こんな話がTwitterでありました。
夜中に子供が泣きながら歩いてたので通報したが・・・ - Togetterまとめ
発端のTweetとそれへの反応
発端となったTweetに書いてある通り、
昨晩110番を利用してしまった。帰宅途中20時くらいに住宅街で結構小さい子(小1~2年くらい)が泣きながら一人で歩いていた。迷子か何かかと思って声を掛けようと思ったが「声かけ事案」とか言われても困るので声を掛けられなかった。かといって放置するのも困るので仕方なく110番した。
— たーさま (@JA1DHJ) 2014, 1月 8
声かけ事案となることを恐れて、通報はしたけれど、交番まで連れていかなかったというものです。声かけ事案とはこういうものですね。
【事件?】最近の「◯◯する事案が発生」まとめ【それとも・・・】 - NAVER まとめ
通報はしたけれど声を掛けなかった理由について、このTweet含めて14Tweet費やしているため、はてなブックマークのコメント欄では、
はてなブックマーク - 夜中に子供が泣きながら歩いてたので通報したが・・・ - Togetterまとめ
「考えすぎではないか」「自意識過剰ではないか」といったものが見受けられます。
この方は、声かけ事案に見られるリスクについて色々想像を巡らせているわけですが、仮に、2ちゃんねるの家庭板脳や小町脳の人であれば、また違った、考えすぎと思われそうな想像をしそうです。
家庭板脳・小町脳による"夜中に子供が泣きながら歩いてたので通報したが・・・"
家庭板脳や小町脳の人が、このような子供を見かけたときにまず考えるのは、「この子供の親は何をしているのか」「親とのトラブルを避けたい」ということです。
住宅街で20時に6~8歳ぐらいの子供が出歩いているとしたら、靴を履いていない、衣服に汚れがあるなどが見られなければ、事件というよりも、親から何らかの仕打ちを受けたのではないか、放置子ではないかと推測します。
仮に、(その親にとっては)躾であったり、特別な扱いではなかった場合、ここで自分が通報をして、この子供を最寄りの交番や警察署まで連れて行くという選択肢を取ると、後でその親から、「なぜ、通報をしたのか」「通報をしたことで大事になった」「近所からジロジロ見られる」「子供が児童相談所に連れて行かれたらどうしてくれる?責任を取れるのか」と難癖をつけられる可能性が出てきます。
あくまで、推測の上の推測であり、自意識過剰ではないにせよ、トラブルに巻き込まれることを過剰に意識しすぎているのではないかというように思われる方はいらっしゃるでしょうが、家庭板や発言小町を読んでいれば、こういう親がいることは知っていますし、リアルで経験したことがある人もいるでしょう。
そういう発想から、同じ状況で、声かけ事案にみなされるリスクが少なくとも、通報に留めて、交番や警察署への連れ添いまではしないという判断をする人はいると思います。
締め
こういうことだから、元のTweetの場合に、子供を交番まで連れて行かないことは正しかったというということを言いたいのではありません。
今回の件では賛否がかなり分かれており、特に強い言葉で否定しているものも見かけます。(繰り返しですが、14Tweet割いているためにそういう反応を引き出してしまっていると思います。) ただ、第三者が後から見ればこうすべきだということでも、厳格なルールでもなければ、人はそう簡単に他人が思う最適解に常に辿り着けるものではありません。
その人の判断は、その人がこれまで見てきた物事に影響を受けるものであり、その場の状況をどう捉えるかも経験値によって変わります。皆が同じ環境と経験があるわけでもなく、違う発想(結論・判断)もありえるのではないかということで、家庭板脳・小町脳的発想を紹介した次第です。