先週ぐらいからTwitterがアンケート機能を提供し始めました。この記事では、自分がそのアンケート機能を利用して、フォロワーさんがどういう人たちなのかをざっくり探ってみたという内容です。ざっくりというのがポイントです。あくまで、ざっくりです。
Twitterのアンケート機能とは
10/22にTwitterが新しく投票機能を公開しました。
これから数日の間に、Twitterの上で簡単な投票ができる機能が追加されます。ツイート作成画面でこの機能のアイコンが見えたら、お試しください。 https://t.co/BpnsRHTeI7 pic.twitter.com/QQiTX6xCzU
— TwitterJP (@TwitterJP) 2015, 10月 21
みなさんのアカウントには新しい投票機能が入りましたでしょうか?まだの方は、数日中に追加されるはずですので、もう少々お待ちください。 投票機能はこんな風にご利用いただけます。 好きなのは…
— TwitterJP (@TwitterJP) 2015, 10月 22
まだ全員が使えるわけではなく、またアンケートを設定できるのはWeb公式版からのアクセスのみで、回答はWeb公式版、公式iPhone版、公式Android版だけとなっています。詳しい利用法はこちらのページでよくまとめられています。
アンケート機能の使い道は?
現状では、選択肢は2択、選択肢の文章も文字数制限あり、画像や動画の添付もできないという状態なので、使い方は限定的です。個人が面白半分に大喜利みたいな簡単なアンケートをするぐらい。
ただ、もう少し、機能が豊富になれば、法人が消費者向けに「このCM、どちらのオチが面白い?」みたいにマーケティングツールとして使われてもおかしくない。今でもTwitterはタイムラインに広告を表示させていますが、投票式の広告を法人向けに販売するということが想像できます。
Twitter Analyticsとの連携で分析する
Twitter Analyticsというアクセス解析機能がTwitterにはついているのですが、これとこのアンケート機能を組み合わせると、このシンプルなアンケートについてもう少し踏み入った分析ができるようになります。
例えば、複数のアンケートをしたとして、それぞれのアンケートが表示された回数と実際の回答数を比較することで、どういう質問については回答が得られやすい(回答者が積極的に答える)なんてことが分かります。
早速使ってみた
前置きはこれぐらいにして、以下が利用してみた結果です。ある程度数を取ったら分かることが増えそうだと全部で15題を1時間弱で聞いています。
投票結果と合わせて、せっかくなので設問の意図と結果への感想も簡単に書いておきます。
- 日時:10/24(土) 午後2時ぐらいから24時間
- 回答者数:70~100人ぐらい
- 質問数:15問(一連の質問と分かるように質問の間は紐付けをしている)
【アンケート】どちらがほっこりしますか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:フォロワーさんの年齢層と婚姻状況をざっくり確認するためのものです。上は若年層・独身者層が選択しやすく、下は中年層・既婚者層が選択しやすそう。後は、このブログにおけるほっこりの意味が伝わっているかということも合わせて確認する意図がありました。
感想:まだ結婚式の方が身近な人が多いかも。まあ、結婚式はトラブルの王様ですからね。帰省よりもエピソードは豊富だからこれは妥当とも言える。
ちなみに、アクセス解析の結果を見ると、約2000の人に表示されたみたいです。RTは1回されていますので厳密なことは言えませんけど、投票率は5%ぐらいと考えられますね。
【アンケート2】どちらがほっこりしますか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:自分のフォロワーさんなら上を選ぶだろうなと念のため確認です。
感想:順当な結果でした。
【アンケート3】どちらを買いますか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:現在電子書籍を執筆中ですので、そのプレマーケティングです。
感想:思っていたよりも紙派が多い。価格差が4倍あって、インターネットユーザーに対してのアンケートなのに、これだけ紙派がいるんだから、まだまだ紙媒体は生き残れそうな気がします。
【アンケート4】どちらが嫌ですか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:夫が医者で、資産が1億円があるという平均的なコマッチャ(発言小町ユーザー)がどれくらいフォロワーに紛れているか確認するためのものです。もちろん下を答えた人がコマッチャです。
感想:32%という数字はかなり高いですね。フォロワーさんには確実にコマッチャがいるようです。
【アンケート5】嫌いな会社の同僚から結婚式に招待されました。さて、どう返事をしますか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:上は控えめな人、下ははっきり言う人。そのままです。
感想:嫌いな会社の同僚からの結婚式の招待にも40%もの人が参加を表明するわけですから、日本の結婚式というのがどれくらい形式的なものか分かりますね! ほっこりエピソードが期待されるわけです。ちなみに、嫌いな会社の同僚から招待された結婚式をどう上手く断るかについては、現在執筆中の電子書籍の中で回答しています。(再び宣伝)
【アンケート6】母親から「いつになったら結婚するの?早く孫の顔が見たい」と言われました。どう返事をしますか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:上は上手くスルーする系、下は客観データで説得する系の回答です。
感想:この手の質問は本気で回答しても結局疲れるだけなので、上が多いのは納得です。
【アンケート8】好きな人ができたかもしれない。さて、どうしますか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:上は消極的、下は積極的ですね。そのまま。
感想:他の設問との比較で見ると、思ったよりも積極路線が多いと思いました。選択肢に問題があるのかもしれない。
【アンケート9】パートナーの行動、どちらの方が許せない?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:いわゆる浮気の定義を確認するものです。肉体的なものと、精神的なものという区分と、一時的なものと恒常的なものとの組み合わせ。
感想:これは本当はクロス集計しないといけないんですけどね。下は自分の友人という関係性だからこそというのもある。
中間過ぎということでこちらのアクセス解析の結果も紹介しておきます。インプレッション数が半分まで落ちていますね。でも、投票数は2/3ぐらいだから、同じユーザーがそのまま答え続けてくれているという証拠かも。
【アンケート10】友達に一人一品持ち寄りのホームパーティに招待されました。さて、どうしますか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:発言小町の定番の炎上ネタです。
感想:ホームパーティに手料理を持参することに抵抗がない人がこれだけいるのだから、フォロワーさんには料理好きが多いのかもしれません。ちなみに、自分のお勧めはトウモロコシご飯です。
【アンケート11】どちらの夢を見ることが多いですか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:受験をどれだけ引きずっている人がいるものかなと。比較的若い人が下を選ぶ傾向があると思います。
感想:ちょっと回答の設計を失敗したかもしれません。回答数が65票と少ない。
【アンケート12】どちらを言われたら嬉しい?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:上はonly oneを褒められるもの。職場がイメージされやすい。下は共感系ですね。家事育児がイメージされやすい。
感想:一緒に仕事ができて良かったとこれからは頻繁に言おう!!
【アンケート13】10年後の未来から、あなたがタイムスリップしてきました。どちらの願いを叶えて欲しいですか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:未来のことを知りたい人は現状に満足している人、過去を知りたい人は現状に満足していない人だろうと考えて、どちらが多いかを確認するものです。若い人ほど過去より未来が気になるというのもありそう。
感想:思っていたよりも未来派が多いので、質問の1番との組み合わせから、比較的若い人がフォロワーさんには多いのかなと思いました。
【アンケート14】どちらを言われたら腹が立ちますか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:どうでもいいことは言われても腹が立たないんですよね。上は自分でどうにかできるもの、下は自分でどうにもできないもの。
感想:「お前のカーチャン、でべそ」がちゃんと破壊力があることが分かりました。"(笑)"の効果もあるかもだけど。
【アンケート15】どちらの情報を信じたいですか?
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2015, 10月 24
意図:口コミか、権威等ある情報かという定番の質問ですね。
感想:何だかんだで口コミは強いですよね。
最後の質問のアクセス解析結果。インプレッションが少し戻っています。でも回答数はほぼ一定。
締め
ちょっと欲張った設問にしたり、設問の意図が分からないものもあったかもしれません。ちょっと反省は残ります。それでも70~100人ぐらいの人にこんなに気軽にアンケートができることに感動しました。
結果からざっくり推測すると、やっぱり、自分のフォロワーさんは発言小町のユーザー層とかなり被っていそうな気がします。これまで、小町の記事をTwittterでシェアした時のクリック数が、自分の記事をシェアした時のクリック数よりも多かったりしたことから、ある程度分かっていましたけど、改めて確認できました。もちろん、回答者数が定まっていないので、かなりざっくりしたものですけどね。
今後は、同じ質問について経年比較をしてみたり、大量にRTされたもの(つまり自分のフォロワー以外の人が回答する割合が高いと考えられるもの)とされないものの比較をしてみたり、色々対照実験をしてみても良さそうです。
世間一般ではなく、自分に対してある程度興味関心がある人がどう考えているかを知られるのはかなり貴重だと思います。