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斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

恋愛結婚はまだまだ当たり前。終焉するのは「結婚が当たり前」だった時代

恋愛をしないと結婚ができないという固定観念に疑問を投げかけ、恋愛結婚が当たり前だった時代が終焉を迎えているという記事を読みました。

 

恋愛が結婚のプロセスとして必要なことを問題視するのは、個人の意見としてはあるとは思いますが(私もそう思います。理由は後述します。)、恋愛結婚が当たり前だった時代が終焉しているという認識は違うのではないかと思います。なぜなら、恋愛結婚で結婚している人はまだ多数派だからです。

根拠となるのは、国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに実施している『出生動向基本調査』。

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※出所:第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)|国立社会保障・人口問題研究所

(サンプル数が足りているかどうかは専門家に任せるとして)恋愛結婚が見合い結婚を抜いたのが1965年~1969年ぐらいのことです。そこから2005年~2009年の調査まで、恋愛結婚で結婚したという人は増加し続けて、88.0%にまでなりました。2010年~2014年の調査では少し下がりましたけど、87.7%と、まだ圧倒的多数派です。

結婚相談所経由の結婚はお見合い結婚に含まれています。結婚に占める恋愛結婚の割合はまだまだ多いと考えられます。

 

恋愛する人自体が減っているのはその通りなんですよね。

先日発売した私の本でも、未婚で彼氏がいない女性が途方に暮れているというエピソードに対して、未婚者も増えているし、彼氏がいない女性も増えていることを紹介しました。

2015年の調査では、男性で7割、女性で6割が異性と交際していません。つまり、彼氏がいない、彼女がいないというのは、独身男女の中ではマジョリティ(多数派)なのです。

(p.70)

独身男女の中では、(同性は別として)異性の交際相手がいないことは当たり前になっています。恋愛をしている独身男女はマイノリティです。

 

じゃあ、恋愛をしていない男女が増加しているからといって、恋愛をしない形での結婚が増えているかといえば、統計上はそんなことはなさそうなのは、最初に紹介したとおりです。

将来のことを考えると、たぶん、結婚の中では相変わらず恋愛結婚の割合が高いままなんだけど、恋愛する人自体はさらに減っていくから、最終的には結婚する人自体が減少していくんじゃないかと思います。随分前から未婚率は上昇しているので、もうそうなっていると言っちゃってもいいんでしょうけどね。

 

というわけで、「恋愛結婚が当たり前」だった時代が終焉しているのではなく、「結婚が当たり前」だった時代が終焉しているんじゃないかと私は考えています。「専業主婦世帯が当たり前」じゃなくなったのと同じように。

 

以上、本題です。以下、余談です。

 

 

 

余談

余談として、冒頭に触れた、私が恋愛が結婚のプロセスとして必要だという考えが、必ずしも正しいと思っていない理由を書きます。別に難しい話ではなく、結婚のメリットを享受できるかを恋愛で必ず確認できるわけではないからです。

 

結婚ってメリットがあってするもので、実際メリットがあると思っている人はまだまだ多いと思います。

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※出所:第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)|国立社会保障・人口問題研究所

結婚のメリットとしては、子どもが持てる(持ちやすい)とか、安らぎが持てるとか、経済的な余裕が持てるとかが挙げられると思いますが、恋愛プロセスでこれがなかなか確認できないんですよね。

 

恋愛って、比較的、短期決戦じゃないですか。そして、恋は盲目と言うように、相手の悪いところは目に入らない傾向がある。

「子どもは欲しい?」って聞くと相手が引いちゃうかもしれないって自分から聞くのを自粛したり、お互いの揉め事を調整する機会は恋愛中だと乏しいし、相手の正確な年収とか借金の有無だって聞きにくい。

まあ、恋愛していなくても、子どもが欲しいかとか、揉め事の調整能力とか、お金周りのことは分かりにくいんですけどね。ただ、恋愛したから確認できるかといえば、そういうことでもない。

だから、恋愛プロセスが結婚に必須だという考えはどうかなと私は考えています。それより、シェアハウスで一緒に暮らしてみるほうがいい。こっちはこっちで簡単じゃないですけどね!

 

ちなみに、この相手と結婚して、結婚のメリットを享受できるかどうかを確認する方法については、先日発売した紙の本でかなりのページを割いて書いてます。関連Q&Aとしてはこんなところです。

Q3. 私の年収の2倍以上を稼ぐ彼はデート代を割り勘か少し多めに出すだけ。愛がないのかと不安になります。

Q6. 家事の分担などに理解がある同じ歳の男性(年収は私と同じくらい)と、家のことは女に任せたいタイプの8歳年上男性(年収一千万円以上)、どちらと結婚する方が幸せになれますか?

Q10. 結婚予定の彼のご両親がある宗教を信仰しています。私や将来の子どもも入信を求められるのではないかと不安です。

興味を持った方はぜひ手にとってみてください。

私って、甘えてますか?

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