斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

家庭内トラブルは人を知る手段

先日の記事(モヤモヤを提供していただけますか?)に対して、早速沢山のお題を頂きました。idコール、ブクマコメント、メール、Twitter全てでご要望いただけるとは思っておらず、ホクホクしています。ありがとうございます。

いつまでも募集中ですが、早速最初のお題に答えます。

id:meerkat

トピシュさんはいつもブコメにkwskを残されるのですが、なぜそんなに家庭問題が好きなのでしょうか?もし過去に綴られていなければ、そのへんを教えてもらいたいです。 2013/12/05

はてなブックマーク - meerkat00 のブックマーク - 2013年12月5日

これは、熱心なid:hagexファンであるid:yuta25さんとギークハウス在住のid:Ni-njaさんにもスターを押されており、最多得票ということで選ばせて頂きました。

確かに、topisyuはHagexさんのBlogや発言小町や井戸端会議など家庭内トラブルの読み物が大好きです。自分語りは面白いコンテンツだと思っていないので書きませんでしたが、そういう質問は時々見かけますので、topisyuがなぜ家庭内トラブルが好きか説明します。

ちなみに、凄く気持ち悪い内容なので、id:meerkatさん含めて、誰にもお勧めしません。今までのtopisyuの文章の中で一番不快なものになりますから、読まない方がいいですよ。忠告しましたからね。

http://www.flickr.com/photos/46665196@N03/8567066623

photo by rifqi dahlgren

 

 

kwskの回数

そもそも、kwskというのが意味がわからないかもしれませんので説明しますと、kwsk=詳しくです。恐らく2ch発のインターネット用語で、何かを詳しく教えて欲しいという時に使います。同様のもので、ktkr(来た、これ=思ったものが登場した)や、yktk(ワクワク、テカテカ=ワクワクしてたまらない)というのもよく見かけます。

ちなみに、topisyuはネット上で、kwskはこんな感じで、はてブでは3回、

はてなブックマーク - 元トピ職人のブックマーク - マイブックマーク全文検索 - "kwsk" の検索結果 - 

Twitterでは10回呟いています。

トピシュ(@topisyu)/「kwsk」の検索結果 - Twilog - 

大体、家庭内トラブルの芽を見つけた時、当該対象者に質問するときに使用しています。

 

子供の頃からウォッチャー

topisyuは子供の頃からずっと周りを観察し続けてきたのですが、特に小学校六年生の頃に同級生や先生の家庭内トラブルを知る努力をし始めたと思います。

観察自体は物心ついた小学校二年生ぐらいからの習慣でした。友達の自分への接し方が友達の友達への接し方とどう違うか、何が要因なのかを知ろうとしていました。

それが小学校五年生ぐらいで少し発展して、周りの同級生がこんな時にどう動くかを見るようになりました。ある程度法則性が見えたので、範囲を広げて見たわけですね。そうすると、今日は特別に機嫌が悪い、この内容には敏感に反応する、なぜか特定の対象を嫌悪するといったことが、目に入ってきます。

こういう特殊な状態がどうして発生しているのか、本人に色々質問してみるも、本人も言語化できないようで、なかなか分かりません。

 

家庭内トラブルに興味を持ち始めたきっかけ

小学五年生のある初秋の日、"同級生の男子と上手くコミュニケーションができない友人"の家に、遊びに行く機会がありました。2Kの平屋で、友人はお兄さんと同じ部屋だったのですが、窓ガラスはダンボールで穴が塞がれていて、壁がボコボコになってたんですね。それで、理由を聞いて見たら、お兄さんが荒れているようで物に当っているということでした。

更に、どうしてお兄さんが荒れているかを聞いてみると、どうやら水商売をしているお母さんの今の彼氏がtopisyuの友人含めてお兄さん何かにも暴力を振るっていたようで、その後によくお兄さんが荒れるそうです。

それで、「これだ」と閃きました。その友人が男性と上手く喋られないこと、男子の暴力に極度の嫌悪感を示すことは、これが原因ではないかという仮説が立てられたんですね。

 

友達全員と先生への応用

当時は学級委員長と児童会長をしていて、友達の親の信頼も厚かったため、友達の家に行くと親御さんからは歓迎されました。子供の素行を相談されたりして、積極的に親と交流する中で、本人を見ていて分からないことは、家族関係を見ると分かることがではないか、もしかしたら家族問題が人格形成に与える影響は大きいのではないかと、応用可能性があることに気付きました。

学校の先生については、いつまでも独身だけれど出世意欲が強い担任の先生が一体何が目的で生きているのか気になり、その先生の親の話をPTAから聞くことがありました。どうやら相当な教育ママだったらしく、それが今の彼に影響を与えている可能性は大きそうだなと思い、大人にも適用することに思いつきました。

 

長年の蓄積と発言小町との出会い

こういう家族から周りの人間を見るという手法は中学生ぐらいで確立しました。もちろん、100%家族が本人を決めているなどとは考えていませんでしたが、理解する助けにはなってくれました。

大人になり、観測できる情報の範囲は広がる中で、変わらず周りの人間の家庭内事情をウォッチするようにしていました。

それが、ある時に、手段と目的が逆転しました。

人をもっとよく知る視点を得るために家庭内トラブルをインターネット上で探していたら、家庭内トラブルの塊みたいなサイトが目に入ったのです。発言小町でした。

数々の家庭問題が相談され、回答が数珠なりでされる……、そんなものをずっと眺めていたら、気付いたら、人のことを理解するより、家庭内トラブルをチェックするために発言小町を読むようになっていました。

手段と目的の逆転です。

自分の中で何が起きたかはよく分かりません。二世帯住宅化が目前に迫り、自分自身がそういう家庭内トラブルに放り込まれるようになったからというのが有力な気がします。

 

締め

話が長くなり、自分語り要素が増えてしまって大変恐縮ですが、こういうことです。kwskしているのは、その方の行動原理を確認したいというより、最後に書いたように純粋にその家庭内トラブルを楽しむことが目的です。小町を見ているのと同じ感覚。

今は、人を理解するということについては、家庭内トラブルをチェックするのではなく、ある事物に対する反応を見る(心理学用語の『投影』みたいな感じ)ことの方が多いです。これのほうが、本人に質問したり、直接家族に会わなくても済むので。

分かった気になっているだけかもしれませんけどね。