斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

なぜ小学校のクラブ活動の備品を買うためにお金を出し合うのではなくバザーをするのか

このTwitterのまとめを読みました。

小学校のクラブ活動で「5万円の備品」を購入するために保護者50人を1週間前から何度も動員してバザーをし、豚汁とぜんざいをふるまって…非効率?交流目的? - Togetterまとめ

バザーに絡むモヤモヤや多分起きるだろうちょっとした揉め事を考えると、ほっこりしますよね!

それはそれとして、なんで、親からカンパを集めるんじゃなくて、バザーをやるかといえば、

  • お金を集めるのは誰か払わない人がいると払った人が不公平。でも、みんなでバザーをやるのはみんな参加するはずだから公平。
  • お金だけ出すのは汚いイメージがある。
  • 前例があるから。

という感じの話が出て、なし崩しで面倒な方向に話が進むからです。お金で解決したほうが効率的なんですけどね。お金に色はないんだけど、ギャンブルみたいに楽に稼いだお金は汚くて、苦労して集めたお金は綺麗だと思う人が結構いるのも背景にはあると思う。

「お金を出して解決したらいいのでは?」というと「貧乏な家庭もあるよ!」という疑問を持つ人はいるかもしれません。でも、実は話は逆で、貧乏な家庭はちょっとしたお金と労働力なら、労働力のほうがもっと出せない可能性が高いんですよね。貧乏暇なしというやつです。

時間をかけることはお金をかけることと同義です。でも、長い間、専業主婦を学校活動でタダ働きさせてきたから、学校では親が提供する時間の価値が限りなく安く扱われているところがまだまだあって。

たぶん、共働きが進み、男女の賃金格差が減っていけば、親の労働力を湯水のように投下する学校活動は減っていくんじゃないかなと私は考えてます。

ああ、あと、

社会全体として長時間労働が悪だというのが広まるのもいいですよね。時間は誰にとっても等しく有限です。