斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

元同僚のダイエッター、同窓会で「前菜だけで私の一日の炭水化物の摂取量を超えている…」

今日は読者からのモヤモヤにサクッと答えます。

 

万年ダイエッターの元同僚にモヤモヤ

トピシュ様

タピオカと申します。いつもTwitter、ブログ、web連載を楽しく拝見させて頂いております。少し前のもやもやを送ります。もしお時間あれば読んで頂けますとうれしいです。

私は数年前に転職をし、その後前の職場の方とはメールのみで会ってはいなかったのですが、久々に同窓会をしましょうということになりました。お店は私が候補を出し(イタリアン、中華などジャンルは色々)、みんなの意見をすり合わせ、その結果フレンチレストランでランチをすることになりました。

で、当日。

ちなみにそのお店はかなりの人気店です。席につき運ばれてきたのはさつまいもを使った前菜。この前菜はお店の名物、人気料理で、食べログなどにもこの料理についてよく書かれています。すると、メンバーのひとりが「前菜だけで私の一日の炭水化物の摂取量を超えている…」と手をつけず。そんな感じで肝心のメインも半分残しました。量を調節できる料理もあったので、食べられないなら少なめを希望すればよかったのに…。

Appetizer

※それをすてるなんてとんでもない!

彼女は万年ダイエッターなので、かなりきっちり食事制限を、というか私からみたら偏った食事を昔からしています。(炭水化物はめったにとらない、海藻ばかり食べる、など)

それは別に個人の自由なのですが、数年ぶりの会合にも関わらずこんな感じで、お店の方にも幹事にも失礼だなと思いました。久々の会合のときぐらい糖質制限はしなくてもよいのでは…ともやもや。ちなみに昔からこんな感じの人だったのでほとんど一緒に食事に行ったことはありません。同窓会だったので会うことにしたのです。

 

今、こんなことでいちいちもやもやしたくない、もっとおおらかでいたい、今後こういう方とはどうつきあうべきかで悩んいます。彼女とはもう今後は積極的には会わないと思うのですが、こういう人は他にもいますし、いちいち腹をたてたり悲しい気持ちになるのは疲れます。他人を変えることはできないし変えるつもりもないです。

今回のことで、食事は誰と食べるかが重要だなと感じました。私はグルメとまではいきませんが、昔からレストラン巡りが好きだったり食べることは好きです。そのせいかダイエッターの彼女に比べればぽっちゃり体型です。彼女は太ることを悪だと思っているので、それが私の存在を否定されているように感じてしまうというのもあるかも?、とこの文章を書きながら思ってきました。

自分を正当化するわけではないですが、今の世の中、体型にとらわれすぎない自由さ美しさがあるという考えがひろまりす生きやすくなっているというのに、彼女の考えって随分古いし息苦しいなーと思うのです。

今後このような場合どんな風な考えをもてば自分が楽になれるのかお聞きしたいところです。厳しい意見でも結構です。お時間あれば読んで頂けますとうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

タピオカ

 

なぜそのダイエッターは店選びにOKを出したのか

一般論に入る前に、なぜ、結構強烈なダイエッターがいるのに、フレンチを食べに行くことになったのかが気になりますね。大体、フレンチって高カロリーじゃないですか。嫌なら事前に違う店を提案すれば良かったし、当日もタピオカさんが言うとおり量を調節することはできたわけで。

事前に何も言わずに、いざ目の前に食事が出てきて、それが人気店の人気メニューなのに「前菜だけで私の一日の炭水化物の摂取量を超えている…」という発言をわざわざ言うとしたら、結構周りと軋轢を起こしている人物なんじゃないかなという気がします。太ることを悪だという価値観もたぶん口に出しちゃっているんじゃないでしょうか。

 

他人の不愉快な言動は自分への攻撃ではなく、その人の悲鳴と考える

そういう意味では、こういう人に会ったら「大変そうだな」と考えるのが、

今後このような場合どんな風な考えをもてば自分が楽になれるのかお聞きしたいところです。

このお題への回答となります。いつものアンガーマネジメントの発想ですね。他人の言動を自分への攻撃と受け止めず、その人が悲鳴を上げていると思って眺める。この元同僚の場合は、久々の同窓会でも上手く振る舞えていないので、実際に悲鳴を上げている感じはします。この生き方してたら大変ですよね。せっかくの同窓会、せっかくの有名店のフレンチなのに。

 

締め

アンガーマネジメント的にはこれが正解だとして、この食事の場で「えー、こんなに美味しいのに食べれなくて可愛そう!」「このお店、苦手だったなら事前に言ってくれてたら良かったのに。ほんと、奥ゆかしいんだから!!」などというと、マウンティング合戦が始まります。「いつも思ってたけど、あなたの考え方、古臭いよね」でも、マウンティングになります。

マウンティングの上にマウンティングが、その上にマウンティングが乗っかっていくというマウンティング合戦は、傍目で見る分には楽しいですけど、やっている当人たちは結構苦しいものです。最後のマウンティングが自分で勝った気持ちになっても、それまでのやり取りで疲弊はしますしね。

ついつい相手にマウンティングしたくなったら、「うわー、ヤバい、ヤバい!」と思い、一旦深呼吸したいところですね。