斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

お願いだから既婚者は離婚してから好きな人と付き合って!

離婚協議中でも他の人と付き合うのはまず浮気だから! 「離婚するから付き合って」はゲスだから!(「離婚しないけど付き合って」はそれ以上にゲス)

 

それと、既婚者から「今のパートナーとは上手くいってなくて離婚するから」と口説かれても付き合わないように! 離婚が成立していないのに付き合ったらそれはまず不倫だから ! 配偶者から慰謝料請求されてもおかしくないから!

 

お願いだから既婚者は離婚が成立してから他の人と付き合って!

 

他人の家のことは外野がとやかく言うことじゃないですけどね。既婚者の中途半端な浮気はかなり多くの人を巻き込んで疲弊させるので、ぐっと我慢するか、離婚が成立するまで待ってほしい。人を好きになる気持ちは既婚者でもあるだろうし、相手が同意していない中で離婚を成立させるのは難しいのは分かるけど。

 

以上、本題です。以下、余談です。お好きな人だけどうぞ。

 

 

 

荻上チキさんのSession-22は、愛読しているブログ『発声練習』のnext49さんが紹介されていたのでここ半年ぐらいPodcastで聞き始めた、にわかリスナーでした。

この半年、番組が扱ったテーマは、私がライフワークにしているPTA問題もそうだし( 木村草太さん、大塚玲子さん、レモンさんが出ていて何か嬉しかった。こんな話し方するのかって)、性的マイノリティ、いじめ、表現規制、熊本の震災、保育園の供給問題など硬派なものばかりで、それぞれのテーマに対する荻上チキさんの姿勢も毎回真摯でした。安住さんとのインタビュー企画(?)も面白かった。プロの仕事が見られて嬉しかった。ワクワクした。

事業の黒字化のめどが立たず、TBSがPodcastから撤退をすることになったと聞いたときには残念で、

TBSラジオ、ポッドキャスト終了 10年超の歴史に幕 「収益化のめどが立たないため」 - ITmedia ニュース

TBSラジオ「Podcast撤退」は復活の狼煙:日経ビジネスオンライン

next49さんがCDラジカセを購入されたのを機に、私も同じCDラジカセを購入しました。Session-22を録音して聞きたかったから。

TBSラジオのポッドキャストが終わるのでSony ZS-RS80BTを買った - 発声練習

 

だから、昨日、荻上チキさんの女性関係が報道されたのにはとても驚きました。

私自身は作品を評価するときに作家と結びつけることは多いけれど(私の好きな『ちはやふる』と末次由紀)、作品さえよければ作家がどんな人でも大抵は気にしません。

ただ、荻上チキさんはリベラルな立ち位置で、女性の地位向上、女性が働きやすい社会にすることについても積極的に発言していたんですよね。それが、妻とは別居中だったとしても離婚が成立していないのに、独身女性と同棲していたということだと、これはキツい。口ではリベラルでも、やっていることは保守的な昔の日本のおっさん。日本のリベラルな男性って、でも実際はこんなに保守的だよねという悪例となってしまう。

 

報道された当日である昨日7月6日の番組では、家族や相手の女性を傷つけたことを謝罪し、知人、友人、リスナー、そしてアシスタントの南部さんにも心配をかけたと言い、失った信頼は、仕事をしっかりやって取り戻すとお話されていました。本当に、ぜひ、これはお願いしたいところです。責任編集されている『シノドス』も凄くいい媒体だし、こんなにいいラジオ番組が終わるなんてことになったらもったいない。こちらはCDラジカセを買ったばかりなのに!(これは別にいいけど。久々に伊集院さんを聞きますから)

 

本当にお願いだから既婚者は好きな人がいるなら離婚が成立してから付き合ってほしい。配偶者は余計に疲弊するし、浮気相手は悪役に仕立てあげられる。

 

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

 

※三遊亭円楽さんは炎上を回避できていましたよね。あれは本人のポジション、会見の上手さ、芸人であることと年齢的なものが関係あるんだろうけど、日本社会が男性の浮気には甘いというのもあると思う。

 

参考

別居して離婚協議中だったんだから婚姻関係は破たんしていたんじゃないかという話があります。これはご存知の通り婚姻関係の破たんは認められるのは結構難しいですよね。仲の良い離婚弁護士さんに聞いてみるといいですけど、例えば、

婚姻関係の破綻 [離婚の花道] | いいねを押したい弁護士ブログ

これに対し、離婚原因の有無を争う夫婦間では、別居したというだけでは、婚姻関係の破綻による「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)には当たりません。裁判例をみると、3年程度の別居期間が破綻といえるかのボーダーになっているように思います。平成8年の民法改正案では、5年以上の別居を婚姻関係の破綻に結び付ける考えが提案されていました。

この先生はこのように書かれていらっしゃいます。最近は離婚が認められる別居期間も昔より短くなっていると聞きますけど、それでも半年ぐらいだとかなり厳しい。

荻上チキさん本人による説明記事はこちら。

週刊文春の記事について - 荻上式BLOG

next49さんのこの件に関する記事はこちら。

話題のSession 22味わい深い過去放送 - 発声練習

私は、これでSession 22がつまらなくならなければ、よそさまの家の話なので別になんの感想もない。でも、評論家・コメンテーター・活動支援家としての荻上さんにしてみるとそんなに悪くない話かなと思っている。

弱いところがある(あった)方が追及される相手も話しやすいのではないかという話。これは確かにありそう。その他私も読んだ過去の関連エントリーを紹介されています。

next49さんにはこちらから言及したわけですけど、まさか言及返しがあるとは考えていなかったので、こちらも「なにごとか」と思いました!