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斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「男女のことはどちらが悪いということはないんですよ」

Troubleshooter 小町

英語版人生案内ことTroubleshooterで、ごく当たり前だけど、直球の面白い回答があったので紹介します。

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相談文

まずは相談文から。

TROUBLESHOOTER / I can’t get over my two-timing boyfriend - The Japan News

Dear Troubleshooter:

I’m a woman in my 30s who has a welfare-related job. I’ve lost all trust in people since I learned my boyfriend was seeing another woman.

He’s in his 40s, and we’d dated for nearly 10 years. When I was having a hard time taking care of my sick mother, he came to my house once or twice a month, stayed overnight and listened to my complaints about how hard it was. I was really grateful to him for supporting me. I wanted to marry him.

However, he told me last year: “I’m getting married soon. Please be a good friend that I can give my body and soul to even after I get married.” I refused. Then he started crying and said with tears streaming down his face: “It may not be possible now, but I want to see you again even if it’s after two or three years. I’ll persuade my wife [to allow me to see you].”

(以下略)

30代女性が10年間付き合っていた40代男性に二股されていたという話です。この相手の男性の発言が実に素晴らしいので、ざっくり訳して紹介しますと、

「今度結婚することにしたけど、君にはこれからも心と体を捧げられるいい友人でいて欲しい。え、嫌だって!?時間はかかっても妻はちゃんと説得するから!!」

というものです。これを涙流しながら語られた相談者さんの心中は察して余りあるところがあります。

 

回答文

そして回答文。回答者は、随筆家の出久根達郎さんです。ド直球です。

You had a terrible time, indeed. But when it comes to the relations between a man and a woman, neither can blame the other. It takes two to tango. So just think that you learned an important lesson from this experience, give him up and forget about him.

Even if you tell people how unfaithful he was to you, he probably won’t be hurt by it. People would probably just look down upon you for dating such a man.

I’d say again you two are pretty much the same. The relations of a man and a woman are always that way. The personality of the man you choose just reflects your own personality.

(以下略)

「大変だっただろうけど、男女のことはどっちが悪いということはないんですよ」から始まります。そして続くのがこれです。

「彼が不誠実だっと誰かに言っても、彼が傷つくことはないですよ。逆に、そんな男と付き合ったということであなたが馬鹿にされるかもしれない」

「あなたが選んだその男性の人間性は、あなた自身の人間性をただ反映しているだけなんです」

これを読んだ相談者さんは読売新聞を破り捨てるか、相当落ち込まれるでしょうね!

 

締め

この出久根さんの理屈を、何でもかんでも当てはめてしまうと、例えば犯罪絡みだったり、DVがあっても、「それは付き合ったあなたが悪い」みたいな質の悪い自己責任論に展開してしまいます。

そういうケースに当てはめるのは良くないんですが、常識的な範囲での男女関係というのは、どちらかに一方的に責めがあるわけじゃないとはその通りですよね。

10年間結婚せずに付き合ったのも相談者さんだし、性行為目的で家に泊まりに来た相手を愚痴を聞いてくれる相談役として重宝したのも相談者さんです。

だから、このケースで「この馬鹿男はこんなこと言ったんだよ、酷くない?」と周りに言っても、周りから心底同情されることは期待しにくい。

夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが、痴話喧嘩も傍から見れば大抵はどっちもどっちなんですよね。