斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

子どもたちがどうやら「漫画好き」になってきたので、意識してやったことを書いてみる。

こんなTweetを見かけました。

漫画が読めなくてヤバいとは思わないですけど、確かに漫画を読むにはそれなりに漫画の文法を理解しておいたほうが入りやすいですよね。

我が家の子どもたちはみんな最新の漫画を読めているようなので、うちの子どもたちが漫画読みになった経緯っぽいことを書いてみることにします。

なお、この記事は、このしんざきお兄さんの記事のオマージュとなります。

子どもたちがどうやら「本好き」になってきたので、意識してやったことを書いてみる。 | Books&Apps

うちの子どもたちが漫画読みになった主要なところは以下の3点です。

  • 絵本、漫画の読み聞かせをした
  • 図書館、児童館を使い倒した
  • 親の漫画で、子どもに読ませてもいいものは子どもの手の届くところにさりげなく置いておいた

順番にいきます。

絵本、漫画の読み聞かせをした

漫画読みにさせる目的でというわけではないんですが、絵本の読み聞かせは生後首が座ってからずっとしています。

読み聞かせの効用としては、親との愛着関係の構築だけではなく、文字を理解すること、ストーリーを理解すること、創作物の暗黙のバックグラウンドを理解することにも繋がると私は見ています。

例えば、忍たま乱太郎の絵本を読み聞かせで読んでいたら、忍者の世界への理解が広がるため、NARUTOや地獄楽やカムイ外伝を読んだとしても入りやすいですよね。

[第壱話]地獄楽 - 賀来ゆうじ | 少年ジャンプ+

漫画は過去の童話等をベースにして作られていることもありますから、日本昔ばなしだけではなく、アンデルセン、グリム、イソップなどの洋の童話、後は、現代の国内外の絵本作家の作品に子どもたちが触れていたのは、漫画読みになるために有効だったんだなと思います。

 

また、絵本を卒業する年齡になっても、活字だけの本の読み聞かせは続けています。一人ででも勝手に活字だけの本は読みますが、自分で漫然と読んでいると読めない単語や理解できない文章をすっ飛ばしちゃいますからね。

一定の語彙や法律や政治などへの理解がないと、HUNTERXHUNTERのような漫画は読めてても理解が難しい。

HUNTER×HUNTER 暗黒大陸編を図解してみた #ハンターハンター図解|チャーリー|note

最後に、漫画の読み聞かせもしていました。漫画形式に近い、吹き出しがついている絵本(原ゆたかさん系統)から入り、ルビが振られている漫画(ドラえもんなどの小学館系統)を読みました。絵本に慣れている分、難なくドラえもんは読んでくれました。

最近の絵本だと、ヨシタケシンスケさんの絵本やおしり探偵シリーズなんかも漫画に近いところはありますよね。漫画への入りになると思います。

図書館、児童館を使い倒した

普通の漫画は図書館ではありませんが、ドラえもんやちびまる子ちゃんは大抵の図書館で借りられるんですよね。あとは、幼児向け雑誌も最新号含めて置いてある。幼児向け雑誌には大抵漫画がついています。

子どもの読み聞かせ用の本と合わせて、そういう漫画本を一緒に借りておいたら、子どもから「次のドラえもん/ちびまる子ちゃんも借りてきて」と言われるようになりました。

後は、児童館も使い倒しています。児童館には漫画コーナーがあって、ここにはコロコロコミックだけではなく、ちゃおなんかも置いてあったりするし、結構な種類の漫画が揃っています。私も子ども時代によく通っていました。

親の労力さえ割ければ、漫画を楽しむための環境というのは日本には揃っていると私は考えています。

親の漫画で、子どもに読ませてもいいものは子どもの手の届くところにさりげなく置いておいた

ここまでは子ども向けの漫画で、ここからはちょっと背伸びした漫画への触れさせ方になります。

私もパートナーもそれなりに漫画は読みます。読んだ本のうち、子どもに読ませてもいいと思えるものは、本棚の子どもが手に取れるところに置いておきました。読むか読まないかは本人の自由で、特に推奨もしません。

最近、子どもが勝手に読んでハマった本としては『Dr.STONE』と『サトコとナダ』があります。科学好きなので『Dr.STONE』にハマったのは分かるんですが、『サトコとナダ』を好きになったのはちょっと驚きました。子どもが楽しむにはハイコンテクストなので。気になる方は以下のサイトで試し読みができます。

Dr.STONE|無料・試し読みも【漫画・電子書籍のソク読み】dokutahsut_001

セルフィー -『サトコとナダ』ユペチカ | ツイ4 | 最前線

何を読ませていいかは親の各人の判断ですが、私が『約束のネバーランド』を置いてたら、まだ早いとパートナーにどかされてしまいました。個人的にはそろそろ『機動警察パトレイバー』を置きたいところです。

大人になった今でも、現実の人々の物語と同様にフィクション作品を楽しみ、影響を受けています - 斗比主閲子の姑日記

締め

以上となります。

他には、勉強のご褒美にブックオフに連れて行って好きな本を買っていいとかやってたりもしますね。子どものお小遣いとは別、漫画も買ってOKとしています。

もう少し、大きくなったら、本屋とか電子書籍で月にいくらぐらいまでなら好きに買っていいというようにしようかなと思っています。

サトコとナダ(1) (星海社コミックス)

サトコとナダ(1) (星海社コミックス)

 

※面白いよ!