメントでした。

私にメールをされる方は結婚直前直後とか、妊娠中とか、離婚とか、介護を控えているとか、振られたとか、そういう人が多いです。時期的にはストレス多くて当たり前なのでさもありなんですよね。他人にメールで伝えられているだけで解決の道に入っているわけで、たぶん、モヤモヤしていても言葉にできていない人も多いんじゃないでしょうか。

もちろん、そういう時期に人間関係でモヤモヤがあるのもありがちなことなので、人間関係それ自体をどうにかすることを検討しつつも、ライフイベントがある程度落ち着くのを待つのが基本動作かなと思っています。例えば、夫婦ともに転職し立てで、子どもが小学校に入学したとか、そういう時期は辛くて当たり前なので、難しい判断はしない・起きないようにするみたいに。

夫婦関係で問題があったとしても、お互いにストレス過多な状態では、解決する力も出ないし、相手が悪いから相手が変わるべきという議論になりがちです。まずは落ち着いて話ができる時間を増やせるといいなと私は考えています。

ちょっと話は変わりますが、結婚式を控えてウェディングハイになっているように見える人は結構いますけど、シンドい結婚を控えてある意味自己防衛でそうなっているのかもしれませんね。

「言い訳をしないからハリルホジッチ監督とコミュニケーションが上手く行かなかった?」「日本人の言い訳をしない風潮をどう思う?」

今日は時事ネタが絡んだ一人小町です。

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Q.言い訳は良くないという日本の風潮についてどう思われますか?

こちらの記事を読んだ時も思うことがありました。

ハリルホジッチを激怒させた要因は、田嶋会長の”コミュニケーション”(清水英斗) - 個人 - Yahoo!ニュース

日本人は言い訳を恥ずかしい、すべきでないと考えているので、ハリルホリッジ監督とのコミュニケーションが上手くいかない、という内容です。

私も仕事で叱責された時なんかに、こちらに非はないと思っても言い訳せずとりあえず謝ります。言い訳はかっこ悪いと思ってしまうし、でも言い訳せずとも相手が「ほんとは自分が悪くない」と気付いてくれることを願っています(別に気付いてくれなくても平気ですが)。同僚も「それ自分全然悪くないやん」ということで謝っているところをよく見かけます。

漫画や小説、ドラマでも、“言い訳をしないA”と“それに気付かないB”が揉める→真相に気付いたBがAに謝るという展開は多いと思います(読者や視聴者はB気付いて~!と願い、その後Bが気付くととても嬉しい)。日本人の言い訳=悪という文化は結構根深いものがあると感じています。

言い訳は良くないという日本の風潮についてどう思われますか?

一読者より

A.個人を責め、システムの悪い部分を残すと考えています。

「言い訳は良くない」という日本の風潮(という文化)については、物の考え方をある程度共有できているなら有効ですよね。一方で、物の考え方を共有していないとお互いに害になることが多々あると考えています。

もう少し詳しく書きます。

「言い訳をしない」ということは、自分がしでかしたことの理由を説明しないということですよね。理由がなければなぜ間違いが起きたのかは聞き手は不明なまま。同じことがもう一度起きるかもしれないし、自分が被害に遭った説明が得られず消化不良になることも。

そんなわけで、普通に考えれば理由を説明してほしいところですが、理由を説明されなくても納得する人は結構います。とにかく謝られれば納得するのは、問題の責任が個人にあると考えていることが背景にあると私は考えています。

遅刻をしたのは、遅刻をせざるを得なかった状況があったからではなく、遅刻をした本人に問題があると考えている。犯罪を起こした事情は考慮せず、本人が問題だから犯罪を起こすと考える。

問題の原因が個人の性質にあるとすれば、問題が解決するのは個人の自助努力によるものです。自助努力ができる人がたくさんいるのであれば、問題は再度は起きないかもしれません。でも、努力の方向性が違ったり、自助努力ができないorしたいと思わなかったりすれば、問題は再発します。

だから、私は「言い訳をせず謝れば済む」状況は、自助努力ができない人にとって厳しい環境だと考えています。問題を解決し続けられる人だけが気持ちよく生きられる環境。自助努力が出来ない人をキックアウトする環境。そして、システムの改善はなされない環境。

仮に、職場で部下が時間どおりに作業を終えられないことが多いとしたら、私はその部下を「だらしない。次はちゃんとしてね」とは怒りません。「作業の分量に問題があったのではないか」「不明点があって引っかかったのではないか」「作業を時間どおりにする認識がなかったのではないか」といった推測をして、背景を確認していきます。

紹介いただいた記事の中で、田嶋さんという人が、

事実として契約を解除するということを伝え、もちろん選手とのコミュニケーションが足りないというのはお伝えしましたが、実際には総合的ないくつかのことがあるのは事実ですけども、辞めていただく方を傷つけるというよりは、私たちはそこでしっかりと、もう線を引いたということをお伝えすることが大事だと思い、今のようなことを伝えました

と、「理由を説明したら相手を傷つけることになる」と考えるのは、問題が起きた理由は、本人に問題があったからと考えているからですよね。理由の説明は本人がダメだということを指摘することになると考えている。戦略とか戦術とかではなく。これってよっぽど失礼なことだけど、言っている本人は、それがそうとは気付いていないんですよね。

異文化圏の人とこういうディスコミュニケーションを起こさないということだけではなく、同じ日本人でも自分で自分の問題を勝手に解決できる人は必ずしも多いわけじゃないんだから、理由を説明し、説明を聞いたら納得し、個人の努力じゃなくて、システムで解決するようにしたほうが、能力を発揮できる人は多くなるんじゃないかと私は考えています。