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斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

『姑が息子たちの妻らを酷使してきた結果、妻らがお盆の帰省を辞退した話』を読んで期待すること

エゴサーチに以下のTweetが引っかかったので書きます。

アズマダチ / azumadachi

※禍々しいオーラがある

 

元のTweetは三人男兄弟のそれぞれの妻が義実家に盆暮れ正月無償労働を提供させられ、今年の夏は誰も(恐らく妻だけでなく、その夫も)帰省しなかったというものです。

 

私の機嫌取りのために書かれたものではないので「これじゃほっこり成分が足りない!」と気分を害することなんて当然ないわけですが(気分を害してたらどうかしてる)、「こうなったらもっと嬉しいな」という展開はあります。

まず、三人男兄弟とすれば、そのうちの誰かが「誰も帰省しないのはおかしい!帰省しない連中は血を分けた家族じゃない!!」とはっちゃける展開ですね。妻たちはもちろん血を分けてなんていないし、義実家と結婚したわけではないので、「そんなこと言われても……」と思うわけで、その冷めた妻たちとはっちゃけ実子とのコントラストが美しい。

次に、一人の妻が他の妻たちを抜け駆けして帰省する展開。他の家が帰省するようだと「うちも帰省しないのはマズイかな」という葛藤が生まれます。それがいい。

 

「こんな展開ありえないでしょ」「妄想し過ぎでは?」と思われる方はこのブログの読者にはいらっしゃらないでしょうが、一応補足しておくと、嫁ボイコット後でこの種のはっちゃけ・抜け駆けのどちらかが起きる確率は3割はあると思います。全員じゃないけど、起こりうること。

理由としては、男兄弟はっちゃけは、介護・墓の相続・家督相続に絡むからですね。日本は長男教があり、田舎だと特にその傾向が強いので、長男は家に尽くせという教育がされていることがあります。これが長男がはっちゃける理由。長男がはっちゃけないとじゃあ終わりかと言えば、長男の優遇を横で見てきた次男・三男が「ここで立てば俺も親族から認められる!」とはっちゃけることがあります。恐るべき長男教。

抜け駆けは、生きているうちの経済的支援を期待してのものですね。相続で有利になろうというものもありえる。当然、義実家に可愛がられたら、お金も期待できるという打算が働く。「えー、そんなお金なんていらないよ!」と思う人はいるでしょうが、子どもが大きくなって教育費負担が重くなるとそうも言ってられないと思う人はいます。自分たちに孫が産まれるようだと、その孫可愛さに、相続分を増やして欲しいと思ったり。

だから、義実家が長男教ではなく、経済的に豊かでない場合は、こういった展開にはなりにくいとも言えます。3割という数字も、環境によって変わりうるということ。そう考えると、義実家が長男教であったり、お金を子どもたちにちらつかせたりするのは、実子が自分たちに接点を持たせるための作戦とも考えられる。

 

関係者によって思惑は違うし、関係者も時間が経てば増えていく。だから姑ギャフンのエピソードがそこで終わるかといえば、そこから揺り戻しが起きることはありえます。個人的には、姑ギャフン、揺り戻し、そこからの大団円みたいなものが見たいですね。分かりやすい勧善懲悪ものより、複雑な人間模様が垣間見れるものがいい。