毎週恒例『ずっ独』への感想です。
ずっと独身でいるつもり? (65) 結婚は「勢い」? | マイナビニュース
一点の迷いもなく「産みたい」とか、「自然に任せる」と言えない女にとって、「出産」は、結婚に対する勢いを大きく失速させる、大きな要因ではないかと思います。
今回は結婚には勢いが必要とされているけど、その勢いを減退させるものがあるんじゃないかという話で、例として出産が挙げられています。
恐らく、出産含めて結婚ではややこしいことが多いから、全部クリアーしようとすると大変なので、結婚には勢いが必要ということだと思いますが、何にせよ、出産は簡単な行為ではないのは同意するところです。
出産が不安だから、出産後の生活が想像つかないから、取り返しがつかなくなるから出産をしたくない、故に結婚をしたくないという人もいるでしょうし、出産を条件として結婚するという人もいますよね。仮に出産しない(子供を作らない)としても、パートナーとの間で話題に上ることはある。
結婚のハードルを下げる『できちゃった結婚』
そんな結婚のハードルと考えられる出産を、結婚をする勢いを強める推進剤として利用することがあります。できちゃった結婚です。
できちゃった結婚は無計画性と結び付けられがちです。そもそも、婚前交渉がふしだらだとか、お腹が大きい中で披露宴をするなんてはしたないとか、まあ、悪く言われます。
でも、できちゃった結婚は、妊娠というイベントの計画の立てにくさがあるからこそ、あえて、戦略的に選択したものということもあります。不明確なことがあるから、それを明確にする。そう考えればできちゃった結婚は合理的な部分があると思えませんか。
できちゃった結婚をする年齢としてはは、20歳前後と30歳以降で大きく二つのコブがあるのは有名です。このうち、後者の集団では、意図的にできちゃった結婚を実現したケースは多いと思います。(データはないので推測です。)
結婚しても子供ができるか分からない、だったら子供ができてから結婚すればいい、そういう発想。専業主婦を戦略的に選択する人がいるのと同様に(戦略としての専業主婦 - 斗比主閲子の姑日記)、戦略的にできちゃった結婚を選択する。
ハードルがあるなら、そのハードルをいかにクリアーするか。現実的に考えた結果として、ある取り組みがされていると考えると、また違った視点が得られることもあるかなと思います。